物を拾うと姿勢で腰の後ろが痛む人必見!柔術ムーブ~お尻歩き~

こんにちは。
奈良県生駒市にあります、はぎの台整骨院です。

この時期は、進学に就職や転勤などで大きな荷物を動かす機会が増えます。そんな時に必ずご相談が増えるのがギックリ腰をはじめとしたお腰の痛みです。
このように何か物を拾いあげるためにかがんだ時に腰を痛めてしまう方には、ある特徴があります。
その悪いクセを改善し、腰痛を起こりにくくする動画を添えておりますので、お腰の後ろに不安のある方は、是非とも読み進めてください。必ずお役に立てると思います。

前にかがむ時の身体の動き

まずは構造からご説明させていただきます。
人間の身体は、お尻やお腹、つまり身体の真ん中に近い部分に大きな力を出す筋肉が備わっています。たとえばスポーツテストで行ったことがある握力と背筋力で考えると、圧倒的に数字が違うことからもご理解いただけるかと思います。

また骨の構造もお尻回りにある股関節は大きく動かせるようになっていますが、背骨から構成される腰はわずかに前後に動かすことが出来るだけです。

そのような構造になっていますので、前にかがんでお荷物を持ちあげるといった、強い力を必要とする動きの場合は、大きな筋肉で大きく動かせるお尻回りを使うことが必要不可欠と言えます。

痛くなる方の特徴

前述した通り、大きな力が必要な時のポイントは「お尻」です。
つまりは身体の中心部分が先に大きく動き、先端は後付けで補助的に動いていれば、正解という事になります。

しかしながら、前にかがむと腰に痛みが出る方は、お尻がうまく使えていません。原因は骨盤の傾きや、脚の筋肉の低下、肥満によるものなどいろいろありますが、どなたもお尻の柔軟性を欠いていることがとても多いです。

くしゃみで頭が思いっきり大きく動いた時や、少し遠くある物を取ろうと腕から動かしたときに、ギクっとした痛みが腰に走るのは、こういったメカニズムから起こっています。

お尻の柔軟性を上げることで、今までよりもかがみやすくなり、結果としてお腰にかかる負担を減らすことに繋がります。逆に言えば、お尻が硬いままでは、同じ動きをする度に、腰に痛みを感じ続ける可能性が極めて高くなります。

お尻の柔軟性を上げて、正しい使い方を憶えましょう

ここまでお読みいただけた方は、お尻の重要性をご理解していただけていると思います。股関節の使い方はスポーツでも、普段の生活でも大切なはたらきをしてくれています。これを機に股関節の柔軟性を手に入れて、腰痛が起こりにくい身体になっていただきたいと願っています。

動画を参照の上、以下の注意点に気を付けて行ってください。

☑常に息を止めずに行う
☑お尻の下から太ももの裏にストレッチを感じる
☑かかとを動かさない
☑胸と太ももをくっつけておく
☑足首を立てたまま行う

慣れてくれば床とお膝の裏のスペースが小さくなってきますので、最初から歯を食いしばって無理やり頑張らないようにしてください。大切なのは継続することですので、絶対にスタートダッシュしてはいけません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
柔術では基礎練習として行う「お尻歩き」を使ったムーブは、ただお尻を伸ばすだけよりも、お尻が下がっていく動きが伴うことで、より実践的な効果が見込めます。

実際にかがむ時は、お尻と脚の距離は逐一変わっていますし、荷物を持ち上げるとかがんだ時よりも上げる時はさらに重たくなります。
お尻の筋肉が柔らかい状態であれば、かがみやすくお腰に必要以上の動きを強制することもありません。また持ち上げる時もお尻の筋肉に余裕があるので、大きな力を発揮できるのでラクに持ち上げることが出来ます。

特に「中腰になるのが怖い」といった方には、是非ともお尻歩きをお試しいただきたいと思います。お尻の柔軟性が高まり、動かしやすくなることでかがむ動作もラクに行えるようになります。

動画を見てくださり試したてみたけれど、思ったように改善できない方は、お気軽に当院にご相談ください。
最後までお読みになってくださり、ありがとうございました。この文章があなたのお役に立ちましたら嬉しいです。


はぎの台整骨院
0743760030
https://www.hdbdw.work

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?