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いい人だと思ったのに。 ~あやしいビジネスのカモにされかけた話~

こんにちは!宅録ナレーターのはるねずみです。

今日はいつもとは少し毛色の違った記事を投稿してみます。タイトルの通り、なんだかあやしい話に引っ掛かりそうになってしまった体験談です。


この記事の目的

この話自体は今から半年以上前にさかのぼるのですが、実は今朝、そのときと似たような匂いを感じ取る出来事がありました。

前回の経験があったからこそ、「これはあやしい」とアンテナを張ることができたのですが、私のような経験がない人にとってはわからなかったり、それによって思わぬ損失(お金・時間)があるかもしれないと思い、記事にしようと決めました。

ネットリテラシーが高い人にとっては、「何をいまさら」「そんなのにひっかかる方が悪い」と思われる程度の話かもしれません。

ただ、前回の経験で私は、これといって大きな損害こそなかったものの、モヤモヤとした後悔が残りました。また、今朝そのときと同じようなことが起こりそうな予感や、そうした人達との短いやり取りの中で非常に不快な気持ちにもなりました。

見ず知らずの相手のことを「利用してやろう」「ちょうどいいカモだ」と思って近づいてくる人のために、貴重な時間を割いたり心を悩ませることは、お金を失うことと同等の損失と言えるかもしれません。

特に、人付き合いが苦手な人だったり、孤独感からつい人に好かれようと無理をしてしまうような人にとっては、そうした心理に付け込まれることにもなるため、心に深い傷を負いかねません。

というわけで今回は、私の実体験をもとに「こういう人(DM)には気を付けた方がいいかもしれない」という話を、注意喚起のつもりで書いていきます。

  • 「自分はどちらかというと騙されやすいタイプだ」

  • 「ネットリテラシーにあまり自信がない」

  • 「いい人だと思われたくて無理をすることがある」

  • 「押しに弱くてNOとはっきり言えない」

  • 「ネットで人脈を広げたい!」

これらに少しでも該当する方は、読んでいただけますと幸いです。

一見イイ人には「ウラ」がある・・・?


ネットの活動とSNS運用

私は現在33歳の既婚女性(子なし)です。大学卒業後4社で正社員として働き、2020年11月末に退職してからフリーランスの宅録ナレーターとして活動を始めました。(2021年4月以降は派遣社員の仕事も兼業)

この活動を始めてから、沢山の人との出会いに恵まれました。

それまでは、SNSをオープンに使った経験がほとんどなく、相互フォローは学校や職場の友人や先輩後輩など、リアルな人間関係がそのままネットに移行しただけ、というものでした。

私は現在、このnoteのほかに、TwitterやInstagramのアカウントも持っています。フォロワー数は、Twitterで1,100人弱、Instagramで230人強です。

Instagramでまともに投稿し始めたのは、活動を始めてある程度経った頃でしたが、Twitterは宅録ナレーターの活動以前にアカウント開設し、投稿していました。(当初は「動画編集者」を目指していました。)

アカウントを作って間もない頃は、こうした「ビジネス」目的のSNS運営について右も左もわかりませんでした。そのため、志の近い方や広い意味で活動内容が近そうな方を、フォローしたりフォローを返しながら、少しずつ交流範囲を広げていきました。

今は、ナレーター、声優、動画編集者、ライター、イラストレーター、漫画家、ハンドメイド作家の方々など、本当に幅広くフォローさせていただいております。

自分と活動内容や始めた時期が近い方は参考になることが多いですし、活躍を見て「私も頑張ろう!」と刺激をもらえます。また、活動内容そのものは異なるけれど「フリーランス」という大枠では近いとか、少しでも関連する職種の方々からは仕事姿勢や人間関係にたいする価値観など、共感・尊敬できる部分も多いです。

一般的に、私くらいの年代で、大卒かつ子供がいない人であれば、会社員や公務員など、何かしらの組織に属して給与所得を得ている人が大半だと思います。

私は色々な事情から、会社員としての働き方を諦めました。

そういう「人と違った生き方」を選んだからこその孤独や漠然とした不安・後ろめたさもあり、それが「自分と似た人と繋がりたい」という思いに拍車をかけたのかもしれません。


会ったことのない人達

もともと、リアルでも人付き合いが苦手で、特に集団に馴染めないことが悩みだった私は、SNSでの繋がりが増えたとはいえ、相変わらず「心を開いて話せる人」は多くありませんでした。

ときどき挨拶を交わす程度のやり取りをしながらも、少し時間が空くと、

「あれ、この人ってどこに住んでるんだっけ」
「子供いるんだっけ」
「どんな活動している人だっけ」
「この人のこと、なんて呼んでたっけ」
「敬語だっけ、タメ口でよかったんだっけ…」

