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「起業したい」会計士の行き着くキャリア

すやきです。

転職が決まり、監査法人からスタートアップへ。

公認会計士論文式試験からちょうど2年。やりたいことに正直に向き合った結果、スタートアップへの転職を選択しました。


監査法人で2年。アンラーニングで全てをリセット。

大学4年の時にこの試験に合格。合格後すぐに監査法人での非常勤をスタート。

自分がやりたいことをいち早く感じ取るべく、入社後の半年は監査業務に全てのリソースを割きました。


監査法人に入って初めに感じ取ったことは、好奇心の強い人が多かったということ。同じ試験に合格している人たちなので、頭の良さは同じだと強引に仮定しても、「わからないことを調べ尽くす能力」が、それまでの僕とは著しく異なりました。

この記事に詳しく書いてあります。


そんな、好奇心が強くて勤勉な会計士を監査法人で目の当たりにしてきたなかで、アンラーニング的思考を身につけることができました。

アンラーニング(学習棄却)により、

今までの成功体験を捨て、自分より優れている人の考えを徹底的に踏襲することで、「わからない問題をググって解決する」スキルを、ある意味で ”奪い取る” ことに成功しました。


それから半年、本来僕がやりたいこととのギャップに苦しみ始めます。

僕がnoteを書いたり、投資を始めたり、プログラミングを始めたり、「こまど」という事業を作り出したのも、ちょうどその頃。


事業家というキャリアに、明確な理由を見出せず苦しんだ時間

僕は事業家として成功し、多くのサービスを手がける未来を描いています。

しかし、「なぜ起業したいのか」「承認欲求の塊ではないか?」と自問する時、自分が何をしたいのか、明確な答えを出せずに苦しんだ時期がありました。

2021年の初めから、7月にかけてのことです。


著名人のツイートを漁っては不可思議な情報に惑わされ、自己啓発本を読みすぎては胡散臭い考えをもつようになり、プログラミングを学んで掲示板を作ってはすぐに挫折し。

いろいろなことに挑戦し、全て失敗しました。失敗というよりは中途半端で熱量が持たなかったという感じです。


そこで、「こまど」という飲食業界とリモートワーカーをマッチングするサービス(現在休憩中)を始め、人を巻き込みかけた時、初めて自分のやりたいことが垣間見えました。


当時は定時後の時間を使ってかなり真面目に取り組んでいたので、「こまど」を知った友人や家族が、応援をしてくれるようになっていました。

僕はもともと著しく自己肯定感が低かったので、

「自分が当事者(プレイヤー)になれば、多くの人を巻き込んでその期待に応えられるかもしれない」ことに多大なるモチベーションを見出すことができました。


そこからです。ゼロからイチを生み出し、人を巻き込んで世の中にインパクトを与えることで自分は幸せになれると勘付きます。そのころにはもう、転職先のベンチャーに関わり始めていました。


収入ではなく、やりたいことを絶対に仕留める20代を。


会計士という職業は、「収入が高く、将来的に安泰で社会的信頼のあるキャリアを描ける」イメージがつきものです。

リクルート活動を長くしているので、会計士受験生が会計士を目指す大きな動機はやはり「新卒にして高い年収」です。


この動機は、考え方を変えると「高い収入を保障された挑戦権を得る」と捉え直すこともできますよね。


僕の場合、監査のような「サポートサイド」ではなく事業家としての「プレイヤーサイド」が本命であるに至りましたが、会計士試験に合格していなかったら、リスクが怖くてプレイヤーサイドを考える術はなかったと思います。


ポジショントークですが、資格を得たことで挑戦権を得て、リスクの少ない土壌に立つことができました。在学中に合格できたことも、かなりの幸運だったなと思います。


あとは、この試験に受からんとする志高き受験生のひとが”挑戦権”を得て、自分のやりたいことに本気で向き合えたら、この試験を目指し合格することのできた本当の意義を見出せるのではないでしょうか。


引き続き、公認会計士試験合格を目指す人たちが、本来やりたいことに近づくようなヒントを提供できるように、日々僕が経験していることを発信し続けようと思います。


2021/10/28 すやき

♪YOASOBI 「大正浪漫」


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