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呟】三年目を迎えた狂言面打ち 明日から京都市文化博物館で作品展が始まりまする 本日はその準備のため午後休を取り展示会場へ参ってござる 作品展参加も三回目 準備も少しずつ慣れてきてござる 明日から三日間自由に観ていただけまするによって ご来場を待ちつつ愉しみまする

呟)狂言面打ち福の神の彫りが終わり胡粉と膠で下地塗り 少し磨いて下色を付け さらに磨いてから上色を叩いてござる この辺りから細かな石を混ぜて表面に凹凸を施しそこに陰影を着ける濃い色を振り掛けてござる さらに濃い色を重ねたあと 墨で毛を描いてまいりまする 完成が見えてきてござる

呟】十月はなかなか面を打ちに行くことが成らず 十一月に入っても予定通りには参りませぬが ようやく福の神さまらしい容貌も現れてきたようで嬉しゅうござる まだかなり厚みがあって 何層も削り進めるとは思いまするが この面差しを保ちながら調和しつつ打って参るのでござる

呟】日曜は朝から狂言面『福の神』打ちの続きでござった 毎度持ち帰るモノの自宅ではなかなか進めることができずにおりまする 打つ場所や時間を予定として確保する必要がありましょう 次回お稽古までに一回 これは自身との約束でござる

呟】立春すぎて今年狂言の舞台に狂言面打ちに披露める活動にいっそう取り組む意欲が満ち満ちてござる 二月に入って三度目の狂言面空吹の仕上げ彫り 頬を削ぎ顎を細めればだんだん歳嵩が増してきてござる 後は額の皺を深くし 眼に光を増して参れば仕舞いに近づきまする

檜角材から狂言面が現れつつござる