鳩羽風子@記者/コラムニスト

「記」す「者」として書き綴っていきます。世界をまるごと受け止めてくれる演劇に魅入られて…

鳩羽風子@記者/コラムニスト

「記」す「者」として書き綴っていきます。世界をまるごと受け止めてくれる演劇に魅入られて、学生時代から劇場通い。国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会員。大学の卒業論文は「『ハーメルンの死の舞踏』にみるエンデの演劇論」。本業は活字媒体の記者。アイコンは5歳時に描いた自画像。

マガジン

  • 鳩羽風子の「感劇」走り書き・覚え書き

    観劇して感激した「感劇」について、劇評までの「かたち」に熟していない思いを、脊髄反射的に綴っていく覚え書き、走り書きです。

  • 新聞を楽しむプチヒント~小4からの愛毒者がお伝えします!

    新聞を楽しく読むようになるには―。ビジネスパーソンの情報源として有効だと知ってはいても、どうも敷居が高い。そんなあなたに、小学校4年生からの愛毒者が、ちょっとしたヒントをお送りします。

  • 風の吹くまま☺風子の便り

    どういう風の吹き回しか、風の吹くまま気の向くまま、日々感じたことを綴っていきます。

  • ヒヤスンス改めヒヤシンス栽培日記

    TBSラジオ制作のポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』の企画「ヒヤスンスならぬヒヤシンスを育てよう!」に参加。2個の球根の水耕栽培に2021年11月20日から挑戦中。成長過程を記録するマガジンです。球根の右がちょっと小ぶりで質実剛健の「夢男」、左が根っこがゴージャズな「夢子」です。よろしくお願いします。人生いろいろあるけど「負けへんで!」という気合いで精進していきたいです。国内外の互助会リスナーの皆さんの成長報告も楽しみにしています。 よろしくお願いします。

  • 流れる月日を追いかけて~ほぼ毎日雑感日記2021~

    どんなに夜が深くても、必ず朝はやって来る。昇る太陽に励まされ、見守る月に癒やされて、毎日を何とか過ごしています。2021年元旦からほぼ毎日、空模様を撮影して、日々の雑感をつづっていきます。

最近の記事

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【幕開き】「生きることは手習」。惑いつつ躊躇いつつ筆を運びます

皆さん、どうもはじめまして。このたび、noteにデビューしました鳩羽風子と申します。どうぞよろしくお願いします。 ある活字媒体の会社で長い間、働いてきました。さまざまな事象を正確に伝えるために書いたり、編集したり。かれこれ20年以上になります。 そんな私の幼いころからの夢は、創作でした。随筆なり、コラムなり、思い浮かぶことを自由に書いて自分なりの世界を表現したいとずっと思いながら、不惑を越えてしまいました。年を重ねれば重ねるほど、「こわいもの知らず」のパワーは失われていき

    • 今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2024Part2【2024.5.10】

      「2024年、日本は停滞から抜け出す好機にある」―。そんな前向きな書き出しにひかれた、日経新聞の1面の連載企画「昭和99年  ニッポン反転」。読んでみたら、日本が抱える課題解決の難しさを痛感させられた。 「昭和のシステムは(中略)時代と合わなくなった」「昭和の慣習が邪魔だ」と、99年目を迎えた「昭和」的なるものを糾弾。高度経済成長で獲得した安定を維持するために変革を避けてきた結果、停滞を招いたと解く。 続いて「日本経済、停滞の理由」について尋ねた街頭アンケートのうち、「野

      • 今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2024Part1【2024.5.7】

        「一年の計は新聞元旦号にあり」と、お正月を迎えると毎年、朝日、読売、毎日、日経、東京(中日)の5紙を読んでいる。2024年もまた自宅近くのコンビニで店員さんの視線を感じつつ、買い集めてきた。(昨年はこちら。今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2023 Part1【2023.5.13】) まずは、総頁(広告特集含む)の変化から。 【朝日】'18' 106頁→19' 98頁→20' 108頁 →’21 92頁→’22 92頁→’23 84頁→’24  96頁   ※前年比+12頁

        • 波瀾万丈のミニトマト栽培日記【2023.7.10】

        • 固定された記事

        【幕開き】「生きることは手習」。惑いつつ躊躇いつつ筆を運びます

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        • 鳩羽風子の「感劇」走り書き・覚え書き
          6本
        • 新聞を楽しむプチヒント~小4からの愛毒者がお伝えします!
          5本
        • 風の吹くまま☺風子の便り
          13本
        • ヒヤスンス改めヒヤシンス栽培日記
          10本
        • 流れる月日を追いかけて~ほぼ毎日雑感日記2021~
          360本
        • 和樂webにこんな記事を書きました【取材こぼれ話】
          6本

