大っ嫌いなアイツ攻略せよ!
このお話はシリーズ構成です。前話(#1)はこちらをお読みください。
今シリーズは私たちの悩みのほとんどを占めると言ってよい人間関係についてです。
人間関係の中でも最も克服するのにハードルが高い、苦手なタイプ、嫌いな人に関してのお話です。
2話目は以下の内容を進めるにあたって、私が『大っ嫌いなヒト』を攻略した体験談を先にお話したいと思います。
私たちが不要になったのにもかかわらず、似たような人間関係の悩みから解放されない理由
繰り返される対人関係の嫌なパターン(凶ループ)を引き起こすメカニズム
今回だけで「お腹いっぱい!」になると思いますが、この後にお話しする理由とメカニズムについての理解を深めるためにも、どうぞ引き続きお付き合いください。
【ケース2】私の大っ嫌いなヒト攻略体験
大っ嫌いな上長は会社公認デストロイヤー
先日、私を嵌めていた上長と街中で出くわしました。私よりも先に私の存在に気づいたらしい元上長は、私に気づかれぬようコソコソ逃げ出そうとしているところでした。
この人は私が職場で冷や飯を喰わされていた時に
「ヒトって平等じゃないのよ」
やら、冷遇された日々を抜けて汚名をそそぎ、名誉を回復したころに
「初めのうちに辞めさせておくべきだった」
というような、ドロッドロの昼ドラもビックリな発言を私に浴びせたような人です。
それがどうでしょう。今や元部下を見つけるや、コソコソ逃げ回らなくてはならない人になっていました。
その心情を推し量るつもりはサラサラありませんが、何かに怯えて生きるということは、人生に重く暗いものを抱えて生きていくことに他ならず、私たちが願う軽やかで伸び伸びと生きてゆくあり方とは真逆の態度です。
私はこの人が裏工作をしていたおかげで6年もの間、会社から疎まれ穀潰し扱いをされる憂き目にあうわけですが、会社を辞める踏ん切りを作ってくれたのもこの人でした。
ある朝のことです。
この元上長が私に口撃で喧嘩をふっかけてボコボコにして気分を晴らしたいという意図が透けて見えたため、挑発をやり過ごしていたのですが、相手にしないほど元上長の感情はエスカレートしていきました。
それでも怒らず冷静に切り返したところ、振り上げた拳の行き場をなくした元上長は、社内の机を獣のような大声を上げながら蹴り上げ始めました。
給料未払い問題にうんざりしていたところに、元上長のこの狂気じみた暴力行為で、私は目の覚める思いで、ハッとしました。
「こんな荒んだ暴力的なところに自分を置いておくのがかわいそうすぎる」
と、ここまでの酷い体験をして、私はようやく我に返ることができました。
そもそも、この元上長は御歳50を過ぎた女性幹部にして、今にして思えば自己愛性パーソナリティ。
その次席のリーダーも同じようなタイプで、「数の論理」なのか?おかしな人の人数が上回ると数は力となって、「むしろそちらが正しい」、いや、主流になってしまうのが『組織』と言うもののようです。
もっと言えば組織とも言えますが、『社風』とも言えるように思うことがありました。
慰留してきた役員たちに元上長の暴力的な行為があったことを説明しても、
「あぁー」と一瞬で状況を理解した上で、
「でも、自分も目の前でされて、見たことがあるよ」
と言うような、「だから矛をおさめて」的な言葉が返ってきたからです。
これを聞いたときには、心底あきれて言葉を失ったのと同時に、10年近く一緒にいても埋まらない価値観の溝は深く、馴染もうとして頑張ってきた貴重な年月の長さに私は愕然としました。
職場を見渡せば、この50代女性幹部によって破壊された器物に囲まれた環境で、ひび割れたキャビネットの引き出し、机の取っ手などは飛び散り、ケガをしないようにガムテープで補修されて使われていました。
つまり、株式会社であろうと、表面上は上品さを演出しても、世界的に認められて一流の方々がお客様にいても、詰まるところ、会社における上から下への暴力を容認する『そんな社風のそんな会社』なのでした。
どうりで『そんな社風のそんな会社』の代表である経営者Dさんが私たちに、「人間力」を磨け、と常日頃から教育するハズです。
それは結局は自分自身に「治さなければならないところがある」と思っているからこそ、「部下などはもっとそうに違いない、いや自分よりさらに欠けているはずだ」と思っていたのでしょう。
新しい解決法でサクッとお悩み解決!できないその理由とは?
