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【助けてくれて、ありがとう】

早いもので今日から6月。あと1ヵ月で今年も残り半分となりました。
紫陽花の蕾が開きはじめた今日この頃。関東はすっきりとした青空が広がり、夕方から小一時間田んぼの畦道をお散歩してきました。

今日は改めて、昨年12月から活動してくださった「はるサポート」への感謝の気持ちを綴ります。少し長くなりますが、よろしければお付きあいください。

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昨年12月、思いがけない事態に襲われました。詳細を思い出すのは未だに苦しく、古傷ではなく生傷なのが正直なところです。

私一人ではどうにもならない苦境のなか、神谷京介さんタダノヒトミさんをはじめ、たくさんの方々が名乗り出てくださり、私の活動を支えるための資金や応援メッセージを集めてくださいました。

こちらの呼びかけに対し、本当に多くの方々が応援メッセージやサポートを寄せてくださり、そのおかげで私は安全な土地に移り住み、仕事をはじめられるまでに回復しました。

小川牧乃さん寄せ書きへのメッセージを集めて届けてくれて上田聡子さん(ほしちかさん)私のnote紹介記事を書いてくれて(合計3本も!)、水町翠さんサポートの第2弾を集める記事を書いてくれて。どの記事もどのメッセージも温かみに溢れた、私の心を掬い上げてくださるような文章でした。

今でも辛い夜、寂しい夜はあります。子どもと離れて暮らす選択を受け入れざるを得なかったことは、ずっと刺のようにじくじくと私を苛んできます。時間が経てば慣れるのかと思いきや、全然慣れません。今でも毎晩、会いたいなぁと思いながら布団に入っています。

そんな夜、皆さんがくれたメッセージを何度も何度も読み返しています。泣きたいのに泣けないときが一番苦しいのだけど、読むたびに喉の奥の詰まりが取れて、ちゃんと泣くことができます。「ありがとう」と思いながら眠った夜が、数えきれないほどありました。

先日、はるサポートの活動を取り仕切ってくださっていた神谷さんが、noteを離れる決断をしました。また、私自身も自らの発信活動を再開し、お仕事としての文章も書けるまでになりました。これを機に、一旦「はるサポート」の活動は休止となる旨をご連絡いただきました。

こちらのnoteを読んで、改めて皆さまに大きな感謝をお伝えしたいと思いました。

本当に、本当に、ありがとうございます。
助けてくれて、ありがとうございます。

一人じゃどうにもならなかった。大袈裟ではなく、生き延びることさえ困難でした。入院中、兄夫婦の勝手な判断により、昨年3月に必死の思いで別居したアパートを解約される寸前でした。私の荷物は元夫の元へと返される手筈で、私自身もあの家に強制的に戻されるところだったのです。それに強く「NO」を伝えて歯向かうことができたのは、「独りじゃない」と思えたからでした。

人は、最終的には一人です。それでも一人一人が手を取りあい、ほんの一瞬もたれる背中を貸してくれたなら。「大丈夫だよ」とハグしてくれる人が、言葉で、態度で伝えてくれる人がいたなら、やっぱり人は「独り」ではないと思うのです。

たくさんの人が助けてくれました。たくさんの人が、今も変わらず活動を応援してくれています。色んなことがある日々のなか、もちろんいいときばかりではありません。でも私は今、書いて生きています。

与えてもらったやさしさを、いつか私も循環していきたい。そう思いながら、日々言葉と向きあっています。

現在はエッセイや映画コラムの他、インタビュー記事も執筆しています。待っているだけじゃ物事は前に進まない。そう自覚した今年のはじめ、日々自分のやりたいことを実現するために、試行錯誤しながら動き続けています。

5月は私にとって、激動の月でした。自分に対する「お疲れさま」の気持ちで、ご褒美に近所のお蕎麦屋さんに行きました。ちょっと贅沢をして、天ぷら蕎麦を食べました。熱々の衣をまとったサクサクの天ぷらを食べながら、何だかまた泣きそうになりました。

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疲れたとき、何となくしんどいとき、気分転換に外食をする。それができるのは、決して当たり前じゃない。私が今夜味わったしあわせは、皆さんからいただいた温かい気持ちのうえに成り立っているご褒美です。

はるサポートに限らず、個別でサポートをくださった方もたくさんいらっしゃいました。重ねて、お礼を申し上げます。

これからも私は、書いて生きていきたい。そのために、もっと多くのことを学ぶ必要があると感じています。そして何より、自分が″なぜ書くのか”を忘れないよう、時折足元を見つめながら書いていきます。

noteで文章を書きはじめて、先月でおよそ2年が経ちました。
関わってくださっているすべての方へ、心からの感謝を。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


2021年6月1日。碧月はる。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。 頂いたサポートは、今後の作品作りの為に使わせて頂きます。 私の作品が少しでもあなたの心に痕を残してくれたなら、こんなにも嬉しいことはありません。