鬱と美大受験失敗が自分を変えてくれた【vol.2 美大受験失敗】（全9回）
タイトルに釣られた皆様よ、ありがとう。
心の底からありがとう。
前回の中学時代のこじれっぷりの後、
高校以降の学生時代のお話になります。
今回は4分程度で読み切れる程度の長さです。
残念すぎる現実
前回の投稿で記載した通り、
無い頭で考えた結果、
自分は、とある高校のデザイン科に進学しました。
担任に入学直後言われました。
「この中で美大進学希望のヤツ手挙げろ」
「美大に進学したいのであれば美大向け予備校に行かないと受からないよ」
「デザイン科は高校であって美大向け予備校じゃないから。」
担任からの非情な通告でした。
自分は軽く絶望しました。
「えぇ～！？
デザイン科に行けば美大に行けると思ってたのに違うの！？
そもそも美大向け予備校なんて存在すら知らなかったよ！
予備校行く金なんて俺ん家ないよ～（泣）」
結局自分はバイトしながら
美大向け予備校に行きました。
フリーターか予備校生か意味不明な2年間
2浪しました。
ちなみに2浪の頃は
昼間予備校行く金は無く、
夜間に高校3年生と
一緒になって描いてました。
皆様考えてみてほしいのです。
20歳のときに、
高校生と一緒になって
毎晩絵を描くのです。
周りはほぼすべて高校生なのです。
学生服着てるのです。
ちょっとした挫折を感じませんか？
20の頃から見た高校生と、一緒になって描くのです。
バイトしながら。
惨めなのです。
でも金無いから
当時の自分にとっての精一杯の選択でした。
結局美大受験失敗
で、結局美大受かったの？
全敗。
バイトして学費稼いで
2年間も予備校行ってたのに。
歯食いしばって
文句だらだら垂れ流しながら、
周りに盛大に迷惑かけながら、
眠い目こすりながら、
必死に自分なりに頑張ってきたけど。
結果はすべて不合格。
どこまで行っても不合格。
どこから見ても不合格。
残念！
各種学校へ進学
色々な事情や思いがあり、
3浪することは諦め、
誰でも入れるような
各種学校の日本画科に進学しました。
よく入学当初校舎の屋上に行き
空を眺めながら打ちひしがれてました。
「バイトしながら
何浪してでも
絶対美大に受かってやるって
歯食いしばってイキってたくせに
…落ちたんだ。
俺は…俺は負けたんだ。」
進学した学校の周りの生徒を見れば
卒業後作家活動しようと
気概を持っている人は、いない。
結果論で言えば、0だった。
「あれ？俺バイトして
往復4時間もかけて何処に来てるの？
学校と言う名の、
ただの無人アトリエになってない？
馬鹿なの？」
「（夜中にバイトしてたので）眠い。眠すぎる。」
劣等生根性満開
惨めでした。悔しかった。口惜しかった。
でも…でもっ！諦めてたまるかっ！！
俺は！絶っ対ココから！意地でも這い上がってやる！！！
親の金で美大進学した奴ら全員残らず蹴散らしてやる！
一人残さずぶっ殺してやる！！
こじれた怨念です。
ただの僻みです。
ごめんなさい。汗
個人的に誰かに恨みがあるワケでは
全く持ってございません。
もちろん殺すワケがありません。
ムリムリムリ。無駄無駄無駄。
ただの比喩でさ、
そのくらい這い上がってやるって、
このまんまで終わってたまるかって、
そう思ってただけ。
でも、それこそが、
自分のエネルギーの原点でした。
今に繋がる執念でした。
今回はここまで。
次回は社会に出てからのお話です。
まだまだ紆余曲折と貧乏は続くの巻なのです。
また明日。
「鬱と美大受験失敗が自分を変えてくれた」投稿一覧
vol.1 高校受験の葛藤
vol.2 美大受験失敗
vol.3 webデザインで棚からぼた餅
vol.4 絵画教室開講
vol.5 鬱病と言う闇の中
vol.6 鬱が教えてくれた
vol.7 寛解後の野望
vol.8 テストから得られたモノ
vol.9 結局自分が欲しいのは
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