施光恒

施光恒 英語化は植民地政策だ

英語化は植民地化政策だ

―― 施さんは『英語化は愚民化』(集英社新書)を上梓し、英語化に警鐘を鳴らしています。

施 結論からいうと、英語化は植民地政策の一環です。安倍政権は様々な面で対米従属を深めています。経済面ではTPP、軍事面では日米ガイドラインと安保法案、そして文化面でも英語化という形で対米従属が進行しているのです。

 しかし言語の問題は政治や経済とは訳が違います。国語は国家、民族、歴

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施光恒 日本語こそ戦後レジーム脱却の鍵だ

言葉の混乱が政治的混乱を引き起こしている

── 「言語を失った民族は滅ぶ」と言われますが、現在、日本語は英語化の脅威に晒されています。『英語化は愚民化』(集英新書)を著した施さんにお話しを伺いたい。

施 まず政治学者である私が、なぜ言葉に関心を持ったかという問題意識から話したいと思います。私は、政治思想的な意味で「保守」の考え方に共感を覚えることが多いのですが、言葉に注目して政治や社会を論じれ

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施光恒 国民生活の根幹が破壊されている

厚労副大臣が外資系製薬会社の御用聞きをする異常さ

── 安倍政権は、対日直接投資推進会議の枠組みを利用して、規制改革を加速させようとしています。

施 投資拡大の名のもとに、あからさまにグローバル投資家や企業にすり寄る姿勢を見せています。日本国民ではなく、グローバルな資本が、日本の政策を決めてしまう事態が進行しているのです。

 対日直接投資推進会議が昨年3月に発表した「外国企業の日本への誘致に

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