橋本康太@暮らりの大家さん

築120年の古民家(診療所兼民家)をフルリノベーションして「ふくし拠点」作りをしていま…

橋本康太@暮らりの大家さん

築120年の古民家(診療所兼民家)をフルリノベーションして「ふくし拠点」作りをしています。ケアをハブに地域課題の解決に取り組みます。理学療法士。 #暮らしのリノベーション #ケア #まちづくり #コモンズ

最近の記事

東京・長野出張

今回は東京と長野県の人や場所に足を運び感じてきました。 東京で福祉事業やまちづくり事業を経営している糟谷さんと1時間ほどお時間いただきお話させてもらいました。 糟谷さんの今までの経験をお聞きして、っあ!どの人たちも通る道かと思い少し安心。やはり売上1億、従業員15-20名程度で人事をはじめ法人運営のしくみを構築していこうと決意。それまではコミュニケーションの量と質というパワーで推進していこう。 規模により精神科訪問看護の取り組みについてもお聞きして、過度な利益の追求に走ら

    • 【就職希望者の方】リーダーメッセージ

      暮らしにリノベーションを 私は、理学療法士というリハビリの資格を取得し介護施設や病院で働き、高齢者の方々と接する機会が多くありました。リハビリをすれば人の身体は改善していく・・・そんな幻想をもって働き始めました。 しかし、すべての人が元の状態まで改善することはありません。 その時、初めて僕はなんのために仕事をしているのだろうかと悩みました。悩んだ結果、、、身体が完全に元通りにならなかったとしても人の暮らしはよくできる可能性があるということに気づきました。 つまり、人の身体

      • 謝罪よりも感謝を循環させよう。

        会社の指針として、定着させたいことの一つが「謝罪よりも感謝」である。 僕たちの法人には、僕も含めて、子育て中の方や両親の介護をしている人も多く働いている。 つまり自分以外の要因で仕事の勤務調整が必要なことも多い。 突然の勤務変更を強いられるスタッフは他のスタッフの勤務変更をお願いする、それだけでかなりのストレスがかかってします。 そのため、自然と「申し訳ありません」「ごめんなさい」という謝罪の言葉がでてしまう。 自分がコントロール可能な範囲で他者の行動を変えなければならな

        • 僕にできることは、リスクをとることしかない

          どうもです。 自分のアイデンティティとか役割って何か?って考えたりすると思います。 僕は理学療法士という資格をもって病院や介護施設で努めていたので、勤務中には理学療法士という役割がわかりやすくある。 病院や介護施設に勤務しながら、いろんなイベントも企画していたりしました。 一歩病院や介護施設の外に出て、理学療法士という役割を使えない状況にまったときに何ができるのかな・・・と結構悩みました。 イベントを企画・運営するとなると、広報PR、チラシなどのデザイン、HPの開設・運

          適切に判断してもらうためには情報量のコントロールが大切?

          みなさんは必ず読んだことがあるだろう。。。 保険会社の重要事項説明書や何かしらのサービスの規約… 正直、読めたもんじゃないし、正確に理解をしてサインをしている人たちがどれほどいるだろうか。 ただ、情報量を増やせば、相手は理解してくれるわけではない。 僕は介護現場なので認知症がある方々とよくコミュニケーションをとる。 言葉の理解が難しいケースはよくある。相手の言った言葉の意味が何なのかわからなくなるということ。 認知症がある利用者さん(なくても) などと話している介

          適切に判断してもらうためには情報量のコントロールが大切?

          10分を削る重要性

          先日、くらすばの管理者が他のスタッフとある業務の10分を削るという話をしていた。 僕はとても大事な議論だと思う。 たった10分かもしれないが、されど10分である。 10分が26日(営業日)続けは260分である。月に260分もあればできることはたくさんある。そして何より、10分のゆとりがあることで心にゆとりが生まれる。 業務改善となるとすぐにICTやロボットと小難しい話になりがちである。 しかし、そんな大きい業務改善なんてものは、日々の小さい業務改善の延長でしかない。

          拝啓、くらすばスタッフの皆様へ。(2023.12)

          本日で今年のくらすばの営業は終了しました。まずはお疲れさまでした。昨年もまとめの記事を作成したので今年も皆さんに年末のメッセージをお届けしたいと思っています。 昨年のメッセージはこちらです。 一年ありがとうございました&お疲れ様でしたまずは今年もありがとうございました。 皆さんの日々の努力のおかげで利用者さんもほぼ定員に達して運営をすることができています。そして、スタッフの人数もこの1年間で6名から10名まで増えました。少しずつ規模が大きくなるにつれて、会社になっていって

          拝啓、くらすばスタッフの皆様へ。(2023.12)

          新拠点「まるっと」、解体前内の内覧会&意見交換会

          11月に暮らりの隣の物件を契約させてもらい、はや2カ月が過ぎようとしています。 「まるっと」に関する概要はこちらから(多少の事業変更はありますが) この期間も金融機関との融資交渉や事業計画の修正などを続けておりました。そして、ようやく融資の内諾をもらえる段階となってきました。 融資金額に応じて少しやれることに限りはできそうではありますが、事業全体が進めることはできそうです。 来月の1月からは基本設計に入っていく予定であり、事業に伴い付随させていく空間機能を考えていく時期

          新拠点「まるっと」、解体前内の内覧会&意見交換会

          視察記録_231124~1125

          ※有料設定ですが、全文読めます 今回の視察の目的は、くらすばよりも多い定員のデイサービスの運営や実態を感じること、福祉・医療施設を起点とした地域との取り組みを学びにいくことでした。 埼玉~東京~豊田~岐阜とかなりの移動距離でやや疲れてしまいましたが、とても学びの多い視察でした。自社のこれからの運営で必ず活かしていきます。 定員の多いデイサービスへ伺った目的 くらすばでは実質定員17名で基本的には運営をしています。17名だからこその空間の使い方やスタッフと利用者とのコミュ

          有料
          500

          【仲間募集】新規拠点の準備開始!

