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#11 七夕の夜はかりそめの踊かな  井月

『井月句集』/『近現代詩歌』/池内紀『山の本棚』

4か月前

#6 桃さくや片荷ゆるみし孕馬 井月  

活字愛がないと活字疲れもありえない、もんどりを打つ緑のタヌキ集団、全身吸盤野郎、

【失せ物注意!!】©都築郷士

隠者たち

〈盃洗に散影うつる桜かな 井月〉この櫻は(吟行にお呼ばれ)山櫻、今の季でいゝかな。盃洗出てくるとこ見ても屋外。さかづきを洗ふ水容器である。屋内ぢや使はない。ばつちり過ぎる嫌ひがあるが、時期と云ひ景物と云ひ、想像世界であれど良い。〈人造美花に酒にも眞松マコトマツ くにを〉©都築郷士