【進歩派のジレンマ】多文化主義と所得再分配が両立不可能である理由
現在の日本は、直近の入管法改正においても見られるように、移民や外国人労働者についての政治的な課題が山積している状態です。このことは、どの政治的立場からも異論がないと思われます。その中で、リベラル派は、「外国人との多文化共生を推進してくべきである」という、多文化主義に基づく主張を強く展開しています。(一例として、日本の代表的なリベラル政党・立憲民主党の政策「多文化共生社会(外国人)」を挙げておきます。)
しかし、そのような主張に対しては、既に20年近く前から、深刻な疑念が呈さ