セミの抜殻を見ていると、つい“生命”について考えてしまう。

老生思うに、羽化して飛び去った成虫はあの世に旅立った“魂”であり、抜殻は地上に遺された“肉体”ではないか。小さな蟲から教わる死生観。

生きとし生けるものの儚さを感じる夏の昼下がり。蝉時雨は、今日も諸行無常の響きあり。
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