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始業式も「不登校」は変わらない

学校の長期休みの終わりが見え始めると、SNSで「子どもが家にいるのも、あと少しだから頑張ろう!」といった内容の投稿を目にする。

いいなあ。私も子どもを学校に送り出して、ほっとしたいなあ。

ため息が出そうになるのを、ぐっとこらえる。

半年前までは、私も「そっち側」の人間だったのだ。ほんと、人生何があるか分からないよね。

長い休みが終わったら、子どもは学校へ行くのが当たり前で、これからも続くと思っていた。

けれど、現実は今回の春休みどころか、去年の冬休みも……。夏休みさえ、まだ終わっていない。


淡い期待

クラスが変わるタイミングなら、どさくさに紛れて登校できるかも。

完全に期待してしまっていた。もう何度も思い通りにならないことを経験しているのだから、いい加減に学びなよ、私。

娘は担任の先生やクラスメートと合わないわけじゃない。「学校」という環境がフィットしないのだ。

そろそろ真剣にフリースクールを考えはじめようかな。

子どもの年齢的に仕方のないことだけれど、行動するのはいつも親である私だ。人を動かそうと思ったら、先に自分が動かなければならない。分かっているんだけど、正直疲れたな。

今日からまた、学校と娘とのかけ橋として、オンライン授業の打ち合わせや、自宅での様子の報告など、いろいろ動き回ることになるだろう。

一人になりたい

娘の不登校が始まってから、自分の心を保つのに必死だった。わが子が大好きなのに「ママー!」って来られたとき、「そっとしといてよ」って思ってしまうのがつらかった。

完全に一人の時間が足りていない。母にお願いして、美容院とか映画とか、どこかへ出かけてみようか。

でも、「この日の〇~〇時まで、~~してきていいかな?」と34歳にもなって親に許可を取るのも、地味にストレスだったりする。

***

▼ライター仲間であり、お互いに不登校児の母でもある、おかゆさんのnote。共感しかない。

親も頑張ってる

始業式を迎えたけれど、変わらない「不登校」という現状に、私と同じくため息をついている人がいたら伝えたい。

「お互いに、まずは自分自身を大切にしようね」って。

本人はもちろん、親だって頑張ってる。悩んでる。戦ってる。

不登校児の親として大切なのは、子どもを理由に、なるべく自分を犠牲にしないこと。この半年間での大きな学びだ。


▼毎日投稿チャレンジ中!昨日のnoteはこちら。

▼娘の不登校について、親である私が思うことを素直に綴ったエッセイです。

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