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2021/06/09 アイスとホットの分岐点

ページをすっ飛ばして、真夏日が2日連続。この日の最高気温は、東京で31.1度を記録した。前日は自宅と会社の往復だけだったので、あまり暑さを感じなかったが、この日は仕事の前に所用があり、午前中から外出した。

真夏を思わせる日の光は、貫くようにまっすぐ届く。雨晴兼用の折り畳み傘をさしていても、まだ暑い。いきなり「真夏」の気候になると、体がまだ慣れていないので、余計に疲れる。

仕事に行くにはまだ早かったので、会社近くのお気に入りのカフェにピットイン。今季初めて、アイスコーヒーを注文した。コーヒーがホットからアイスへ変わると、私にとっての夏到来である。

ウェザーニュースによると、アイスコーヒーの注文がホットを超える分岐点の気温は、22.5度だったという。それに比べると、私の適温は、かなり高い。

ホットコーヒーの利点は、チョビチョビ飲みができること。冷めたコーヒーもなかなかいける。アイスコーヒーだと、こうはいかない。氷が溶けると、コーヒーが薄くなってしまうし、ぬるくなると、どうも気の抜けた味にある。なので、なるべく早く飲もうとする心理が働く。

以前はよく1000ミリリットル入りの紙パックアイスコーヒーを買ったものだ。「無糖」を選ぶほどオトナでもなく、「加糖」ほどはお子様でもないつもりの私は、ミルクなしの「微糖」派。この「微」の部分が各メーカーによって少しずつ違うので、かなり甘いのもあるが、概ね満足している。

だが、缶コーヒーやペットボトルコーヒーにはなぜ、このミルクなしの「微糖」がほとんどないのだろうか。私はお目にかかったことがない。需要がないから、という指摘もあるが、紙パックがあれだけあるのだから、説明にならない。

私にとって、アイスコーヒーにおけるガムシロップは、個人の自由度と直結している。だから、私が入ったあるコメダ珈琲店では昔、ブラックでなければ、あらかじめガムシロップが入ったアイスコーヒーを勧められた。自分で甘さを調整でしたいと切り出せず、ブラックのアイスコーヒーを注文して、ホット用の砂糖を入れたこともあった。うまく溶けなくて、あまりおいしくなかったけれど。(※注:20年ぐらい昔、私が入った愛知県内のコメダ珈琲店での経験談。最近では、自分でシロップ量を調整できる選択肢も案内されている)

明日もこの暑さは続くらしい。ミルクなし微糖アイスコーヒーを求める私の夏が今年もまた本格化する。


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