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短所だって個性なんだ

Webライターのオンラインサロン「Webライターラボ」で知り合った、コータローさんおかゆさんとのプチ交流会に参加しました。

同じライターでも、たどってきた道のりや目指す方向性はそれぞれ違う。気付けば相づちをうちながら、おふたりの話に夢中になっていました。

自然と、自分のことはあまり口にしていなかったみたい。私を気遣って「なほさん、ちゃんと話したいこと話せてますか?」とコータローさんが声をかけてくれました。

そのときハッとしたのは、今まで抱えてきたもどかしさが溶けていったから。


ずっと抱えてきたもどかしさ

決して自分の意見がないわけじゃない。ただ、人より考えをまとめるのに時間がかかってしまう。私は、会話中に思ったことを言葉にするのが苦手だ。

だから他の話題にうつっても、頭のなかではひとつ前の内容について考えていたり、帰りの電車で「あのとき〇〇さんが話していたのってこういうことか」と気付いたり。

時間差で、やっと自分なりの答えが出てくるんだよね。

当たり前だけど、そのとき「集まり」は終わってて、伝えたい相手はいない。自分の気持ちが心のなかで渦巻いているだけでさ。もどかしくて苦しかった。

学生時代は「おとなしい子」とか「自分の考えを言えない人」みたいなレッテルを貼られるのが嫌で、まだ気持ちを整理できていないのに、しゃべりまくっていた時期もあったな。

すぐに自分の意見が言えないのは、短所だと思っていたから。

「積極的に話さなきゃ」「おもしろいこと言って、笑わせなくちゃ」みたいな義務感が強くて、コミュニケーションを楽しむどころではなかった。

本当の私を伝えることよりも、周りのテンポについていくことのほうが、大事だと思っていたのだ。

それなのに、あとから自分の本音に気がついて。実際に話した内容とのズレにモヤモヤした。そして、いつの間にか誰かと関わるがおっくうになっていました。

私はきっと、これでいい

でも、今は違う。

気づいたら、コータローさんからの「ちゃんと話したいこと話せてますか?」という質問に答えていた。

「私、自分の思っていることをすぐ言葉にできなくて。今はただ聞いているだけかもしれないけれど、決して楽しんでないわけじゃないんです」

自分でも驚いた。「今の時点で言える私の答え」を自然に伝えられたから。

「そうなんだ、よかった!」とふたりとも受け入れてくれて、うれしかった。私はこれでいいんだって、認めてもらえた気がした。

一人一人違うのは当たり前。私は、行動するのも考えをまとめるのも、執筆するのも人より時間がかかる。

コータローさんのようにやりたいことを自分で具現化できないし、おかゆさんみたいに目標の実現に向けて突き進むパワーもない。

今までは「もっと周りのライターさんみたいに飛び込まなきゃ!」って自分をせかしていたけれど、無理する必要はないのかも。

「納得するまで時間をかけてから動き出す」「ちゃんと消化してから考えを伝える」のは、きっと私の個性だから。

コータローさんとおかゆさんとの交流会を通して、「私のようなタイプの人間を必要としてくれる場所もあるかもしれない」と、信じてみたくなった。

みんなそれぞれ違うから、世の中うまく回っているわけで。人と比べて落ち込んだり焦ったりする必要はない。私は私のまま前へ進めば良い。

「急いで自分の考えをまとめてしゃべらなくちゃ」っていうプレッシャーのない空気感は、すごく居心地が良かった。

「そのままで大丈夫」って思える場所。ずっと、こういう人間関係を求めていたのだ。

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