[映画レビュー5/5点]シックスセンス　ネタバレ解説。2人の秘密と衝撃なラスト。考察要素あり。

こんなジャンルです。
・もし・・・だったら、全く逆の発想になる。(最後に考察を記載)
・比較的怖くないホラー映画。初心者向け
・ホラーなのに感動する
・幽霊のお話
・最後に衝撃な結末が待ってます。

ストーリーとネタバレ解説
児童心理学のマルコム・クロウ博士(ブルース・ウィリス)の自宅に、全裸の男が侵入します。
彼はヴィンセント・クレイと名乗り、マルコムが治療できなかった患者であり、逆恨みしてやってきました。
銃をマルコムに発砲し、自分にも発砲して自殺します。

そんな事件があって翌年、医者のマルコムはコールという少年の担当になります。

救えなかったヴィンセントと重ねて、今度こそ助けたいと、強い気持ちで引き受けます。

コールの周辺では不思議な現象がおきるようです。コールは自分のことを化け物だと言い、母親に本当のことを話せないでいます。

しかし、会話を続けるうちにマルコムに自分の秘密を打ち上けます。

「死んだ人が見える。自分が死んだことに気づいてない。」と言います。
そして、霊が現れるときは強い寒気を感じるとも。

そのあともコールには、他の人には見えないものが見えてしまいます。母親も相変わらずそれが理解できずに苦しみます。

マルコムはヴィンセントの事件から妻との関係が悪化しているため、コールの担当を降りようとしますが、コールに引き止められます。

コールはある日1人の女の子の霊を見ます。
女の子の霊からビデオテープを預かり父親に渡してほしいと頼まれました。

そのビデオテープには、母親が食事に毒を混ぜる瞬間を捉えた映像が写っていて、母親が犯人だと知らしめました。

そうして、人の役に立つことができたコールは、霊との対話を肯定的に捉えることができるようになります。

すっかり気持ちを持ち直したコールは、妻との関係に悩むマルコムに、

「眠っている間に話かけるといいよ」

とさりげなくアドバイスします。

コールは、ようやく母親にも打ち明けます。
死んだ祖母からの伝言を母親に伝えます。
母親と祖母の2人の間でしか知るはずのないことをコールが知っていて、コールの話をようやく信じることができました。

マルコムが自宅に帰ると眠っている妻が寒そうにしていました。さりげなく話しかけるように自分の気持ちを伝えると、妻は寝言を言って返答しました。
マルコムは、ふと自分の指を見ると指輪がついていません。

実は、自分こそが死んだ存在だったのです。

つまり、コールが言っていた"死んだことに気づいていない幽霊"とはマルコムのことでもあったのです。(コールがマルコムを幽霊として見ていたかは不明)

これまでの不可解な現象を振り返り、自分がヴィンセントに銃で撃たれて死んだのだと気づいたのでした。
しかし、マルコムはコールを救うことができ、妻にも気持ちを伝えることができたので、自分の死をようやく受け入れることができたのでした。

個人的な感想と考察

なんとなく予想はできちゃったんだけど、こーいう伏線回収ができて最後の最後で謎が明かされる話は大好きです。

この映画の特にいいところは、
①ホラーなのに感動する
②考察要素が残ってる
とこです。

特に②ですが、

コール君はマルコムのことを幽霊として認識していたのでしょうか？

もしマルコムを幽霊として見ていたら、コールがマルコムを救ったことになってしまいます。

マルコムが自分の担当を降りようとしたのを引き止めてたり、妻に気持ちを伝えるには眠っているときだと助言したり、まるでマルコムを救おうとしているかのようです。

ただコール自身も、母親に信じてもらえなかったり悩んでいたので、個人的には

"マルコムが幽霊だと気づいてない"

とみていますが、、、
みなさんにはどう映るでしょう？？