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※本連載は第26回です。最初から読む方はこちら。
令という文字は「美しい」を意味するという。美というのは多次元的である。令の示すところの美は、どのような美しさなのだろうと思い、万葉集研究の第一人者、国文学者の中西進先生にお聞きしたことがある。中西先生は「令和」の元号の考案者であるとしてその名の知られた人であるが、ご本人は、元号は天の声で決まるものであって、考案者というよう
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※本連載は第25回です。最初から読む方はこちら。
一人でいるとストレスが溜まっていく人と、一人でいられないとストレスが溜まっていく人と、世の中には2種類の人がいるようだ。ちなみに私はどう考えても後者に分類されるが、みなさんはいかがだろうか。日本は空気を読むことを求められる国であるから、意外に私と同じタイプの人は多いのではないかと、心ひそかに思っていたりはする。
コロナ
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※本連載は第24回です。最初から読む方はこちら。
マンガ家として有名なヤマザキマリさん。『テルマエ・ロマエ』を百歩譲って読んだことはなくとも名前を知らないという人はわずかなのではないか。
オンラインの和英・英和辞書weblioにこんな例文が掲載されていたのを以前、発見した。
・「テルマエ・ロマエ」は人気の連載漫画だ。
"Thermae Romae" is a p
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※本連載は第23回です。最初から読む方はこちら。
お会いするごとに深く、どこまでも広がりのある世界を感じるような女性である。
私たちはほぼ同い年であるけれども、也哉子さんはかなり早く、10代の内に結婚することを決めている。当時、本木雅弘さんが也哉子さんと結婚することを発表されたのを自分もTV越しに見ていた。そのニュースの流れた時、内田也哉子さんという人はこの年齢で結婚
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※本連載は第22回です。最初から読む方はこちら。
ちさ子さんにはじめてお会いしたのはあるテレビ番組の収録でのことだ。ちょっとハスキーで弾けるような声でテンポよくお話をしたり快活に笑ったりするさまが印象的で、ああこの人は周りの空気を読んで振る舞うような人ではなくて、みずから空気を作る人なんだな、と思った。ちさ子さんに一度でも直接会ったことのある人は、その力強さと前向きさに、
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※本連載は第21回です。最初から読む方はこちら。
大下容子さんのことを書こうと思う。
キー局のアナウンサーとして長く活躍され、現場での職責はそのままに、本年6月、エグゼクティブアナウンサーとして役員待遇となった。現在放送中の「大下容子ワイド!スクランブル」や17年まで放送された「SmaSTATION!!」などでの彼女の姿を知っている人には説明するまでもないことだが、控
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※本連載は第20回です。最初から読む方はこちら。
台風など、災害をもたらすものが近づいてくる時や、パンデミックのさなかに、多くのみなさんが「災害や新型コロナウイルスの感染拡大が、ただちにトイレットペーパーの不足を引き起こすわけがない」等と理解はしているはずなのに、つい、いつもより多めに購入してしまったりする。
面白いことに、日本トレンドリサーチが実施した調査で、「買い
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※本連載は第19回です。最初から読む方はこちら。
昔、知己の中にこういう人がいた。絶世の美女というほどではないが男好きのする美人で、モテて性格も一見さっぱりしている、けれどちょっと付き合いが深くなると、利用価値の有無で人を判断する。そして引くほど恋愛体質で、容姿や経済力や本人は大学へ進学していないのだけれどなぜか学歴で人を見下していることが、会話から漏れるタイプの人だ。な
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テレビ番組という場に出させていただくようになってしばらく経つ。テレビというのは視覚に訴えかける情報伝達を扱うという特性から、番組でご一緒した人には、一瞬で目を奪われるような美しい人がたくさんいらした。女優さん、モデルさん、タレントさん、アナウンサーの皆さん等々……美しさと一口に言っても、お顔立ちもそれぞれに異なり、性格的な
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※本連載は第17回です。最初から読む方はこちら。
感染者が日ごとに増えるような様相の中で、不安を抱えている人も多いのではないかと思う。
改めて気になったのは、日本人の笑顔の使い方である。テレビ等の動画メディアに映って「私も新型コロナに罹りました」という日本の人々は、表情に緊迫感を見て取ることが難しく、どちらかといえば飄々として、あまつさえ笑顔を浮かべながら話すというの