など、自分が誰とどの程度まで関係性を築けているのか、わからなくなるのでした。つまり、せっかくコツコツ打った点と点が繋がっておらず、ふわふわ浮いている状態だったんですね。

それでも、相手のことを自分から「もっと知りたい!」と前のめりになることもあります。能動的な姿勢で相手を知ろうとするときには、打ち込む点もくっきりと深く、多くなり、線で繋ぎやすくなります。

そうして「この人のことはよく知っている」という状態になると、もはや2次元(平面)ではなく、会ったことがあるないに関わらず、その人は私の中で3次元(立体)として存在が確立されるんです。

この「3次元の人」と交流できるのは、とても楽しいです。

(もちろん相手には、私がそのように認識していることは気づかれていないと思いますが…)

人間って「よくわからない」ということに恐怖や不安を覚える生き物ですよね。だから、より多くのことを知っていて、その人となりがイメージしやすい相手の方に、安心を覚えるんだと思います。

今までごく狭い交友関係で生きてきた私にとって、SNSでの繋がりが増え、広がっていくことは素直に嬉しいことでした。

その中でも、こういう人との交流は特に大切にしたいと思うようになっていきました。



きっかけは一通のDM

ある月曜日の21時頃、突然知らない女性からDMが送られてきました。

内容はこんな感じです。

はるねずみさんはじめまして!
フリーで動画編集をやってます、○○○○って言います✨
ステキな投稿ですね!
インスタ初心者ですが仲良くしていただけると嬉しいです😆
よろしくお願いします!

インスタのDMってスパムやビジネス勧誘的なものが多いので、私は基本的に無視するか、気になる場合は削除するようにしています。


けれど、このDMはちゃんと読んで返事をしました。

その理由は、

  • 「はるねずみさん」と私の名前を呼んでくれている

  • 「フリーで動画編集」「インスタ初心者」などの共通点をアピール

  • 「ステキな投稿ですね!」と投稿を見てくれているとわかる文章

  • 短すぎず長すぎない文字数

という要素が盛り込まれていたからです。


先ほどもお話しした通り、SNSのDMってスパムやビジネス勧誘的なものがかなり多いです。

そしてそれらに共通する特徴は、

  • あちこちで使いまわしているであろうテンプレート的な文章

  • プロフィールに書いてあることを質問してくる

  • そもそも送る相手の名前を呼ぶことさえしない

  • テンプレだからやたらと長く、相手側の情報量が多い

ということが挙げられます。


こうしたDMが突然届くと、

「え、この人プロフィール読んでくれたのかな?」
「私の投稿見てくれているの?」
「なんで私に送ってきたの?」

と警戒してしまいますよね。

私も初めのうちは、こうしたDM一つ一つに丁寧に返信をしていました。

「せっかく私に連絡してきてくれたんだから、少しでも良い印象を持ってほしい。失礼な人だと思われたくない。」

という気持ちがあったからですね。

が、だんだんそれが意味の無いことに思えてきて、今は「返信するか無視するか」を一通目のメールの時点で判断するようにしています。


と、話が少し脱線しましたが、先ほどのメールでは、そうしたよくあるスパム的なDMとは異なり、「プロフィールや投稿を見た上で共通点があったため連絡してきてくれた」という印象を抱いたため、返事をしたというわけです。



第一印象は「話しやすくていい人だな」

以降、相手の名前は「Aさん」として説明を進めます。

その後、私はAさんとDMでやり取りして、お互いの年齢や活動内容、活動を始めたきっかけなどについて話しました。

その中で、さらにお互いの共通点が見つかるなどして話が弾み、「ZOOMで顔を見ながら話しましょう」とAさんから提案されました。

「え、何のために?」と一瞬ためらったものの、特に断る理由も見つからず、私はその提案を受け入れました。


そうなるに至った流れについて、私とその方のDMのやり取りを一部転載しながら説明します。文章をまるごと載せると長くなるので、流れで必要な部分(質問とその回答)のみ抜粋します。

※実際はお互い一通につき6~7文くらいで、交互に質問し合うようなやり取りでした。

一応補足しておくと、Aさんの文章は絵文字も程よく入っており、まるで面と向かって実際に話しているような空気や、人当たりの良さが感じられるものでした。また、文章量もこちらに合わせてくれている感じで、温度感もおんなじくらいでとても話しやすかったです。


私「Aさん✨はじめまして!メッセージありがとうございます🥰
宅録でナレーターをしております。
私も同じくインスタ初心者なので、使い方模索中です!笑
ぜひ、仲良くしてください🌟
よろしくお願いします🦔💓」

Aさん「わ!お返事嬉しいです✨ありがとうございます!
いつからフリーでされてるんですか?

