リベラルは、人間の理性や知性、ならびにそれが生み出すと考えられる「合理的知識」「科学的知識」を重視する場合が多い 対照的に、保守は、人間の理性や知性の有限性を強調し、それらが生み出す「合理的知識」もあまり信用しない。人間や社会という複雑なものをそれだけでは捉えられないと考える
日本の「国のかたち」を成り立たせているのは、多数の普通の人々が有する倫理観や規律意識、秩序感覚といったものだろう。憲法や法律といったものの役割を否定はしない。しかし、世界的にみても稀なほど安定的に保たれている日本の秩序を主に支えているのは「文化」の力「普通の人々の質の高さ」では?
施光恒の講義によると日本は文化を基軸とした緩い規律で国や組織を作ってきた。対して、中国は権力を基軸とした堅甲なき率で国や組織を作ってきた 日本人に目覚めよと呼び掛けているのは日本人は先祖から受け継いだ感性をもとに国を作ってきたのだから、感性に合う組織作りが日本人にあっているからだ
日本人は頭ごなしの命令を嫌う 故にトップダウンよりもボトムアップ型。ゆるキャラというものが生まれた 理想のリーダー像においても愛着のある円満な組織を望む人を置きたがる傾向がある 決断力やリーダーシップよりも配慮や気配りを 強い人よりも敬愛できる人をリーダーに置きたがる