          こんにちは。暮らりの橋本です。 暮らりは築120年の古民家をリノベーションした、デイサービスとデザインofficeのある拠点です。 そんな場の運営を始めて1年半が経過しております。 そして、暮らりから徒歩30秒に位置する民家を縁ありまして、お借りすることができました。 どのような拠点していくのか、知ってもらえると嬉しいです。 ※あわよくば仲間を募ろうという下心もありますので、遠慮なくお声がけください笑 これまで、いろいろな方々に支えてもらいながら運営をすることができていま

          【仲間募集】新規拠点の準備開始!

          介護とPR

          昨日は福山に広報PRの勉強会に参加していました。 気づきをシェアさせてもらえたらと思います。 広報とは:自分たちのサービスや取り組みを知ってもらう行為 PRとは:パブリックリレーションズで、あらゆる関係機関(介護で言うと、利用者・ケアマネ・家族・地域住民等)と良い関係性を築くコミュニケーション全般 つまり、広報とPRは定義の階層が違うということです。 PRの中に広報が含まれます。 PRのほうがより広い概念です。(果物というカテゴリーの中に、りんごが含まれているイメージ)

          良いケアをしたいなら情報格差をなくせ!

          情報共有が大切だということはどこも当たり前に言われていることだと思います。 今回はくらすばで、どのような情報共有方法をとって、どのような影響を目的としているか、一部をまとめてみたので参考にしてもらえると嬉しいです。 どうしても起きてしまう情報格差 情報の格差をなくそうとしても、日々の出勤日数や出勤時間、役職や職種の違いによりもっている情報にどうしても偏りが生じてしまいます。 できる限り頑張って情報を共有していこうと精神論ではどうしようもありません。 星野リゾートで有名な

          良いケアをしたいなら情報格差をなくせ!

          閉じながらも開く?福祉施設の小さくて地味な実践。

          私たちが主宰する暮らり(介護施設とデザインオフィス)では、不定期でありますが週に1回程度、八百屋を開いています。 暮らりの八百屋は、沢山の人に来てもらいながら、暮らりという建物や取り組みを気にかけてくれたり、何かあったときに声をかけてもらえるような存在になれたらいいなという思いで活動しています。 ・地域の人とのコミュニケーションを増やしていこう 地域の人にとって介護は必ず必要になるけど、少し距離感のあるものだと思います。私たちは前述したように、何かあったときや困ったとき

          閉じながらも開く?福祉施設の小さくて地味な実践。

          拝啓、くらすばスタッフの皆様へ。(2022.12)

          くらすばを5月(準備期間は4月~)から開業して12月末で8月が経ちました。本当に利用者さんが来るのだろうか?と不安を感じながらも正解を模索しながら邁進してきました。 たった1名の利用者さんから始まり、今では毎日10名程度来てくださるところまでくることができています。皆さんのおかげでしかありません。 くらすば(暮らり)では介護っぽくない取り組みもしていますが、丁寧に理由をお伝えする機会もなかなかありませんでした。今回の記事では、年末の振り返りとともに、スタッフの皆様へ伝えた

          拝啓、くらすばスタッフの皆様へ。(2022.12)

          拓くを実践する拠点をめぐった視察記録

          11/12-13で東京から神奈川行ったりきたりの旅でした。以前から自分が行ってみたいと思っていた拠点や人を巡らせてもらいました。 1日目(11/12) ボーナストラック 僕には建築のことやランドスケープのことはよくわかりません。しかし皆さんがとても気持ちよく過ごしているのが伝わってきました。もちろん僕もです。緑の配置や、路地の蛇行具合、テーブルや椅子など什器のラフさ、、、 こだわってお金を使うところと、費用を抑えながらラフな気軽さ(関わりやすさ)のバランスがとても良いよ

          拓くを実践する拠点をめぐった視察記録

          暮らりが”ひらく”ために実践している3つのこと

          暮らりは、2022年5月から事業開始した、デイサービスとデザインオフィスのある複合型ふくし拠点です。 いわゆる福祉施設がひらいていくことに大きな意味があると思っています。長期的には福祉施設のある地域の福祉的文化(人間を受け入れることのできる許容量)の醸成にもつながるのではないかと感じます。 事業所にとっても、スタッフの採用、利用者獲得、組織文化など好影響をもたらす可能性があるのではないでしょうか。 それでは、暮らりが現在、実践している3つのことをお伝えします。 ①地域に

          暮らりが”ひらく”ために実践している3つのこと