効果的な訪問リハビリ!痛みに対するマッサージは、程々にした方が良い!!!
訪問リハビリでは、痛みにより動けなくなっている利用者さんが多くいます。
そんな利用者さんを担当した際に、私の力で痛みを良くしてあげたい!!!
治したい!!!
私はゴッドハンドになりたい!!!
そう思ったことはないでしょうか?
以前の私は、そう思っていました(笑)
リハビリ時間のほとんどを痛みに対するマッサージなどの施術をしていた時期もありました( ノД`)シクシク…
痛みが取り切れない、、、
痛みが戻ってしまう、、、
チックショー!!!!
現在の私は痛みのある利用者さんに対し、マッサージをほどほどにして、
しっかりと運動を行ってもらっています!
今回は、痛みのリハビリにおけるマッサージの影響を心理学的に考察していきます!!!
痛みのある利用者さんとは
痛みのある利用者さんは、痛みが生じている理由についてざっくりとしか分かっていません!!!
例えば、腰痛のある利用者さんであれば、腰椎を圧迫骨折したから、、、
腰が曲がっているから、、、歳だから、、、などの理由により、腰痛が生じていると安易に考えています。
このように、原因をざっくりとしか分かっていない場合には、ある共通点があります。
それは、自分ではどうしようもない理由しか考えられてないということです。
つまり、痛みのある利用者さんは、痛みに対して考えることもなく、改善への希望を失っています。
快楽の踏み車
痛みのある利用者さんの評価を行い、痛みのリハビリを進めていきます。
まず初めに、筋などの軟部組織の硬さを調整したり、関節の可動性を促したりしますよね?
それでは、利用者さんになったつもりで想像してみてください!!!
リハスタッフが、マッサージやストレッチなどの施術を行うとどうでしょうか???
そうです!!!
気持ちがいいんです。
リラックスするんです!!!
リラックスすると痛みが和らぎます。
この時間が長ければ、リハスタッフに触ってもらえば痛みが良くなると考えてしまいます。
これは、これでいい感じがしますよね?
しかし、問題があります。
それは、快楽の踏み車です!!
快楽の踏み車とは、簡単に言うと人間は快楽に対してすぐに慣れ、そして、すぐに忘れてしまいます。
そのため、快楽を求め続けてしまいます。
つまり、リハビリにおけるマッサージは、効果の持続性が乏しく、どんどん強い快楽でなければいけなくなります。
更に、問題があります。
快楽を受けた利用者さんは、自分自身から行動できなくなります。
なぜなら、マッサージを受けていた方が運動よりも楽だからです。
ポリアンナ効果
さらにリハビリでマッサージばかりしていると問題がありますΣ(゚д゚lll)ガーン
それは、ポリアンナ効果になります。
ポリアンナ効果とは、過去のネガティブな記憶は思い出しにくく、ポジティブな記憶は思い出しやすいというものです。
つまり、人間は、今よりも過去の方が良かったと思い込むのです。
残念ながら、マッサージによるリハビリ効果は、過去の方が高く評価されてしまいます。
まとめ
痛みのある利用者さんへのリハビリでは、マッサージ=受け身的な快楽は、おすすめできません!!!
痛みに対して利用者さんが対処できる自主トレや痛みがでにくい体の使い方の練習、硬くなっている部位の積極的な運動を行ってみてください!!!
利用者さん自身が進歩している感覚を体験できるようなリハビリを組み立てることをおすすめします!!!
痛みのある利用者さんにも、成長マインドセットが有効です!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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