HAX Tokyo
スタートアップのお悩みにHAX Tokyoがお答えします
成功しているスタートアップの多くは、多くの資金調達手段を知り、適切に使い分けています。銀行からの借り入れであるデット、株式の譲渡によって出資を受けるエクイティ、そして補助金や助成金など、それぞれに特徴や利用するべきタイミングがあります。 この記事では主にデット(debt)とエクイティ(equity)の違いにフォーカスし、経営者が知っておくべきことやそれらの使い分け方について説明します。 返済の説得力が重視されるデットデットは主に金融機関から受ける融資(借金)を指します。
スタートアップの資本政策において、VC(ベンチャーキャピタル)は有力な選択肢の一つです。創業間もないシード期のスタートアップにとって、VCからの資金調達はハードルが高い印象を持つかもしれません。 しかし、シード期や創業前の段階こそ、VCにコンタクトするべきであり、残り半年で資金がショートするというタイミングで行動することは避けるべきでしょう。シード前後のスタートアップとVCの付き合い方について解説します。 コンタクトはなるべく早く、起業前でもOKもし、あなたが何かしらの事
HAX Tokyoではスタートアップ育成の専門家を招き、オンラインでの講座や相談の機会を設けています。特にファイナンスは、スタートアップのファイナンスに長けた会計士や税理士の協力が不可欠です。 そこで今回はHAX Tokyo内のファイナンス講座で、実際に寄せられた質問を一問一答形式で紹介します。回答は、スタートアップの基金調達・財務戦略に関する知見が豊富なカウンティア代表取締役の姥貝賢次さんです。 Q.収益が無い創業期は、資金をどのように調達すればいいでしょうか?日本政策
スタートアップに限らず、企業を経営する限り避けて通れないのがファイナンスです。 売上のないシード期のスタートアップであれば、エクイティによる資金調達だけでなく助成金や補助金の活用しながら、ゆくゆくはメンバーのスキルを生かした受託開発で売上を積むなど、資金を集める手法についてのノウハウも必要です。CFOや財務業務の経験者がいない場合にはCEOが自ら、ファイナンスの知識を身につけることが求められます。 そこで今回は、スタートアップ向けに財務戦略サービスを提供するカウンティアに「
契約書違反や取引先のミスによる損害など、スタートアップが法的なトラブルに遭うケースは少なくありません。最も頼れる相談先として多くの人が浮かぶのは弁護士ですが、事前準備や相談のタイミングを間違えると、解決できたはずの問題も難航するリスクがあります。 スタートアップ経営者が知っておくべき弁護士への相談方法について、スタートアップの法務に詳しい木村康紀弁護士に伺いました。 スタートアップが裁判することの難しさ―― スタートアップが抱えがちな法律トラブルについて教えてください。
HAX Tokyoチームがスタートアップの抱える悩みに回答する本企画。 今回のテーマは「商談で技術は評価されるのに、そこから話が進みません」。 卓越した技術が展示やプレゼンで好評だったのに、いざ商談となると全く話が進まない。 技術が悪いのか、それとも別のところに問題があるのか――。技術だけでは乗り切れない、商談やビジネスの進め方について伺います。 技術のプレゼンではなく、商材の提案になっているか――デモやプロダクトを見せても、「すごいね!」というリアクションしかもらえな
HAX Tokyoチームがスタートアップの抱える悩みに回答する本企画。今回のテーマは、「採用がうまく進まないので、スペック(採用条件)を落とそうか悩んでいる」です。 スタートアップが前に進むためには、同じ目標に向かって進む仲間が不可欠。ただし、常に条件にぴったりの人が見つかるとは限りません。さまざまな判断軸があるなかで、スタートアップの採用で優先すべきことについて伺います。 スペックよりも文化のマッチを優先すべき―― 採用活動がうまくいかず、悩んでいるスタートアップは多そ
