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【お知らせ】二作目短編小説の連載スタート

はと子劇場』でお茶が混濁し始めたところですが、そろそろ二作目『へそ出しさやか』のスタートです。

へそが出た出た、へそが出た、と炭坑節に乗せてお送りするようなストーリーではありませんが、ノリのいい読者の皆様におかれましては、あーよいよいと合いの手の一つでも入れたくなるかもしれません。ですが、そんなに構ってやることもないのです。さやかさんの思うつぼですから。

さて今回は、もはや毎度おなじみのネット絡みのあーだこーだ、承認欲求、ルッキズム等々、お若いさやかさんを比較的中心にして書いた作品です。と、ここまで書いた時点で当の作者は既にお腹一杯だったりします。結局のところ、構ってちゃんも、困ったちゃんも、もれなく皆スットコドッコイだったということは申し上げられるかと思います。

今回も大島刑事デカが登場しますが、一作目に登場する大島刑事とは別人です。一作目は山間部が舞台でしたが、今回はメトロポリタンエリアという設定ですので、所属が違います。
それから、世の大道具・小道具ファンの皆様に朗報です。今回は魚介を中心に、あたりめ、ツナ缶、塩鮭の切り身が出てきます。隠し味はマヨです。全然隠れませんでしたが。

今週より、毎週金曜日に一章ずつアップします。
全7回(約17,000字でスタート)、初回のみ無料となります。
今回の一番の見どころは価格設定かもしれません。更に首を突っ込んで、わざわざうんざりしたい方のみご購入ください。その点を加味した価格設定になっております。誰も購入しないことも覚悟の上ですので、鳩子さんのこともどうぞ放っておいていただければと思います。

ウェブ発信につき、内容はいくらかトーンダウンさせましたが、それでも一作目とは随分違います。とんでもないことに付き合わされますから、くれぐれもお気をつけて。
なにしろ作者がやりきる性分なため、こんな仕上がりになったわけですが、あれ?っと思われましたらそっと画面を閉じることをお勧めいたします。
そんな勇気も必要な時代になってまいりました。
そうです、ささっとなかったことにすればいいのです。ただ、大島刑事から言わせていただきますと、なかったことにはならないんですがね。

———「世も末なのか、いつの世もそうだったのか」
(本編第六章『朝に晩に当たり前に』より抜粋)

読み進めるうちに、そう思わずにはいられなくなってくるかもしれませんが、一見優しさとは無縁の世界にも、優しさはそこここに落ちているものです。見つけた優しさを数えながら読んでみるのもこれ一興。とは言えど、へそはしまっておいたほうがいいのです。冷えますからね。
勝負腹巻コンテスト審査員長もそう申していたことですし、冷えについては師匠の教訓もご参考いただければと思います。それでも出すならばごま掃除もお忘れなきよう。くれぐれも取り過ぎない程度に・・・・・・

その他の作品と今後の予定につきましては、最新のお品書きをご覧ください。

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潜っても 潜っても 青い海(種田山頭火風)