実践コミュニティ論によればコミュニティが直面する領域の問題が人々を引き寄せ責任感を持つことが発展の基礎であるという。レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドの領域の中の中核的問題は、一人一人の眠っている可能性を拓き、全員が躍動する組織を作ることにあると思う。私はそれを意識すると力が沸く。
人に何かをさせる場合には、言葉で指示する方法もあるが、実際にその動きをしているところを見てもらう方法もある。レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドでも、ファシリテーター自身が実際にモデルを作り、ストーリーを語り、モデルへの問いかけや応答後の振り返りまで、やって見せることが効果的に働く。
レゴ社の製品レパートリーにテーブルトーク・ロールプレイングもできるダンジョンズ&ドラゴンズのシリーズが加わった。対象の世界はファンタジーだが、様々な状況でプレイヤーが会話と決断を繰り返す部分はシリアスプレイと大いに重なる。レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドにも参考になるかもしれない。
レゴ🄬シリアスプレイ🄬メソッドで自分の状況についてのモデルを作ることは、単に3Dであるということにとどまらない。認識の次元を一つ上げることである。その次元の軸は自らを見る視点を動かすということである。そこに「もし~だったら」という問いを展開することで次元を一つ増やすことができる。