HAX Tokyo

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HAX TokyoはSOSV、SCSK、住友商事の共同運営による、ハードウェアに特化したアクセラレータープログラムです。 シードステージのスタートアップの成長を加速する3ヶ月間のプログラムを提供しています。 https://www.hax.tokyo/

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  • スタートアップインタビュー

  • 【まずここから読んで!】人気・定番記事

    これまでの人気記事や、これからスタートアップを目指す方向けの定番記事リストです

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    HAX Tokyoのメンバーを紹介します ※記事中には過去の在籍メンバーの記事も含まれます。

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    スタートアップのお悩みにHAX Tokyoがお答えします

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【事例紹介】IT業界出身のyoctoは、いかにしてIoTヨガマットの量産にこぎつけたのか

福岡県を拠点とするyocto(ヨクト)は、ヨガとITを組み合わせたソリューションを開発するスタートアップです。 創業者の河野敬文氏は、ヨガインストラクターとしての経験とITエンジニアとしての知識を活かし、IoTヨガマット「yocto Mat」を製品化。ヨガレッスン中の生徒の動きをリアルタイムで可視化し、より効果的な指導を可能にするとしています。 2024年6月にリリースし業界からの反響も大きい一方で、製品化に至るまでには、さまざまなハードルがありました。IT業界からモノづく

    • 【事例紹介】広島大学発スタートアップ「マテリアルゲート」の挑戦

      HAX Tokyoは日本全国の大学に出向き、起業を検討している方向けの講演や個別のメンタリングするプログラムを提供しています。今回の記事では2022年に広島大学で実施したプログラムをきっかけに、HAX Tokyoとの接点が生まれたスタートアップ「マテリアルゲート」をご紹介します。 マテリアルゲート代表取締役の中野佑紀氏と、HAX Tokyoディレクターの岡島康憲、市村慶信へのインタビューを通じて、ディープテック・スタートアップ支援の在り方についてディスカッションしました。

      • あなたの「メンタリング」はスタートアップに役立ってる?ーー事業を前進させるために必要な視点

        「アイデアはあるが技術者がいない」「技術はあるがビジネス開発ができない」「エンジニアはいるが、どう製造したらいいかわからない」「作ったけど、どう売ったらいいかわからない」——スタートアップが抱えるさまざまな悩みを共有し、解決策を模索する手段の一つが「メンタリング」です。 アクセラレータやVC、大学など様々な組織に所属するメンターは、解決策を探る役割を担いますが、全ての答えを知っているとは限らないのもまた事実。共に歩みを進めるため、相談者は自分の悩みやスタンスをうまく伝えるこ

        • 営業をチームに生かす——商談を可視化・シェアする「パイプライン管理」とは

          プロダクトを販売する際、アンケートやインタビューは顧客の関心度を測るための有効な手段ですが、すべての打ち合わせが購入に直結するわけではありません。最終的な購入に至るためには、商談を通じて課題や条件を明らかにしながら、潜在顧客から購入顧客へと確度を高めていく必要があります。 人員が少なく、プロダクトの更新サイクルも早いスタートアップにおいては、営業担当者が全てのプロセスを管轄し、適切にフィードバックすることは容易ではありません。 そこで、ファーストコンタクトから購入に至るま

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          【事例】試作から量産に進むスタートアップ、成功に必要な支援とは

          CuboRex(キューボレックス)は、田畑や災害現場など「不整地」と呼ばれる場所での作業を快適にする電動クローラや一輪車電動化キットを開発する企業です。2019年にHAX Tokyoのプログラムに採択された後、建設業者との共同実験や、JAやホームセンターでの製品販売を実現するなど大きな成長を遂げています。 プロダクトがない状態で創業し、開発やマーケティングを経て量産、一般販売に至るまでの道のりは平坦なものではありません。ハードウェアスタートアップが歩む長い道のりの中では、ど

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          TAM・SAM・SOMの正しい使い方——それらしい数字に頼らず市場規模を考える

          スタートアップがピッチや壁打ちで事業を説明する際、市場規模をTAM・SAM・SOMに分類して伝えることがあります。これらは市場規模を性質別に分けた用語ですが、それぞれの意味を理解し、適切に使えているでしょうか? 深く考えずそれらしい数字を当てはめただけでは、事業の狙いやチームの視点が伝わらず、曖昧な印象を与えてしまいかねません。そもそも市場規模は定義が難しいもの。TAM・SAM・SOMを絶対的な指標ではなく、事業やチームの魅力を伝えるためのツールとして捉え、正しく利用する

          TAM・SAM・SOMの正しい使い方——それらしい数字に頼らず市場規模を考える

          全ての打ち合わせが商談ではないーー「顧客」と「商談」の意味を正しく理解しよう

          ビジネスを進める上で顧客の存在は必要不可欠です。顧客を開拓する段階では、熱量の高い人から情報収集だけが目的の人まで、さまざまなタイプの相手と接する必要があります。 その中から誰が本当の「顧客」なのか、明確に定義できていますか? HAX Tokyoでスタートアップとの壁打ちの際に、ビジネスの進行具合を尋ねるとよく「すでにお客さんがいる」「引き合いがある」という返事が返ってきます。しかし、その中には名刺交換をしただけだったり、ミーティングをしたけれど具体的な進捗がない、といっ

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          「いつもの資料」はNG!壁打ちは準備で決まる

