北陸電力の志賀原発2号機は、日本でも4基しかないABWRであり(柏崎刈羽6 & 7、浜岡5)、新規制基準適合安全審査の申請書提出は、2014年(CY)であり、中部電力の浜岡4とほぼ同時期であり、安全審査は、すでに9年目入り、もめているのは、原子炉建屋直下に、破砕帯が存在するため。
原子力規制委員会は、本日、北陸電力の志賀原発原子炉建屋直下の破砕帯が、「活断層でない」と断定しましたが、北陸電力は、最初から、「活断層でない」と主張していたところ、同委員会の有識者会合が、明確な根拠なく、「活断層の可能性がある」とした経緯があり、同委員会は、敦賀2に次ぎ、連敗。
Trovatoreさんから、「破砕帯の判断を多数決で押し切らないのは、地震の専門家だからでしょうか」なるコメントあり。実際は、多数決より悪質、最初から、バイアスを設け、破砕帯=活断層と決めつけ、報告書をまとめ、安全審査では、報告書と真逆な結論にしました(本欄バックナンバー参照)。