        記事

          花街道~揺れる女心と散らない紫陽花【2023.07.3】

          万本千草四季折々に咲く。折々の花が咲き、そして散る。『風姿花伝』の世阿弥の言葉である。そのことを実感するのは、昨年6月末に引っ越してから。 毎日通勤のため最寄り駅へ向かうとき、“花街道”を通るようになった。“花街道”とは私が勝手に付けた名前。川の暗渠の上につくられた緑道で、両側に花や木が植えられている。区画ごとに手入れの状況や、花壇の取り合わせも違う。 今までは葉しか見えなかったのに、時を得て咲く花がある。長い雌伏を経て、スポットライトを浴びる舞台俳優のように。 だが、

          花街道~揺れる女心と散らない紫陽花【2023.07.3】

          新聞元旦号にChatGPTの記事はなかった~今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2023 Part2 【2023.6.11】

          2023年上半期の今、世界中のメディアを席巻した話題といえば、人工知能(AI)による対話型サービス「ChatGPT(チャットジーピーティー)」だ。だが、ほぼ半年前の各紙の元日号を振り返ってみると、その記事は見当たらない。 念のため、各紙サイトでキーワード検索をして、初出を調べてみた(一番古い掲載記事。正しいとは限らないが、ご容赦願いたい)。 朝日:2022年12月22日  論壇時評での紹介…清水亮氏「チャットできる生成AI、ChatGPTが「そこまですごくない」理由。見え

          新聞元旦号にChatGPTの記事はなかった~今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2023 Part2 【2023.6.11】

          今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2023 Part1【2023.5.13】

          「一年の計は新聞元旦号にあり」と、毎年、お正月を迎えると、朝日、読売、毎日、日経、東京(中日)の5紙を買い集めている。昨年も、今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2022一 昨年も、2021/07/09 今頃、新聞各紙元日号読み比べまとめ で書いた。さて、2023は―。 まずは、総頁(広告特集含む)の変化から。 【朝日】'18' 106頁→19' 98頁→20' 108頁 →’21 92頁→’22 92頁→’23 84頁 【読売】'18' 96頁→19' 104頁→20' 9

          今さら新聞各紙元旦号読み比べまとめ2023 Part1【2023.5.13】

          ヒヤスンス改めヒヤシンス成長日記2022①やっと入水【2022/12/02】

          今年も「ヒヤスンス」の時期がやって来た! 初めて臨んだ昨年は、冷蔵庫に保管する「冬の疑似体験」期間が短すぎて、茎が成長しきらないうちに花が咲いてしまった。今回は、その反省を生かして、1ヵ月以上、球根を冷蔵庫に入れておいた。 いつ、着水すればいいのだろう? ポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』で、「今年は好きな時期に植えて」と言っていたのを聞き、忘れないうちにと、師走入りして取りかかった。 球根の底だけ水に触れるようにするのが、なかな

          ヒヤスンス改めヒヤシンス成長日記2022①やっと入水【2022/12/02】

          ドリップコーヒーを巡る思索【2022.11.28】

          ドリップコーヒーは、砂時計に似ている。コーヒーの粉に熱湯を注ぎながら、ふと思った。 コーヒーの抽出は重力によって一定の時間がかかり、時短はできない。確固たる時の歩みを感じさせる。 滴り落ちるコーヒーは、過ぎゆく人生の時の砂も可視化する。 私の人生の砂時計は、どれだけ残っているのだろう?先月、節目を迎え、人生の残り時間を考えるようになった。 「自分は何のために生きているのか」ではなく、「自分の人生には、どんな意味や使命が課せられているのか」を考える。自分中心の視座を変え

          ドリップコーヒーを巡る思索【2022.11.28】

          念願のガラスペン購入! インク沼へようこそ【2022.11.18】

          遂に、やっと、ガラスペンを買った。気軽に色々なインクを試せるその存在を知ってから約2年。どれがいいかずっと調べていて、HASE硝子工房のガラスペンに決まっていたけれど、腰が重かった。 オンラインショップがあるけれど、出品されても抽選で当たらないと購入できない。実店舗のある工房は首都圏にあるとはいえ、繁華街からはかなり遠く、ふらっと立ち寄れるところにはない。ちょっとした覚悟と意気込みが必要だった。作家さんのTwitterで、くるくると回りながら光を放つガラスペンの動画を眺めて