          ビジネスにおいて考えを整理するための「壁打ち」。スタートアップ業界では漠然としたアイデアや悩みを聞いてもらうことで考えを整理し、次のアクションを導き出すミーティングを壁打ちと表現します。 うまく活用できれば事業のステップアップにつながる壁打ちですが、聞きたいことがまとまっていなかったり、必要な情報が不足していたりすると、せっかくの時間が空振りで終わってしまうこともあります。 良い成果を導き出すための心構えや話の組み立て方など、HAX Tokyoが実施してきたスタートアップ

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          大企業がアクセラレーターと共創スペースを持つ意味――住友商事 志津由彦インタビュー

          HAX Tokyoのメンバーに新たに志津由彦(しづよしひこ)が加わりました。志津は住友商事 デジタル戦略推進部でHAX Tokyo責任者、住友商事が運営する会員制オープンイノベーションラボ「MIRAI LAB PALETTE」ラボ長、新事業投資第二ユニットでオープンイノベーション・リードを兼任しており、事業開発やスタートアップ連携、シーズ投資を担います。 これまでにCVCとしてベンチャー投資やファンド運営を経て、約10年に渡って海外での事業立ち上げや運営を経験。その幅広いキ

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          ディープテック・スタートアップとして成長するために必要なこと

          日本では政府が2022年に「スタートアップ育成5カ年計画」を掲げるなど、スタートアップ育成を重点政策に位置づけています。ディープテックと呼ばれる研究開発型スタートアップへの投資が海外では伸びつつある状況を受け、国内でもディープテック・スタートアップの起業支援や投資に対する意欲が高まっています。 一方で近年台頭しているSaaSやソフトウェア関連のスタートアップと異なり、ディープテックは研究開発に長い期間と莫大な予算が欠かせません。長い道のりを進む上での課題も多々あるなかで、デ

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          【展示会に初出展するスタートアップ向け】イベントを成功させる5つのポイント

          2023年からコロナ禍によるイベントの自粛傾向が解消されました。日本のみならず、海外でも大型展示イベントが開催されるようになり、ハードウェア・スタートアップにとっては製品のデモを披露する機会も増えています。しかし、イベント出展には労力とコストがかかります。「行けばなんとかなる」という考えで出展しても、費用対効果のある結果が出ないことには良いマーケティング施策とは言えません。 本記事では、これから初めての出展を計画するスタートアップ向けに、イベントへの出展を成功に導くためのヒ

          【展示会に初出展するスタートアップ向け】イベントを成功させる5つのポイント

          クラファンは予約販売じゃない。ユーザーとガチで語る場だーー成功したプロジェクトから学ぶ3つの勝ち筋

          ユーザーから直接プロダクトの開発資金を集めるクラウドファンディング。その元祖と呼ばれるKickstarterの登場から15年ほど経ちます。その中でもハードウェア関連のプロジェクトは開発中断や配送遅延といったトラブルから、リスクを避けてODM品などの輸入販売のように使われる事例も増えています。 その一方で、国内のクラウドファンディングプラットフォーム「Kibidango(きびだんご)」では、今なおオリジナリティの高いハードウェアが支援を集め続けています。不確定要素の多いハード

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          視察だけで終わらせない。CESを有効活用する「長期視点」と「カジュアルなコミュニケーション」

          2024年1月9日から12日にかけて世界最大のテクノロジーの祭典「CES 2024」が開催されました。CESは世界各国の大企業からスタートアップまでが集まるイベントですが、単なる買い付けの場にはとどまらず、世界的な技術動向が共有され、出展者にとっては自分たちのビジョンを具体化して披露する場にもなっています。 膨大な企業が集まるため、ただ会場を見て回るだけで具体的な事業に繋がるとは限りません。CESを単なる視察やプレゼンテーションの機会で終わらせず、大企業やスタートアップにと

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          【イベントレポート】スタートアップが事業成長を加速させるリーガルの活かし方

          スタートアップは雇用・販売・出資の契約など、事業の成長に合わせてリーガル(法務)と向き合う場面が生じます。サービスやプロダクトが意図せず法律に違反するリスクに備えるためにも、リーガルや弁護士の方との付き合い方を考える必要があります。 「あの時弁護士に相談しておけばよかった」 「あの会社と契約を結ぶにあたって、こんなことを言われて困っている」 「弁護士の方に相談してよいものなのか、すべきことなのかわからず、困っている」……。そんな悩みを抱えるシード・アーリーステージのスタート

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          HAX Tokyoが振り返る2023年

          新型コロナウイルスのパンデミックから共存社会へとシフトし、さまざまな業界のデジタルシフトが加速した2023年。国内外のスタートアップ環境も大きな変化のあった一年でした。 HAX Tokyoメンバーによる今年の総括と、来年に向けた抱負をまとめた座談会の様子をお届けします。 HardwareからHardTechにシフトーー今年一年を振り返りつつ、印象に残ったトピックスがあれば教えてください 岡島:今年もさまざまなスタートアップと会いましたが、大学発ハードウェア・スタートアッ

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          「回路設計の段階から、部品調達を考えよう」スタートアップ向け電子基板製造ガイド

          ハードウェアを制御するのに欠かせない電子基板。ブレッドボードやユニバーサル基板を用いたプロトタイピングを経て、製品で使う電子基板は業者に発注するのが一般的です。しかし、部品不足への対応や保守管理など、発注の前後にも注意すべきポイントが多々あります。 電子基板を本格的に生産する際には、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?プリント基板の設計から実装までカバーするEコマースサイト「P板.com」を運営する、ピーバンドットコムの赤木友治さんと宮坂俊明さんにご協力いただき、

          「回路設計の段階から、部品調達を考えよう」スタートアップ向け電子基板製造ガイド