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春瀬由衣
2018年10月23日 07:37
ツールが増えるということ現代は多様化の時代である。移動手段1つとっても、徒歩・自転車・バイク・自動車・鈍行・新幹線・飛行機とある。冬だからといって厚着する必要性もなくなってきている。汗で発熱する素材などで薄着でも心地よく過ごせるようになった。技術の進歩だ。――私はそれ(ヒートテック)を持ってないが。物語の書き方も、多様である。原稿用紙にペンで書く人もいるだろうし、パソコンで書く人もいるだ
2018年10月24日 07:03
時間は有限だからやりたいことに対する時間が圧倒的に足りない気がしている。1日が60時間くらいあればいいのにとも思う。と同時に、自分の体力にも限界があることを知る。何もかもが限られた財産と知ったとき、人は何ができるのか。前にこの随筆で、物語というのは「人間」という未知の領域に近似曲線を描く行為であると述べた気がする。宗教は、道徳や模範の最高モデルを神と呼び、それに近い教えを持ち、あるい
2018年10月27日 02:20
分散と個性の時代なんどか言及しているが、今の時代は創作を行う者らにとって選択肢が多すぎる。原稿に万年筆で小説を書き綴り、封筒に入れて出版社に送る。それだけだった時代とは比べ物にならない多様性だ。書く媒体、世間に発表するタイミング、お金を得るか否か。それだけでも多様である。TwitterなどのSNSで話題になったイラストや漫画が書籍化されることがある。作者の好みを詰め込んだフェチ度の濃い作品
2018年10月28日 05:44
広く浅くの時代の作家像作家になれる人の裾野が広がり、1人の作家が稼げるお金の総量は減っていると思われる現代という時代において、従来の作家像では対処できない問題もあると考える。商業出版できなかった作品のもう1つの生きる場所としてのウェブ分野は変わるが漫画業界の話である。出版社に持ち込みをする漫画家志望の人間はもちろん無名である。一方、出版社には売れっ子の漫画家もいる。出版社としては、新人を育てる
2018年10月30日 06:06
祝!随筆レモン🍋20章!かわいいイラストお借りしました!アマチュアとプロについて従来の考えでいけば、趣味で小説書く人間がアマチュアで出版社による商業出版を経ている人間がプロということになるのだろう。少数精鋭の作家を、莫大な広告費をかけて宣伝し、持ち上げ、大文豪に押し上げて、その人に次を次をと急かして多くの文章を書かせて手っ取り早く収益をえる。従来の作家像にはそんな印象がぬぐえない。現代