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その気持ちわかるなぁ。『ほっといて欲しいけどひとりはいや。』を読んで


タイトルを見たときに「その気持ちわかるなぁ」という共感から手にとった本です。

人との距離感は、人によって異なりますよね?

距離感が近くてもまったく同じとういうことはありません。

「今日はそっとしておいてほしい」「一人でいたい気分なのになぁ」など

人間関係に少し疲れたという方におススメの本です。


著者は幼い頃から群れに混じるのが苦手だったそうです。

集団の中にいるとどこか無理をしている自分がいたそうです。人と会うことも苦痛を感じるときがあったそうです。

無理をしていることに嫌気がさしたことをキッカケに、自分と向き合うことで人に会っても消耗せずに自分の生活とのバランスを保つための対処法を探し出しました。

著者オリジナルの人間関係対処法を公開してくれています。

ポイントとなるのが『みんながいいというものが、必ずしも自分にもいいわけではない』ということだと思います。


3つの章に分かれています

①近すぎず遠すぎず
・人間関係ミニマリスト
・私に合わせていただけますか
・探すと見つからないヘアピンのような人 など

②全員と仲良くしなくても大丈夫
・嫌だと言ったら嫌なんです
・目には目を、人には人を
・クールじゃなくても大丈夫 など

③人にはいつだって人が必要
・適当に近くない距離
・いなくてはならない人なんていない
・友情とはなんぞや など


その中に1つに
「関係を信じても、人は信じるな 」が特にわたしには印象的でした。

私自身を含め、人というのは弱くて信用できない存在だと思うから。
生存のためならいくらでも信念や立場を変えるし、誰もそれを責めることはできない。

私は人ではなく「関係」のほうを信じるようにしている。

現在の関係の中に実在する相手の行動と言葉は全力で信頼する代わりに、人自体はいつ変わってもおかしくない存在だと思うようにしている。おかげで、信じていた人に傷つけられたと、自ら被害者扱いする罠にはまらなくてすむようになった。


わかってはいるけど思い通りにいかない『心』というちょっと面倒な存在を認めてあげて、自分の感情を自分で尊重してあげようという著者の思いが込められていると思いました。

主体的に程よい距離を見つけることで、ストレスを溜め込むずに取り除く「関係デトックス 」の方法。


人によって、状況によって、楽でいられる関係の種類と範囲は異なります。
ある関係に同様に混じれないなら、油のしずくのまま生きればいい。

自分の気持ちや感覚を優先して、自分らしく生きようということを伝えたいのだと思いました。

少し強い表現の文ではありますが、著者の感情がそのまま文章に現れていると思うと「それだけの思いをしてきたのだろう」と経験の重さを感じました。



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わたしの著書です。

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◎こんな方におススメです。

・職場に合わない人がいる
・他の人の心理を知りたい
・嫌われているかもしれない
・職場での人間関係を今よりも充実させたい
・周りと協力した仕事のできる環境を作りたい
・個人を尊重し合える仲間をつくりたい


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