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「ユーチューバーが消滅する未来」読書感想文

岡田斗司夫さんが書かれた
「ユーチューバーが消滅する未来」を読んだので、感想文を書きます。


読んだキッカケ

Kindleのprime readingで読める本を探していた時に
目に止まったからです。

自分自身が底辺の動画投稿者ということもあり、
「ユーチューバー」というキーワードに
惹かれました。

最近、「AIずんだもん」など、YouTube界が
AIに侵食されつつあると感じていたので、

2018年の彼の予測はどれほど当たっている
ものなのか気になって読みました。

学んだ気づき3つ

①「考えるより探す人」が増えている

1つ目は「考えるより探す人」が増えている
ということです。

現代社会では、自分の意見を構築する際に
他人の意見を借りパクしてしまう人が
多いという内容にハッとさせられました。

言語化したことは無いけれど、薄々感じていた
社会全体の傾向です。

一昔前は宝の在処を人々がそれぞれ自分で
考えて探し当てていましたが、

現在は宝(有名人のそれっぽい意見)が公に
広く素早く拡散されるようになり、

どの宝を貰うか選択するだけになりました。

AIが普及するにつれて
賢い人はより賢くなり、

人の意見に流される受動的な人はより
脳機能が低下していき、

格差が大きくなるのが怖いと感じます。

②中間は淘汰される

2つ目は「中間はいらない」という傾向です。

最近のYouTubeを想像してみてください。

現在、残っている昔からのYouTuberというのは
数える限りしかいません。

名前は挙げませんが、ニコニコ動画で人気だった
投稿者がニコニコを踏み台にYouTubeに参入して
今も人気!というパターンが多いです。

中堅のゲーム実況者などは投稿頻度が低下し
自分の生活のために現実世界で働いて、
「好きなことで生きていけない」人が
増えています。

しかし、誰でも簡単に動画編集が
出来るようになり、様々な分野のゆっくり解説
チャンネルなどは多くなりました。

これが中間はいらないという傾向です。

YouTubeに限らず様々な分野で、
一般人が創作活動に嗜めるようになり、

今までそこそこ稼げていた人々の
仕事が奪われて行きました。

③盛り文化に染まった社会

3つ目は「盛り文化に染まった社会」という
話です。

現代は人と人との繋がりが希薄になりつつ
あります。

昔はあったご近所付き合い、親戚付き合いなども
今はさほど重要視されなくなり、
人々は個別に生きるようになりました。

誰もが自分のことを優先し、自分で自分の未来は
考えないと誰も助けてくれない残酷な乱世です。

そのため、個になった人々は各々「私を見て!」と
自己主張をするモンスターへと変化しました。

これが「盛り文化」です。

例えば、目立ちたいために
荒らし活動を行うYouTuberなどがいます。

彼らは現実世界で思うように生きることが
出来ません。

どれだけ努力しても人から見向きもされないし
煙たがられます。

そのため、ネットの世界で人から注目される
体験をすることで、現実の痛みを感じないように
しているのです。

現実逃避という風に受け取られるかも
しれませんが、

普通の基準が上がり続ける現代は無理に
社会に適応するより、自分の信じたい文化を
信仰する方が生きやすいです。

今は社会に適応できない人間が少数派と見なされ、
出来る人間が出来ない人間を見下す構図が
構築されていますが、

社会の基盤が崩れ落ちて今までの常識が
通用しない社会になると、

現実補正する生き方の方が正しいという
風潮も強まるでしょう。

To-Do

To-Doは「2足、3足のわらじを履いた生き方をする」
ということです。

AIが普及する今後の社会では、
「どの職業がAIに乗っ取られないか」を
考えるより、

全部消えると考えて、保険としての「副業」を
何個も持つことが大切だと思いました。

「●●がダメなら■■をしよう」と
即座に方針転換出来るように工夫した方が、

生存確率は高まるでしょう。

特別な才能がないなら専門分野に特化するより、
広く浅く知見を持っていた方が有利かも
しれません。

総括

今回は「ユーチューバーが消滅する未来」の
読書感想文を書きました。

まだ2冊ほど、読み終わって感想文を書ける本が
あるので、早めに取り掛かりたいです。

ここまで記事を読んでくれてありがとう
ございました!

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