私「こんばんは!
元々ずっと会社員だったのですが、2020年12月からナレーターのお仕事を始めました!
宅録でお仕事されてる方を参考に、独学で機材を揃えて…という感じです!」

Aさん「ご自分で機材とかも揃えて、しかも独学で…!😳すごいです!!」

私「ありがとうございます😂✨
Aさんは、動画編集ってどこかで勉強されたんですか?💡✨」

Aさん「私はほぼ独学でやってます!
はるねずみさんはナレーターの勉強をどこかでされた感じですか❓」

私「私も独学です!
自分に近い人を参考にしてみたり、本やYouTubeで情報収集しています😆」

お互い今の活動を独学で始めて続けているということがわかりました。

Aさん「なるほど!😳すごい!
そういえば、はるねずみさんて今おいくつなんですか?
もしかしたら近いのかなと思ったりです!🤭」

私「こ実は私も元々は動画編集の方に興味持っていたので、Aさんに少し親近感わいてます😊
平成元年生まれで、今年33ですよ!」

Aさん「なんと!動画編集に興味あったんですね😳
そこからのナレーターのお仕事になった経緯めちゃくちゃ気になります…!
33歳なんですね!お姉さま😳✨
私はXXなんですけど、年上の方とお話しする方が好きなので嬉しいです!!✨」

Aさんは20代後半。近くはないけど遠すぎない、という年齢差でした。

私「2ヶ月位の短い期間ですが、かふたろうさんの動画とか見ながらプレミアプロで練習してました😊💦
ナレーターの仕事を知ったのは、クラウドソーシングで動画編集の仕事探してた時ですね!
「こ、こんな仕事もあるの!?」みたいな😱✨

おおー…!!華の20代🥰✨✨
年齢近いと思ってもらえて嬉しいです😍私も、年齢関係無く好きなことを頑張ってる方が好きですし尊敬します!」

Aさん「年齢近いですよー!そんなに変わらないです👍
なんかもっと色々お話ししてみたいですね😆
はるねずみさんとめちゃくちゃ気が合いそうです✨

私もかふたろうさんの動画で勉強しました!!
なるほど!そういう経緯だったんですね…!世の中「こんな仕事もあるんだ😳」っていうもの結構ありますよね…!」

「かふたろうさん」とは、自身も動画編集者でありながら、Youtubeで初心者向けに動画編集に関する情報発信をされている方です。Aさんも、その方を参考にしていたとのことでした。

私「やった~!そう言ってもらえて嬉しいです!🥰✨

そしてAさんもかふたろうさんからスタートだったんですね👀‼️やっぱり影響力すごい…✨✨
そうなんです!今まで全く知らない世界だったので衝撃でした…💦
動画編集もナレーターも、素人が挑戦できる仕事だとは到底思っていなかったので😱💦
Aさんは、今動画編集を専業でされてるんですか?🌟」

と、ここでAさんから突然の「ZOOM」のお誘いが・・・

Aさん「もしよかったら空いてる時間にオンラインでお喋りしてみませんか??
zoomとか🙌すごく楽しそうです✨
そうなんですよー!わかりやすいですよね❗️
ショートカットキーの設定とか真っ先に真似させてもらいました😆
他にも面白そうだなって思ったことはやったりもしてるんですけど、メインは動画編集です!🙌✨」

「えっ、DMじゃだめなのかな?」と少し違和感を覚えつつも、色々共通点があるようだったし、話していて楽しい気持ちにさせてくれるAさんにたいして、この時点で警戒心はかなり薄れていました。

私は提案を受け入れることにしました。

私「わぁ!いいですね!✨ぜひお喋りしたいです!
Zoomの日時、私の都合で大変恐縮なんですが来週の火曜か木曜の14時ではどうでしょうか?💡✨」

Aさん「わぁ!お仕事お疲れ様です😳
全然大丈夫ですよー!
来週の火曜日とかいかがでしょう?🙌」

私「ありがとうございます!
では火曜14時にお願いします🥰❣️
ちょっと緊張するので、ビデオオフでも大丈夫ですか?🤣💦」

Aさん「なるほど😳
大丈夫なんですけど、今までの経験上、表情が見えた方がお話ししやすかったので、可能であれば画面オンだと助かります😂」

私「あ、なるほど!それであれば全然画面オンにします!🤣✨✨
私、緊張するとすごいニヤニヤしちゃって不審者丸出しなのですが、予めご了承ください😱😱笑笑」

こうしてとんとん拍子でZOOMの約束をする流れになりました。

最初のDMからZOOMの提案がされるまでのメッセージのやり取りは7往復(8往復目で提案された)。返信するペースは一日一通ずつだったり、返信をしない(来ない)日もあったため、最初の日を含めて期間は9日間でした。

ビジネスの勧誘など、何か下心があるのであれば、そこまで悠長なことはしないように思いますよね(;´∀`)

