見出し画像

2020.9.30 エッセイ日記*私を見つめて。

定時に仕事を終えると、外はまだ少し明るかった。車に乗り、エンジンをかけると同時にマスクを外した。
アクセルを踏み、解放された世界へと車を走らせる。
車内の温度を設定する。表示された外の気温より低く設定すると肌寒く、表示より高く設定すると暑さを少々感じる。微妙だ。けれどそんな頃が過ごしやすいのかも。
辺りはいつの間にか薄暗くなってヘッドライトをつける。
スーパーに寄って、車から降りるとやけに気温が下がって着ている薄い長袖シャツでさえも肌寒い。
そんな時間に光々と光る駐車場の街灯の近くの木に、一本の木に何十羽の鳥が寝床としてピーチク、パーチクと騒がしくとまっている。しかも木の前方は、主要道路で車の往来が頻繁だし、人もよく通る。
でも、そのうち季節が変わると居なくなる。きっと渡り鳥なのだろう。もうそろそろ出発するからこんなに騒がしいのだと思っていた。

買い物をして、自宅に着くと座らずに夕食の材料を並べて作り始める。
その時、斉藤和義さんの曲の『歌うたいのバラッド』をCrystal Kayさんがカバーしている曲をYouTubeで聴きながら。
モヤシを洗って、蓮根入りの平天を切り、一緒に炒めて砂糖、醤油で味付けしてネギをパラパラとまぶす。これで一品。
ミンチ、卵、ネギ、小麦粉、胡麻油、醤油で混ぜてシュウマイの皮の上にのせて包む、そして蒸す。二品。
キャベツの千切りにマヨネーズ、酢、練りからし少々で混ぜる。これで3品となる。

そういえば、あの騒がしい鳥は、いったいどんな鳥だか知りたくなった。
どうやらムクドリらしい。カラスや鷹などにやられないように、人や車の多い通り道の木を選ぶらしい。ある季節になると居なくなるのは、皆それぞれ産卵のためにもっと違う場所に巣を作って暮らしているらしい。別に渡り鳥でもないそうだ。
今度、あの駐車場の近くで鳥の声を聞くと自分としては、わかった気がするだろう。


今夜は、やけに猫は眠っている。
22時間後辺りの十五夜のお月様はどんな月かな。
月見団子を目の前に、猫と一緒に月を見てみたいものだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?