あかんとあかんくないのあいだ
このままではあかんのである。なにがあかんのかはハッキリしているのだが、その解決方法がわからぬ。わからぬ方向へむやみに駆け出すのは、もっとあかんのである。
なにがあかんのか。いろいろである。色々である。色といっても色蘊のことではない。さまざまなことというのを日本語では色々、つまりいろいろといってごまかして、いわゆる婉曲的に表現しているのだ。そしていろいろあかんのはどういうことかというと、あかんのである。はかゆかぬのである。はかばかしくないのである。何を言っているのであろうか。