秋の陽の茶渋ひとつが母の今 **** 食器棚から手に取ったマグカップの内側にシミを見て、母の老いを現実として受け入れきれてなかったことに気づいた。今まで出来たことが当たり前に出来る身体環境じゃないんだと。たぶん一番拒否してるのはアタシ。 母、先日やっと白内障の手術を終える。
春嵐唸るは大楠ばかりなり ******** 大きな楠で大勢の小さな葉っぱの擦れる音だけが聞こえる。
印字にて知る落葉の不甲斐なさ ******** 運転免許を持たない私に母を紅葉狩りに連れ出す手立てはもうない。 知らぬ間に新聞には落葉や落葉近しの文字。
味噌玉に解けて解ける秋の宵 ******** 味噌玉って便利ね。 具材探しの旅に出よう。笑
つきさんが柿の実のごと熟してく ******** オレンジのバリエーション!
熟れ梅が頬膨らます水の中