私の場合は、生きていくことが怖くてしょうがないと前回お話しましたように、揉め事や言い争いが目の前で展開するのが苦手で、自分が犠牲になってでも事を収めようとする人間でした。
私の才能でもあるエンパスの悪い面が出てしまうと、場の空気を読みすぎてそういうことをしてしまうことがあります。
自分が「犠牲者」になることを進んで受け入れていたからこそ、そのような現実を引き起こしていた一面があったのです。
実は対人関係というのはこのように、どちらか一方だけが悪くてどちらか一方だけが正しいというコトはあり得ません。
今でこそ、このように状況を客観視できるようになりましたが、当時の私は「こんな目に遭うのは相手のせいだ」…
つまり今回の件でいうと、デストロイヤー元上長のせいであり、経営者Dさんの会社経営の拙さのせいだと思っていました。
ですが、サクッとお悩み解決!の扉をひらく大切な鍵は、
私が「犠牲者」になろうと無意識に思っていたこと
自分が「犠牲者」となって物事を丸く収めようとするやり方は間違い
と言うようなことに、私が「気づく」必要があったということなのです。
とはいえ、いかがでしょう。
こんなことにすぐに「気づける」と思いますか?
なかなか問題が高度で複雑だとは思いませんか?
善玉菌(善魂の菌)エネルギーを注入!する理由は、このようなことに「自分で気づく」高い視座がスピーディーに持てるようになるために必須だからです。
とはいえ、私にとっては未払い経営者Dさんもさることながら、デストロイヤー元上長のほうが許しがたく、私が論理的に納得できる要素は何ひとつありませんでした。
やり口は陰湿かつ卑怯であり、ただ私の存在が疎ましいという、それこそ私のあずかり知らないところに原因の元があったわけで、私にはいかんともしがたい身勝手な感情論によって裏でコソコソ陥れられていたわけですから、
暴力沙汰をきっかけに私の心の奥底に押し込めていた
「このヒト大っ嫌い!」
という激しい怒りが爆発しました。
というのも、私は裏での暗躍を知らなかったので、元上長にかなり尽くしていたのですからなおのことです。
ですが、私が仕事を覚え、役に立つ人材に育てば育つほど、もしかしたら無意識に「蹴落とそう、足を引っ張ろう」とする動きを誘発していたのかもしれません。
人の気持ちを踏みにじることに何ら罪悪感を持たない、自己愛性パーソナリティの持ち主ですから、何か釈然としない嫌がらせは確かに行われていて、
私がはっきりと口で説明するのは難しいけれど、
上長としての役目を果たさない。というようなやり口で仕事の邪魔をしていた実態や
善意の第三者を使った間接的攻撃が、今にして思うと次々と思い出されます。
対人関係とはどちらか一方だけが悪いわけではない「気づき」を得たとしても、このような現実問題を、あなたなら「すぐに受け入れることができる」でしょうか?
このように他者との人間関係のみならず、人間というのは自分の感情も絡み合って複雑にできていますので
私にはこうしたことを受け入れるに当たって大変な葛藤がありました。
葛藤を抜け出すのには少々時間がかかるものです。だから、このようなケースは時間がかかってしかるべきだと思う次第です。
私の大っ嫌いなヒト攻略体験エンディング
街中で久しぶりに会ったとき、元上長は隠れるような態度を私に見せました。
一方で当時の私は、感情的になっている人が怖くてびくびくしていたのが一変して、自制心を無くした上長の暴力的なシーンに怖じけることなく、
「あなたのいまの行動はすべて防犯カメラに残っていることは分かっているのですか?」
などと冷静に言えたのも、エネルギーのバリアケアをしっかりと行なっていたからです。エネルギーのバリアが保たれていると、他者との境界線がしっかりして距離が保てるようになるため我に返りやすくなります。
さらに善玉菌(善魂の菌)エネルギーに導かれることで、最大限に頭のイかれた元上長を見せられるというやり方で、私にとって本来歩むべき『最高最善の人生の道筋』に戻ることが出来ました。
そうでなければ、私は「まあ、こんなものか」とお茶を濁し、最低最悪の環境に留まろうとしたことでしょう。
ですが、自分が置かれた惨劇を客観的に見れるようになり、自分にとって最高最善ではない場所から立ち去ることを自らの意思をもって選択した今では、人生を長いスパンで見ると非常に良かったと思っています。
なぜなら、いま私はあの頃とは比べ物にならないほど、まわりにいる人たちに恵まれているからです。
それではお待たせしました。
3話目となる次回は、今回お話した『私の大っ嫌いなヒト攻略体験』を経てもたらされた、人間関係の悩みから解放されない理由とメカニズムについてお話したいと思います。
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