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呟】わたくしにとって狂言面を打つことはただの作業にあらず 面打ちはお稽古でござる 稽古は稽古照今 古を稽え今を照らすのでござる 先人古人の手による面から学び 今の狂言に活かそうとしているのでござる その姿が一刀ごとが狂言に活きるようにと稽古しているのでござる

呟】今年の四月の作品展に出した狂言面『福の神』 観に来られた方がことのほか氣に入られぜひ譲ってほしいとのことでお嫁入りすることになってござる 桐箱と面袋を揃えてお渡し終えてござるがそもそも狂言で遣うべく打ったものなれば 今年今一面並行して福の神を打つことにいたしましてござる

呟】なんだか毎日用が重なり 狂言面打ちお稽古も一カ月振りとなってござる お稽古行かない合間にも 乙の面型に沿って垂直に削ぎ調えることができたのは進歩でござる 二面並行で打つためできることは 自宅でやっておこうと努めてござる

呟)狂言面打ち福の神の彫りが終わり胡粉と膠で下地塗り 少し磨いて下色を付け さらに磨いてから上色を叩いてござる この辺りから細かな石を混ぜて表面に凹凸を施しそこに陰影を着ける濃い色を振り掛けてござる さらに濃い色を重ねたあと 墨で毛を描いてまいりまする 完成が見えてきてござる

呟】日曜は朝から狂言面『福の神』打ちの続きでござった 毎度持ち帰るモノの自宅ではなかなか進めることができずにおりまする 打つ場所や時間を予定として確保する必要がありましょう 次回お稽古までに一回 これは自身との約束でござる

呟】狂言面『福の神』五月二回目に参ってござる 先に来ていた大先輩は今年既に四面目の仕上げ彫の最中 粗彫できるところは自宅で彫り 師の作業場で手本を見て仕上げるそうでござる わたくしは縦型を合わせるための高さを整え 持ち易くする為裏面を粗繰り 思い通りやや早めに進んでござる

呟】狂言面作品展 面風會展三日間の展示が終了してござる 昨年の五月から彫り始めた狂言面空吹 最後の髭を取り付け整え終えたのが先週末でござる 能面十面 狂言面九面 翁三番三面四面 創作狂言面三面 合わせて廿六面 わたくしのお知り合いも大勢来てくださり たいへん嬉しゅうござる

狂言面作品展 面風會の展示が始まってござる

呟】今日から狂言面打ちも三年目 前回は彫りに時間が掛かり彩色がイコウ短うなってござる 賢徳、空吹に続く三面目は 狂言福の神に遣う狂言面『福の神』でござる 遣う檜材は小面と同じ最も小さいモノ 福の神の面は女面並に小さいようでござる 序盤は大胆に細部は慎重に彫り進みょうと存ずる

呟】立春すぎて今年狂言の舞台に狂言面打ちに披露める活動にいっそう取り組む意欲が満ち満ちてござる 二月に入って三度目の狂言面空吹の仕上げ彫り 頬を削ぎ顎を細めればだんだん歳嵩が増してきてござる 後は額の皺を深くし 眼に光を増して参れば仕舞いに近づきまする

呟】狂言面打ち 空吹の顔つきも徐々に手本に近づいてきたようにござる 口元と顎、頬を調えると 随分好くなってござる 目と鼻を調える前に全体にヤスリを掛けてから微調整 色を入れる前に裏を彫りまする 今月中に上げる予定でござる

呟】仕上の彫りでは手本の面をいろんな角度から見比べ 曲がり加減や深さ形、長さや厚さを測って調えまする 手本は師匠の写し面なれば持ち帰って打つこともできるのでござるが未だ借りて帰ったことはござらぬ 今後少しも早く仕上げるには自宅で打つ時間を融通する必要があると感じてござる

呟】狂言面空吹 昨日口元と顎、そして頬骨を調え こんにった休憩中に紙やすりを掛けてござる 彫り痕の凹凸をなくすと 随分すっきりした面差しになってまいった 四月二十一日からの作品展まで二ヶ月余り できるだけ精度を高めてまいろうと存ずる

呟】こんにった能面師の中村光江師とお弟子さんたちによる能面作品展白川会へ伺いましてござる 多くの能面が壁だけでなく立体的にも展示されてござる とりわけ女面が多くさまざまな容貌の面がござった 狂言面二面目のさなかではござるがいずれは増女か孫次郎あたりを打ってみたいと思うてござる

本年は狂言面をも打ち励みょうと存じまする

狂言の和らいを披露めとうござる

檜角材から狂言面が現れつつござる

呟】今月二回目の狂言面打ち 先月進められなかった分 今月は高頻度で伺いまする 額の形と皺成型が半分後半は耳の成型に集中してござる 左耳が七割👂の出来右耳は厚み角度など未だ三割未満でござる 部分毎に八割ほど進めては隣接部位へ移ってまいります 今月中には彫り終えたいと存じまする

呟】わたくし狂言面を打っておりますが、狂言で面を掛けるのは動物や神様そして老人や一部の女性でござってその殆どがアドでござる 一方能では殆どのシテが面を掛けてござる 能のシテは神様や幽霊が多く 狂言のシテは人間の男が多いのでござる 能も狂言も生きた男でない時に面を掛けがちでござる

福の神の面を掛けて福の神を演じ真の福の神となるまで‘福のかみ’でござる

呟】まだあつさ残る京都でござる午後は代休にて刀を携え狂言面打ちに参ってござる 狂言面空吹には目鼻口に孔がござる この孔を穿つ準備として裏面を彫り進めてござる 表の位置を確認しながら裏を削り落としまする 常に指で挟み厚みと位置を測りながらでござる 指の感覚が重要でござる

呟】こんにった狂言面打ちに参ってござる 空吹の目鼻口の孔を空けるべく裏面を程良い厚さまで彫り進め 電動ドリルにて緩やかに穿ってまいりまする 空けた孔を刀で拡げたれば 厚みを調整しつつ手本と較べながら容を調えてまいりまする まずは耳の傾き、そして額の丸み少しずつ少しずつでござる

狂言面打ち 発表会で一区切りでござる

狂言面『賢徳』打ち終え 発表会にも出展できましてござる

こんな角材の中に狂言面の素があったのでござる

呟】今週は狂言のお稽古が一つ、狂言会が二つ、そして社中の仲間の住む舞鶴への日帰り旅行、その合間に狂言面打ちの仕上げ彫りからできれば彩色へと 狂言の予定が目白押してござる さりながら、狂言の予定はいくらござっても、好いものでござる そう思えるものと出逢えたことに感謝でござる

尼-イ】狂言にも面を遣うてござる

尼-ロ】狂言で頭を飾るモノは