中崎タツヤ

『じみへん』中崎タツヤとのたった一度の打ち合わせ場所は◯◯◯だった

『じみへん』中崎タツヤとのたった一度の打ち合わせ場所は◯◯◯だった

※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部) 【レビュアー/佐渡島庸平】 漫画の打ち合わせは、様々なところで行われる。 『宇宙兄弟』の場合は、NASAの食堂や、無重力を経験するためにいった名古屋の飛行場でも行ったことがある。どんなことでも漫画のテーマになりえるから、当然といえば当然だ。 でもやっぱり、ほとんどの打ち合わせは、喫茶店か事務所で行われる。 はじめて会うときは、尚更だ。 先日、スピリッツでの長期連載が終了した『じみ

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書物巡礼

書物巡礼

「もたない男」 私はどちらかと言うとモノを捨てたがる方です。 大事なモノは取っておくけど、迷ったら割とゴミ箱行き。 薄情だなと思ってましたが、 中崎タツヤさんに比べたら、私随分モノに執着してるではないか。 漫画家中崎タツヤさんは、ありとあらゆるモノの無駄を捨てたがります。 でも、世に言う断捨離とは大分事情が違う。 家電や家具のあらゆる付属品、読み終わった本のページ(破って捨てて、それに合わせて背表紙のサイズを一々直す。)、ポールペンのインク

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読書日記4

読書日記4

 もたない男  中崎タツヤさんの文庫本。漫画家で「じみへん」とか「身から出た錆」などを書いていた。漫画を読まないけど、そこら辺の話は知っていたので、有名な漫画家だと思う。漫画もシュールらしいんだけど、この本も凄くシュールでボールペンを短くするとか、文庫本を読んだところから破いて捨ててしまい小さくなる分だけ表紙を切るとか、ちょっと笑えるエピソードが多い。  「キャラづくり?」と最初は思うのだけど、本気で書いているみたいで、どんどん個性的な「断捨離」にクスクスと笑ってしまって

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中崎タツヤ著『もたない男』を読む。

中崎タツヤ著『もたない男』を読む。

私は漫画は読まない。絵よりも文字を読みたい方だ。だからブックオフでこの本を手に取った時も著者が漫画家であることは知らなかった。ではなぜ購入したかというと、最初のページの写真に惹かれたからだ。まったく何もない部屋に四角い枕がひとつだけ置いてある。ちょうど引っ越しを考えていて、断捨離を断行しようと決意していた時期だったので写真のような何もない空間にあこがれていたのだ。 この本の最後に「断捨離」の著者やましたひでこさんの対談が載っている。その中で山下さんは 断捨離とは無自覚、無

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アナログ原稿の行方

アナログ原稿の行方

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『じみへん』中崎タツヤとのたった一度の打ち合わせ場所は◯◯◯だった

『じみへん』中崎タツヤとのたった一度の打ち合わせ場所は◯◯◯だった

『じみへん』中崎タツヤ まとめ買い マンガの打ち合わせは、様々なところで行われる。 『宇宙兄弟の場合は、NASAの食堂や、無重力を経験するためにいった名古屋の飛行場でも行ったことがある。どんなことでもマンガのテーマになりえるから、当然といえば当然だ。 でもやっぱり、ほとんどの打ち合わせは、喫茶店か事務所で行われる。 はじめて会うときは、尚更だ。 先日、スピリッツでの長期連載が終了した『じみへん』の中崎タツヤさんと一度だけ打ち合わせをしたことがある。 新人編集者の時

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