kuucoro

読書が好きで本の感想文(読書日記)を書いています。ちょっと読書日記も増えてはきています…

kuucoro

読書が好きで本の感想文(読書日記)を書いています。ちょっと読書日記も増えてはきています。共有できる作品ありましたら、読んでみてください。つい最近、エッセイも書いています。

最近の記事

エッセイ【文章の書き方】

体言止めという文章の表現方法がある。名詞や形容詞でビタ止めする方法で、俳句や短歌にも使われる。文章のキレをよくすると言われている。簡単に書いてしまうと…… 僕をドキッとさせるほどの唇。 よだれが出てくる食べ物。 とかキャッチコピーと捉えてもらうといいけど、そんな感じで小説とかでもよく使われたりしている。太宰治の「走れメロス」とかは「体言止め」で書かれている傑作といわれている。 『仮面ライダー電王』を好きな女性と付き合っていたことがある。佐藤健さんのほとんどデビュー作と

    • エッセイ 【聴く読書】

      本が好きな人って必ずきっかけがあるというか、好きな本があったり、好きな作家ができたりするというけど、正直いうとほんとかなと思ってしまう。 というのは読書好きの友達を何人も知っているが、恐ろしくテレビを見ない人が多い。ゲームや映画を見たりはしているが、仕事が終わってすぐにテレビやYouTubeをつけてみる人がいない。 つまりは時間のつぶし方が根底から違う感じがする。 この頃、散歩をするルーティン化している。平日の通勤ラッシュの前の朝の時間を聴きながらAudibleを聞いて

      • エッセイ【新しいジムの話……」

        去年の秋ごろに体重がマックスで93㎏あった。会社で支給される服がいよいよ、はち切れるというときに「痩せなきゃ」と思って3㎏痩せたんだけど、何故か89㎏に落ち着く…ウエストはパンパンだけど今の生地はいいので破れずに堪えていた。 いやはやと思ったのは今年の正月に全身をみれる鏡をGUに買い物に行ったときにみたときだった。いつもは鏡の少ないファッションセンターしまむらの大きいサイズで満足していたんだけど、たまたまパルコ内にあるGUに行くことがあって、行ったときにたまたま鏡をみてしま

        • エッセイ【身体を鍛えるということ……】

          昔の話なんだけど、田舎にというか東京から呼び戻されて、親の借金を返すために同居していた時に派遣で工場に勤務していたことがあった。3年近くだっただろうか、最初は社員として働いていたのだけど、バイト禁止のところで生活費のためにバイトをしていたので、会社に居づらくなったのもあった。35歳近くてその頃の就職状況を考えると思い切ったとも思う。 その頃は、グレーゾーンでお金を貸すのが当たり前のサラ金、マチ金が全盛期の頃で親がそれを借りまくったための借金があった。今の時代に生まれていれば

        エッセイ【文章の書き方】

          エッセイ 【なれの果て……】

          昔の漫画で『人間交差点 -HUMAN SCRAMBLE-』がある。矢島正雄(原作)・弘兼憲史(作画)という作品で1980年から1990年にかけて書かれた昔の漫画で大体が1話完結の作品でその中に『なれの果て』という作品がある。弘兼憲史さんは『課長島耕作』の作者でもある。 主人公は自分を成功者だと思っている外交官で発展途上国に駐在している。しかし無事に終わって帰国することを願っているだけでやる気もない。ただ国のお金で家族と裕福に暮らしている。それがある日この最果ての地で、大学の

          エッセイ 【なれの果て……】

          エッセイ 【秘伝のレシピ】

          生魚と牛肉があまり好きでない僕にとって外食っていうものが特に楽しみでなかった。そのことを友人とかに話すと「もったいない。人生の大半を損している」と言われた。大人になるまでは貧乏だったのもあって特に気にならなかったが大人になると本当にそう思うようになった。 好き嫌いというか食べれないものはないけど、特に気に入って食べることはない。お酒も飲めないので居酒屋にいく機会もない。一人暮らしの味方である牛丼は僕には見方ではなかったので、もっぱらいくのは町中華だった。 ラーメンもよくい

          エッセイ 【秘伝のレシピ】

          エッセイ【noteの意味……】

          noteの毎日投稿のために有料プランに加入してしまった。投稿の時間指定がそれでしかできないというのがnoteの弱点だとは思うけど、それがnoteの資金源だとしたら、やむをえない感じもする。(noteって実は上場企業で赤字経営でもある) ただ、無料でもいいかなと感じてしまう。wordなどのドキュメントはやり直し機能がついているのに、noteでは機能がついていないために有料化でつけてくれるといいなとは思う。webアプリとはいえ、Google Docs では普通に使えるのだから、

          エッセイ【noteの意味……】

          読書日記249 【わたし定時で帰ります】

          朱野帰子さんの作品。「私定時で帰ります」のドラマを観ている。Amazonプライムで配信になっていた。小説は読んでいたので、ドラマはすんなりと受け入れることができた。ただ着地点という意味ですこし難しい感じがある感はいなめない。 仕事ってその場、業種、社員や会社の風土とかが自然に発生される。残業を推奨している会社では残業を増やして給料アップし生活を安定させていたみたいなところもある。 効率的な働きをして定時にということが善で、残業ばかりして会社に残ってというのが悪?という考え

