やわらかな芝生
文:Ricona ナレーター: 佐々木健
ふと気がつくと
そこはとても広くなっていた
今までキツくてキツくて仕方なかったはずなのに
求めていた以上に広く広くなっていた
立っていた足の感覚が戻ると
眼からは大粒の涙が溢れていた
そして私は
きっと知っているであろう
カーテン越しの向こうに見える影に
ただひたすらに頭を下げていた
何か…
置き忘れてきているような感覚とと
「星にねがいを」
文:けいちん
絵:いずみ
★あらすじ★
ある日、白熊がお話ができたと、喜んで僕のところにやってきた。星に願いを・・・を聴きながら願いごとをすると・・・。
それは、当たり前のようで、つい忘れてしまいがちな優しさや温かさを想いださせてくれる白熊らしいお話でした。
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時間早送り研究所の博士は長年の研究をついに完成させました。
「博士おめでとうございます。」
「ああ、研究室でブンブン飛んでいたハチを捕まえたくて始めた研究が、まさかの大理論の発見につながるとはな。ハチの世界では、我々の動きは超スローモーションで見えている。小さいものは大きいものよりも時間が早く進む。時間早送り理論じゃ。」
「博士、それでこの巨大な装置はいったい?」
「うむ、助手君、最近起き
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今日は作る楽しさとクロさんについて話します。
中学2年生の頃、友達の家で衝撃の出会いをしました。マイコンです。私は夢中になりました。
プログラムが面白かったのは、雑誌に載っているプログラムを改造できることでした。上手くやらないと、変な動きになったり、エラー連発で元に戻せなくなったり、結局元のプログラムが1番良く出来ていることがわかったり。
プログラムの中には、
私は夢の中で、私ではない誰かになっていました。
四方を高い壁に囲まれた広い空間にいて、カウボーイハットを被り、ガチャガチャ鳴る靴も履いています。
私は靴を磨きながら、満足そうにこの世界を見ています。
磨き終わると、仲間たちに声をかけ、あたりを見回っています。
私はここではリーダーのようです。
ん?
私は何か落ちているものに気がつき、それを拾いあげ、見つめました。
驚いたことに、その手の中
“みんなの幸(さいわい)のためならば、
僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない”
星祭の夜、いつのまにかジョバンニは
天の川を走る小さな列車に乗っていた。
前の席には幼なじみのカムパネルラが座っていて
黒曜石でできた地図を眺めている
今、少年たちの星をめぐる物語が 始まる
賢治は、この物語をどんな思いで書いたのだろう
28歳の若者は、37歳で亡くなるまでこの物語を何度も書き直し
推敲を重