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檜角材から狂言面が現れつつござる

和ろうてござるか〜

急に冷え込み、暖房の入った部屋でも上着を羽織ったまま狂言面を打ってござる

十月まではTシャツ

今年五月より二面目の狂言面“空吹”を打ってござる
当初の予定では師走には彩色に入り
並行して次の面の粗彫りを開始するはずでござったが

九月から乳酸菌の方のおしごとで
些か問題が続きなかなか打ちに行く状況にしがたく見込みが外れてござる

そんな予定はともかく
いまはひと掘りずつ
進めるばかりでござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみがもっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”となって
狂言へとご案内するべく描いてござる
なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりまりませ
狂言案内草紙「南無三寶」より一部改

紙で拵えた型に合わせながらの粗彫りで
おおよその形を彫り出した後は

手本の面と見較べ
岩崎先生に確認しながらの作業は
持ち帰ってすることもできまするが
手本の面を持って帰るのが憚られて
未だならぬによって
地道に師の作業場へ通うて彫り進めてござる

先日伺った能面師中村光江師の教室の作品展では
能面小面の制作段階を紹介してござった

能面小面の制作過程

わたくしの
進捗をこれに寄せてみますれば
かような様子と相成りましょうか

左端の面はお手本でござる

来年の四月に作品展がござる(狂言の発表会と一週間違い)
なんとか今年中に彩色に入れるよう
あと数回
週末毎に詰めてまいろうと存じまする

この狂言noteはけんすけ福のかみが
大蔵流茂山千五郎家 島田洋海社中にて
狂言を学んだことをモトに
実際に狂言を(できれば生で)観て
和らいでもらいたいと願うて描いてござる🖋

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