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脱殻

9日前

さなぎの季節

詩   ぬけがら

1か月前

音庭に咲く蝉々 本文(抜粋1)。

今日、ようやく見付けた今年初の“セミの抜殻”。 抜殻を見付けると、何故かワクワクする。気分は、もう王蟲の抜殻を発見したナウシカ。 頭の上では、今日も蝉時雨。

セミの抜殻を見ていると、つい“生命”について考えてしまう。 老生思うに、羽化して飛び去った成虫はあの世に旅立った“魂”であり、抜殻は地上に遺された“肉体”ではないか。小さな蟲から教わる死生観。 生きとし生けるものの儚さを感じる夏の昼下がり。蝉時雨は、今日も諸行無常の響きあり。

【随想】 蝉時雨の中で

小さな黄緑

【音楽】抜殻 / 宮沢和史

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