HAX Tokyoチームがスタートアップの抱える悩みに回答する本企画。 今回のテーマは「良いエンジェルと悪いエンジェルの見分け方」です。個人投資家(エンジェル)は創業期のスタートアップにとって資金面のサポートだけをするわけではありません。エンジェル自身が起業家としての経験がある場合には、事業面でのアドバイスや経営者としての心構えなどメンタル面でも支えてくれる心強い存在です。しかし、個人ならではの身軽さや懐深さが、時には思いがけないトラブルを生むことも。良いエンジェルの見つけ
HAX Tokyoではアクセラレーションプログラム以外にも、さまざまな形でスタートアップを支援しています。その事例として、IoTヨガマットを開発する「yocto(ヨクト)」を紹介します。 yoctoは福岡県福岡市に本社を置くスタートアップです。現在開発中の「yoctoMat(ヨクトマット)」は、ヨガ用のマットに重圧センサーや通信モジュールが備わったIoTデバイスで、マットにかかる加重などを計測することでヨガの動きを視覚化、データ化できます。2022年10月19日にβ版を発
スタートアップの「先輩」に成功の秘訣を伺うトークセッションのレポートの続きです。前半ではシード期からチームを成長させる方法や、提携すべき大企業の傾向について、ZMP代表取締役社長 谷口恒氏に伺いました。 後半では売り上げを積み上げていくための効果的なPR戦略と、2020年に向けての取り組みについて伺いました。 企業のドアを叩いても、モノは売れない BtoB分野のスタートアップが営業に出ても、仕事が決まることは無いと思います。まして、実績も乏しく組織も小さなスタートアップで
HAX Tokyoでは日本で活躍するハードウェア・スタートアップを招くトークセッションを不定期に開催しています。今回は2020年1月にHAX Tokyoのオフィスで開催されたイベントからWHILLの杉江理CEOによるトークセッションを2回に分けてレポートします。 WHILL 2012年創業。「100m先のコンビニに行くのをあきらめる」という一人の車椅子ユーザーの声がきっかけとなり、杉江 理氏(CEO)、内藤 淳平氏(CDO)福岡 宗明氏(CTO)によって創業。デザインとテク
WHILLの杉江理CEOによるトークセッションのレポート後半です。前半では創業期におけるCEOの役割を中心に伺いました。後半ではアクセラレーターの活用方法や、資金調達に関するエピソードについて伺います。 前半はこちらから −−WHILLは2013年にアメリカに渡り、500 startupsのアクセラレーションプログラムに参加していますよね。どのようにアクセラレーターを活用していましたか? スタートアップから見たアクセラレーターの魅力はネットワークに尽きると思います。500
VCとの最初の面談はスタートアップにとって緊張するイベントかもしれません。面談を有意義なものにするためには相手が求めている情報や、事前に把握しておくべきことを準備することが重要です。 そこでHAXの運営母体であるSOSV InvestmentsでHAX Tokyoを担当するミキ・ワタナベに、スタートアップがVCとの面談前に準備しておきたいことについて聞きました。 自分の製品について知るスタートアップは自分たちが作ろうとしている製品やサービスについて、誰よりも理解している必
売り込む製品やサービスが完成していないシード期のスタートアップにとって、投資家や企業へのピッチ(5分から15分程度の短いプレゼンテーション)は最大の武器と言ってもいいでしょう。 スタートアップがピッチを行う主な目的は、自分たちと製品を相手に知ってもらい、出資や提携など必要な協力を得ることです。そのためには相手の理解を得るに十分な情報と、端的に相手の心を動かすための戦略が必要です。 聴く側のモチベーションも学会での発表や技術説明会とは異なります。そのため、単に発表するだけで
新型コロナの影響を受け、リモートイベントやオンライン商談など、ビジネスにおけるコミュニケーションの環境も変化しています。リモートは移動コストの削減や対面による感染リスクの回避といったメリットがある一方で、開発している製品をじかに見せられないなど、ハードウェア・スタートアップにとっては不利な面もあります。 ニューノーマル時代において、スタートアップはどのようなデモを披露すべきなのでしょうか。HAX Tokyoのアドバイザーで、投資家として多くのスタートアップを支援する鎌田富久