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春瀬由衣
2022年12月7日 17:20
態度がはっきりしなくぼんやり生きてた私と、チャキチャキ手際のよく頭も回る父の関係は、常に緊張状態にあった。私のノロマさが父の許容範囲であるときは束の間の平穏があり、それをひょんなことで超えたときは私が一方的に怒られた。モゴモゴと思ったことをハッキリ言えなかった私は押されるばかりで言い訳も言えず、そんな姿を見て父はさらに苛立ちが募ったに違いない。ところで、その父が死んだ。私が大学四年生に
2018年10月30日 06:06
祝!随筆レモン🍋20章!かわいいイラストお借りしました!アマチュアとプロについて従来の考えでいけば、趣味で小説書く人間がアマチュアで出版社による商業出版を経ている人間がプロということになるのだろう。少数精鋭の作家を、莫大な広告費をかけて宣伝し、持ち上げ、大文豪に押し上げて、その人に次を次をと急かして多くの文章を書かせて手っ取り早く収益をえる。従来の作家像にはそんな印象がぬぐえない。現代
2018年11月7日 19:53
それでも科学は面白い物理を志して大学に入ったものの、正直自分の思いとの乖離に気づき苦しい思いをしていた。本題から逸れるので詳細は省くが、とある縁があって物理ではない分野の先生とお近づきになる機会をえた。物理ではないが、物理の知識を生かせる分野であった。親身になってお話をしてくださり、新しくできる大学院への入試へのアドバイスもいただくことができた。大学院の制度改革なんて、それもただでさえ