末盛千枝子

これが、ぼくの原風景(すばらしい季節/ターシャ・テューダー)

これが、ぼくの原風景(すばらしい季節/ターシャ・テューダー)

冬から春へ 夏から秋へ 季節が変わっていくとき サリーは じぶんのからだを ぜんぶつかって それを たしかめます ぼくは、閉鎖的な部落で生まれた。小学校高学年になるまで、一人で部落を出ちゃいけなかったし、ぼくの実家は、周辺の家の本家(?)で、その子どもであるぼくを疎む子もいた。実家は実家で、長女のぼくは理不尽なことでも我慢しなきゃいけないことが多かった。「肩身が狭い」ということばを知らなくても、それを痛感する日々だった。(8割は性格のせいだった気もするけど。) どこへ行っ

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MORIOKA第一画廊と弟たち|末盛千枝子

MORIOKA第一画廊と弟たち|末盛千枝子

文・末盛千枝子(編集者) MORIOKA第一画廊と喫茶舷(げん)が昨年秋についに閉じられてしまった。盛岡市の中心、中ノ橋の袂、テレビ岩手の一階にあって、ここに移ってからでも30年は経っていた。街の中心なのに、中津川という美しい川に面していて、春には河原に勿忘草が咲き乱れ、秋には信じられないようなことだけれど鮭の遡上が見られるのだ。 MORIOKA第一画廊と舷は、まるで盛岡の美術の発信地のようなところで、彫刻家の父舟越保武はもちろん、両親の苦労を見て育ったはずなのに、なぜか

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安野光雅さんを悼む@1日6,000歩#163日目

安野光雅さんを悼む@1日6,000歩#163日目

安野光雅さんを悼む 今朝。新聞朝刊を開き、安野光雅さんの訃報に接する。 昨年12月24日に、肝硬変のため94歳で亡くなられたとのこと。 お元気で、現役で活躍されているイメージしかなかったので、にわかに信じられなかった。 安野光雅さんの「ふしぎなえ」などの絵本は、子どもの頃に、手にとっていたように思う。 安野さんの存在をより近くに感じるようになったきっかけは、9年程前に、末盛千枝子さんという方の本を盛岡・光原社で手にとってから。 末盛千枝子さんは、彫刻家・船越保武さ

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ゴフスタインとの想い出

ゴフスタインとの想い出

M.B.ゴフスタインという作者の名前にピンとこなくても、子どもの頃、または読み聞かせで、『ブルッキーのひつじ』を手に取られた事のある方は多いのではないでしょうか?アメリカ、NYを拠点に画家として活躍、そして多くの絵本を著したゴフスタインは、2017年逝去。2000年の始め、大好きだった書店に入社し特に児童書に夢中だった私は先輩の影響で多くのゴフスタインの作品に出会い、”言葉にできない”衝撃と影響を沢山受け取りました。 『私の船長さん』/谷川俊太郎:訳 誰のかも、何処かもわ

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