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妙に覚えている漫画の話。〜万力で男の大事な物を・・。

こないだ、YouTubeでオードリーのオールナイトニッポンの昔のを聞いていたら、若林さんが「じみへん(中崎タツヤ著)」がなんだかわからないけどめちゃくちゃ好きだった、と話していました。


私も中崎タツヤさんの漫画は何冊か、「じみへん」や、「悶悶サラリーMAN」などを持っていました。


たしか、「悶悶」の方だったと思うのですが、ある男がふと目覚めると見知らぬ部屋にいて、大きめのテーブルと、なぜか万力がテーブルにセットされている。


男は、何を思ったか、テーブルに上って、パンツを下ろし・・。


以下、特にご婦人には理解不能、且つ下品かもしれませんので、ここまでで読むのを止めた方がいいかもしれません・・。


男の大事な大事な、キン◯マを万力に挟み込み、徐々に万力のネジを締めていき、、


「いて、いてて、、はは、、」


「もう少しいけるか、いや、無理か、、」


と、痛みの限界(?)にチャレンジしていく話がありました・・。


なんでそんなことをするのか、意味不明です。


状況としてはたしかに、他に何もすることがない。

とはいえ、なぜそんなことを、、


全く必然性がない行動です。


みょ〜に記憶に残っている漫画です。


最近、こちらの本を読みました。
中崎タツヤ氏が、自身の「断捨離」について書いた本です。

2015年出版


並の断捨離ではありません。

とにかく、中崎さん基準で「不必要」と思ったら迷わず捨てる。

母からの手紙を捨てる、ソファを捨てる、パソコンを捨てるなどは序の口で、バイクのフェンダーを外して捨てて雨の日に乗っていたら泥水を被りながら走る羽目になったとか、ボールペンを、インクを使って短くなった分だけ本体の方をカッターで削っていき短くして使うとか、常軌を逸しています。


まるで笑い話のようですが、本人はいたって真面目なようです。


そんな中崎さんの執筆用の賃貸アパートの部屋には、ほとんど物がなかったそうです。(中崎さんは定年の年ですでに絶筆したそうです。)


部屋の写真が掲載されていました。

作画道具も最小限。
椅子も背もたれなし。


部屋についていたガスコンロは、
捨てるわけにもいかず押し入れに収納したそう。


万力の男の話、なぜこんな話を思いつくのか不思議だったのですが、ほとんどモノのない部屋で執筆に極限まで集中することでしか思いつかないのかもしれません。


「もたない男」を読んで、点と点がつながった思いでした。


「もたない男」という本も、なかなか考えさせられる本でした。

いろんな物との関係性を見つめ直したい方におすすめです。

思わず部屋を見渡して、これは必要なのか、なんで必要なのか?と考えたくなります。

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