          読書日記249 【わたし定時で帰ります】

          読書日記248【52ヘルツのクジラたち】

          町田そのこさんの作品。長編小説となっていて2021年の本屋大賞を受賞している。短編小説家と思いきや「実は長編小説のほうが得意です」と言わんばかりの内容でビックリしてしまった。 長編小説の上手い人の特徴に「冒頭の普通の生活」というのがあると僕は思っている。長編小説の名作にはサザエさん張りの「普通な生活」が描かれることというのがある。村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」の主人公がスパゲッティを茹でるところなど、物語が動く前の平和な時間がながれるのが物語としてすごく大事になる気がし

          読書日記248【52ヘルツのクジラたち】

          エッセイ 【カメラという名の病】

          ニコンというカメラメーカーが一眼レフカメラから撤退するという話を2年ぐらい前に聞いた記憶がある。報道のなか会社は撤退しないと述べたことも言っていた。 スマホにカメラ機能がついて色々な写真が撮れるようになった反動でカメラ、特にコンパクトデジカメの売れ行きが悪くなったというのが事実としてあるようだけど、カメラは正直個人の腕というか技術がモロにでてしまう。 カメラもそうだけど、今はPhotoshopなどの高級な画像編集ソフトを使わなくても、画像の切り抜きやら背景を消したりするこ

          エッセイ 【カメラという名の病】

          エッセイ【好きな映画について……】

          昔のひとに好きな映画はというと必ず何人かが特に映画好きがいうのが、小津安二郎の「東京物語」だろうなと思う。何回も聞いているし、見てもいるけど、僕にとって面白かった映画って何かな?思うので、それを思い出してみようと思った次第です。 1.龍の子太郎 wikiにで調べてみると1979年に映画化されていた。確か東京の大田区で児童に無料で映画を見せるという機会で観た記憶がある。「南の風よ~プイとふけ~」と龍の子太郎が歌うシーンを何故か覚えている。 初めてみる映画で衝撃があった。ア

          エッセイ【好きな映画について……】

          エッセイ【渇き……】

          「お金がない時って、渇くよね……」とよく、昔の恋人は言った。僕は貧乏だったという理解があまりなかったというか、貧しい時代ではないけど、貧しい時代を生きた人物(僕らの親世代ね)が多かったので、そこらへんの話をすると逆に「俺はな……」と貧乏話が始まるので、めんどくさいと喋らなかった世代でもある。 簡単に言えばスネ夫のようにお金持ち自慢をする人が多かった。「ファミコン買ってもらった」とか「漫画を買ってもらった」とかファミコンも漫画も自分で持ったのはバイトができるようになった高校生

          エッセイ【渇き……】

          エッセイ【マネタイズって……】

          マネタイズができてということがnoteでも囁かれる。noteでは…… 有料記事 アフェリエイト サポート などが使える機能としてあるかもだけど、アフェリエイトでは特定のものAmazonに限られるみたいだし、有料記事という境界線もどこまでがというのがある。作家や有料記事を書いていた特定のファンがいる人なら別だけど新規開拓という点では皆無に近いとは思う。 昔も今も「メルマガ」というのがあって、この前、ホリエモンが「中島聡さんのポートフォリオの通りに株を買っていれば、まず

          エッセイ【マネタイズって……】

          読書日記247 【虚像の道化師】

          東野圭吾さんの作品 ガリレオシリーズの第7弾となる。 ある新興宗教の教祖が、教団に裏切者がいるといい、念じたあとに教団の幹部が苦しみだしてビルから飛び降りた。教祖は教団幹部に触ってもいない。これは殺人事件ではなく自殺として事件は終わろうとしていたが… 湯川教授(ガリレオ)が不可思議な事件を科学的にひも解く、この面白さはミステリーの王道だよなと思える作品。テレビドラマ化されているので、読んでも、「あっ!知ってるかも」というデジャヴ感はあるかも… 不思議に夏になるととても読

          読書日記247 【虚像の道化師】

          読書日記246 【ガリレオの苦悩】

          東野圭吾さんの作品。 昔、「実に面白い……」と産声をあげたドラマのガリレオが高視聴率をとって流行ったのは2007年……今から17年近く前になる。そのころでも十分なおっちゃんだった僕も、面白くて短編集である「探偵ガリレオ」「予知夢」を読んで、そのころ書いていたブログに読書日記を書いていたのはなつかしい思い出だ。 そのころに書かれた作品で、ドラマでは主役級の柴咲コウ演じる内海薫刑事が登場する作品でもある。ほとんどはドラマの原作になっているので、ドラマをみていた人にとっては懐かし

          読書日記246 【ガリレオの苦悩】

          読書日記245【遅いインターネット】

          宇野常寛さんの作品。グローバル化の世界の中でのポピュリズムの地位や位置付けなどを批評している。2010年からの「アラブの春」を象徴するようなSNSの拡散が、ポピュリズムを刺激した。 新たな民衆のための世界が拡がるか?と思ったが、現実はカルト勢力との内戦に陥ってシリアの爆破された街並みを見たときに、SNSに対するポピュリズムとはと思った人も多いと書かれる。 本人も書いているけれど、批評家という地位は批判から入らなければいけないし書かねばいけないとよく文章の中で記している。

          読書日記245【遅いインターネット】