カレンダーストーリーズ

個人で活動されているクリエイターさんを何かの形で応援できないかなと考えて動画を作ることにしました。

プロダクトのショートムービーをプロモーションに使ってもらうことを考えていろいろ作っているのですが、その一貫とも考えている製作者やクリエイターの方の紹介動画も同時に作ってみることにしました。

プロダクトや出来上がった形だけで製作者の想いを伝えるのはほんとに難しいと思っています。職種にもよりますがそんな難しいところを本人が伝えればいいんだよなぁって思うんです。それが過去はBlogだったりテレビや広告

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励みになります!!Thanks a lot!!
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あなたのお気に入りの1枚をカレンダーに使わせていただけませんか?

12月に発売する『しあわせ福袋』の早期申込みをしてくださる方への特典(のひとつ)として、オリジナルの卓上カレンダーを考えています(*^.^*)
(※他にも特典はあるのですが、今は秘密ですw)

…が、つくり手の皆さんはおそらく作品制作で超多忙と思われ…。
そこで。

イラストや絵、写真、書などの作品を12枚募集いたします!
あなたの今年一番の力作で、誰かさんの机を1ヶ月間飾ってみませんか?

「福

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今日もいい日になりますように☆彡ありがとう~(*'ω'*)
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『カレンダーストーリーズ』最終月   13月「パズルの獣」【掌編小説】

 その獣はジグソーパズルが大好きだった。小さな手でピースを掴んでつなぎ合わせていくんだ。もちろん獣だからね。わかってなんかいないよ。ぐちゃぐちゃだよ。ひとつひとつ根気よくくっつけて、ピースとピースを探し当てる。エサの時間も忘れて没頭するんだからね、大したものだよ。

 そうだなあ、普段は百ピースとか、多くても三百ピースくらいのやつを与えてやるんだけどね。その日のわたしは少し意地悪な気分だった。仕事

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『カレンダーストーリーズ』ウラ5月 「若葉が薄氷の上で」         【小説】作:藤井 硫

“もし、今君が歩いているところが薄氷の上だったらどうだい?もう少し慎重に歩くだろうね。 今、僕達が立っている所はコンクリートだけど、しかし、薄氷と何ら違いはないんだよ ”

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 深夜一時半。毎日繰り返す他愛ない会話が終わり、彼女との電話を切って僕の一日が終わる。四時間程睡眠を取り、朝六時半には目が覚め、七時半には家を出て、八時十五分には始業開始のチャイムが鳴る。終業のチャイムが鳴ってもタイム

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『カレンダーストーリーズ』オモテ5月「風船売り」            【掌編小説】作:丘本さちを

 見上げれば吸い込まれそうな青い空だった。こんな天気の良い日曜日には、風船売りがやってくるかもしれない。僕は期待に胸を膨らませていた。

 風船売りはもちろん風船を売るのが仕事だ。でもそれは表向きの話。風船売りの風船には、街中で囁かれた言葉が詰まっている。良い言葉も悪い言葉も、真実も嘘も噂話も。僕の弟は風船売りの風船につかまったまま、どこかへ飛んでいってしまった。お父さんもお母さんも早く手を離しな

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『カレンダーストーリーズ』ウラ4月 「人木(花→葉)」         【イラスト】作:ヒフミ ヨイ



ウラ4月「人木(花→葉)」作:ヒフミ ヨイ

cover design・仲井希代子(ケシュ ハモニウム × ケシュ#203)

*『カレンダーストーリーズ』とは…"丘本さちを"と"毎月のゲスト"が文章やイラスト、音楽などで月々のストーリーを綴っていく連載企画です。第一月曜日は「オモテ○月」として丘本の短編小説が、第三月曜日は「ウラ○月」としてゲストの物語が更新されます。

※2016年 10月

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『カレンダーストーリーズ』オモテ4月「猫に乗る」            【掌編小説】作:丘本さちを

 大きく吸い込んだ息をゆっくりと吐き出すと、私の体はだんだんと小さくなっていく。風船が萎んでいくみたいに。部屋の天井がゆっくりと高くなり、テーブルの脚が視界に入ってくる。緑色のカーペットの毛並みは草原のようにどこまでも続いているし、開けっ放しの掃き出し窓から春の砂まじりの風が吹き込んでくる。

 四月の空はどこかマゼンタの差す柔らかな青空だ。

 リオネルの白い毛に包まれた前脚が目の前に現れる。こ

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