180.Noteだからできる事がある。Noteだから試せる事がある。古典古代について全力で書いてみたかった。ただそれだけだ。だが『ユリウス・カエサルと女たち』はやりすぎだったかもしれない。この分野での第一人者は塩野七生だろうが、彼女でも呆れるだろう。ピーキーでバランスが悪い。
202.ギリシャにあって、ローマにないもの、それは陶片追放だ。ローマにあって、ギリシャにないもの、それは剣闘士、記録抹殺刑だ。両者に共通しているものは多神教、奴隷制、戦車競走だ。なおアテナイは城壁を作り、ローマは城壁を壊した。全て名誉、信用、栄光に関係する。全て現代に存在しない。
181.ユリウス・カエサルのメイン・ヒロインは、クレオパトラではなくて、セルウィリアだと思う。彼女は明らに人間関係の中心にいる。セルウィリアはまさにファム・ファタルだ。今回、カエサルのお金の話とか、クラッススや、キケロの話は書けなかったけど、いつかカエサルの長編も書いてみたい。