          念願のガラスペン購入! インク沼へようこそ【2022.11.18】

          効果抜群!アプリで忘れ物防止【2022.10.17】

          あっ、しまった! 忘れちゃった--。出掛けるときに焦ってしまうことはないだろうか? 身支度にかかる時間の読みが甘く、いつも出発は遅れがち。玄関先であれがないこれがないとあたふたし、ドアを出た後に戻ってくることもしばしば。忘れ物が多いのは、寄る年波のせいばかりでもない。子供のころからなのだから。 何とか改善する方法はないだろうか?  最初はマグネットとボードでチェック表を作ろうかと思ったが、スペースを取るし、印を動かすのも面倒くさいかな。まずもって作る気力がない。 「持ち

          効果抜群!アプリで忘れ物防止【2022.10.17】

          「負けへんで」の心意気【2022.09.20】

          この国に女で生まれて、圧倒的に優位な男性社会で勝とうなんて思ったためしがない。ただ、踏ん張ってきた。そんな私には、TBSラジオ制作のポッドキャスト番組『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』のキャッチフレーズ(?)、「負けへんで」がちょうどいい。 私はスーみかさんたちと同世代。辛酸もなめてきて、若い頃よりも少しは世の中を知っている。真正面から戦うほどの体力もやる気も根気もない。岩盤のような日本の社会や組織の仕組みを知っているから、フィットしないからその場を

          「負けへんで」の心意気【2022.09.20】

          「転がる石には苔が生えぬ」というけれど【2022.08.23】

          「転がる石には苔が生えぬ」ということわざがある。苔が生える間もないほどに、動き回っている人や状態のことをいう。英国のことわざ”A rolling stone gathers no moss”から来ている。 面白いのは、「身に付けるものがなく大成しない」という否定的な意味と、「常に活動している人は、時代に遅れることがない」という肯定的な意味の両方があることだ。前者はイギリス、後者はアメリカで一般的だという見方があり、それぞれのお国柄を表しているようで興味深い。 さて、転勤を

          「転がる石には苔が生えぬ」というけれど【2022.08.23】

          ロスジェネ世代サバイバーの矜持【2022.08.19】

          「この業界は持ってあと10年。俺たちは、最後の逃げ切り世代だろうな。年下の君たちはかわいそうだけど」 先日、職場の先輩がおもむろに話しかけてきた。その男性は50代半ば、バブル世代の大量入社の一人である。 自分は安全圏にいると信じ、その圏外にいる人間に対し、憐れみをかける。その心根が私には分からない。 優越感? 安心感? 言葉を投げ掛けられた側の気持ちなんて、これっぽちも考えていないのだろう。 自己保身だけが先に立って、迫り来る老年をただ待ち、愚痴を吐くだけ。悪い人では

          ロスジェネ世代サバイバーの矜持【2022.08.19】

          前髪を切るべきか、切らざるべきか。それは大問題だ【2022/08/04】

          愛読(毒)している読売新聞の発言小町を紹介するコーナーに、「シースルーバング却下された 」というトピックスがあった。 「シースルーバング」って何? ミドルの私の思考はそこで止まってしまった。ネットで検索してみたら、梳いた前髪スタイルのことらしい。そういえば最近、街中でよく見かけるなあ。韓国発祥で、若い人たちの間で人気だそうだ。 トピックスを投稿した女性は50代前半。行きつけの美容院で「シースルバング」にしたいとオーダーしたところ、「それは若い人の髪型で、大人の人の髪型じゃ

          前髪を切るべきか、切らざるべきか。それは大問題だ【2022/08/04】

          木漏れ日の絵本カフェ【2022.07.23】

          2022年6月末、旧居から車で20分のところへ引っ越した。荷ほどきやら手続きに忙殺され、前から気になっていた近くの絵本カフェに行けたのは、数週間もたってからだった。 カフェは、緑道の脇のマンションの1階にある。私は出勤時にいつもその前を通る。緑の木立の中からのぞくエメラルドグリーンの壁の色が目印。手作り風の木製のボードには1階がカフェ、2階がワークショップスペース、3階がギャラリーの案内図やら、開催中の個展の紹介が載っている。いつも楽しげな雰囲気が醸し出されていて、「いつで

          木漏れ日の絵本カフェ【2022.07.23】