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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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#note

TOEIC915点をとって私が得たものは、点数じゃなかった

しばらく、これを書こうか書くまいか、迷っていた。 私はマウンティングのようなものが大嫌い…

Sae
4年前
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夕方5時の幸福論

今年になって、はじめて暖房を手放した。電気をつけていない灰色の部屋に積もる空気は少し冷た…

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あの夜に買ったクッキー&クリームを私は甘くて飲めなかった

ぱちん、となにかが弾ける音がした。 気が付くと私は、夜の八時にひとりで散歩に出掛けていた…

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顔を上げなくてもいい、ただ生きて

今年も読売新聞社が「#しんどい君へ」という連載をしているのが目に留まり、今のところ載せら…

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"働きたくても働けない"壁をぶち壊して、誰もが"その人らしく"働ける社会に

今、私は「私らしい働き方」について日々模索して考えを巡らせている。しかし、考えれば考える…

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気持ちは常に水平飛行がいい

生活には喜怒哀楽がつきものだ。 まるでドラマのように、喜劇のように、悲劇のように、予告さ…

urara
3年前
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「助けて」と言いたい人ほど、声を上げることが難しい

ずっとずっと、遠い昔の記憶。あれはたしか私がまだ幼稚園生のころだった。なにかをして父親を怒らせた私は、父親に体を強く床に押し付けられたことがある。父親を怒らせるとよくあることだった。その間、母親は我関せずにいる。私が泣いて助けを求めているなか、ラーメンを食べていることもあった。父親のあの殺気めいた表情を思い出しては、今でも恐怖で体が震えてしまう。ギャンブルばかりでほとんど家にいなかった父親との記憶といえば、こんなものばかりだ。 虐待を、そして虐待によって救えなかった命をひと

違いがあるからこそ、愛おしいんだ。

私には、小学生で年子の娘達がいる。 長女は絵に書いたような優等生タイプだ。勉強も出来て、…

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愛されたかったわたしと、チョコパイ

私には子供の頃、強く憧れていたおやつがあった。 それは、"チョコパイ"だ。 私には年の離れ…

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差し伸べられた手を待っている君へ

小学一年生の春休み前に、私は転校することになった。理由は、父親の会社が経営していた社宅か…

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やさしい人は、きっと伝わる文章を書ける

最近よく社員に言っていることがあります。 それは「読まれる文章を書きたいなら、ブラウザの…

「はたらく」の先には、物語がある。

「はたらく」との最初の出会いは、小学生の頃、休日の実家にあった。 父は小さな設計会社に勤…

ひらやま
3年前
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君は君だから、そのままの君でいて

今日、長男が発達障害疑いありだと言われた。 診断名は『ASD(自閉症スペクトラム)』が付く…

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結婚できないわたしが、恋人の両親に何度も頭を下げに行ったら、渡された洋服のこと

「結婚させてください」 勢いをつけるでもなく、ひたすら丁寧に。 わたしは、古い考えだっただろうか。 誰に教わったわけでもなく、そういうものだと思っていた。きっとこれ以外にも染み込んでいるものがあるだろう。何の邪心も虚飾もない、そうは言い切れない。声に出して初めてわかる本音があったとして、巻き戻せないこの「世界」を、ひどく残酷だと思ってしまう。 「そんなに好きなら持っていきなさい」 忘れていた眠気を帯びる。瞼をこすり、背筋を伸ばす。 引っ込み思案で目立ちたがり。普段