実際私も、ここまでのメッセージのやり取りについてはあくまで自分のペースで返していましたし、しつこくされるようなこともなかったので、Aさんにたいしてほとんど不信感はありませんでした。

むしろ、とても好印象で、こんなに話が弾む人と繋がれて嬉しいな~と思っていたくらいでした。


約2時間に及んだZOOM

約束していた通りの日時に、これまた約束通り、画面オンでZOOMは開催されました。

画面越しに見るAさんはプロフィール写真のイメージ通り、目鼻立ちのくっきりした若くて綺麗な女性でした。話し方もハキハキしていて、それでいて高圧的な印象はなく、DMで事前にお喋りしていたこともあったのでわりとすぐに緊張は解けました。


約束の時点でも、ZOOM開始時点でも、特に「大体〇時間くらい」など時間の目安は伝えられていなかったのと、ZOOMをする目的も「お喋りしたい」というざっくりしたものだったので、いったいどれくらい話すのかはわかっていませんでした。

別にそのあと予定があるわけでもなかったし、あえて「何時までやりますか」などと聞くのもぶしつけな気がしたので、それは聞きませんでした。


結果、1時間経過して「そろそろ終わりかな?」となんとなく思いながらも終わる気配はなく、トータルで2時間ほど話しました。

(ZOOMをつなぎ直すとかは特にしていなかったと思うので、今思うともしかするとAさんは有料プラン?を契約していたのかもしれません。)


実際どんな話をしたのかというと、DMのやり取りの延長線上のような話でした。お互いの活動内容についてより深堀したりなどです。

あとは、DMではあまり詳しく語られていなかった、Aさんの仕事のやり方やライフスタイルについて教えてくれました。

なんとAさんは、その頃住所を持たずに、日本全国を旅しながら動画編集の仕事をしているのだということでした。

確かに、動画編集という仕事の魅力は、PC一つでカフェでもホテルでも、電源とネット環境さえあればできるところにあると思います。

Aさんはもともと旅が好きで、そうした暮らしを叶えられたことがとても幸せだと話しました。

しかもなんと、(今思えばそれも真偽不明ですが)その通話をしていたまさにその日、私の住む札幌市に滞在していたというのです…!!聞けば、その数日前から友人と一緒に来ていて観光していたとのことでした。

驚いて、私が札幌在住であることを伝えたところ、「もう少し早く知っていれば会って話したかった」と言ってくれました。


その通話では主に、Aさんの悠々自適なフリーランスとしての生き方、働く場所を自分で選べる、旅をしながら生きる楽しさなど、そういう話を聞きました。

そしてAさんから、

「はるちゃん(ZOOMのわりと最初の段階で、そう呼ばれるようになりました)は、こういう働き方ってどう思う?」

と聞かれ、

(私は結婚してるし、夫の仕事の都合もあるから、旅をしながら仕事するっていうのは現実的には厳しい話だな・・・)

と内心で思いつつも、

「すごく憧れますね~!」

などと話を合わせました。

あくまで今回のZOOMの目的は「お喋り」「お互いを知ってもっと仲良くなること」にあると思っていたからです。


すると、そこから少しずつ、空気が変わっていったのでした。



特別な相談会に参加できるチャンス!

途中から、Aさんが画面外でメモを取りながら話していることに気がつきました。おそらくパソコンのメモ帳か何かに、私と話した内容を記録していたのだと思います。

「ただの雑談」が、だんだんビジネス寄りになっていき、「Yes」か「No」で答えを求められるような質問が続いていきました。それまでの和やかな雰囲気を崩したくなかった私は、やはり「Yes」で答え続けていました。

そのうち、Aさんからある人物について紹介されます。

それがHさんでした。

私はHさんのことなど、そのときまで全く存じ上げていませんでした。

Hさんはとにかくすごい人で、近々Amazonで電子書籍を出版するんだということでした。

Aさんの恩師的な存在でもあり、今の自分の仕事やライフスタイルを獲得できたのはHさんのおかげである、というような話していたと思います。

そんなHさんが、今度の電子書籍出版を記念して「相談会」を開催する予定なのだと聞かされました。

といっても、その相談会はそこまで規模の大きなものではなく、招待制で、ごく限られた少人数の方だけが参加できるのだということでした。


さらに、その相談会はこのZOOMの翌日開催されるのだということでした。


ーーー

ちなみに、私はSNS上で動画編集者さんとの繋がりもそこそこ多いですが、後で聞いたHさんのTwitterやInstagramのアカウントを検索しても、「共通のフォロワー」はAさん以外に誰もいませんでした。
動画編集者さんでフォロワーの多い方であれば、その方のプロフィール画面で「○○さんもフォローしています」と一人くらい表示されてもいいものですが・・・

ーーー


(Hさんって誰?そんなにすごい人なのか・・・)

半ばAさんの熱に圧倒されながらも「すごいですね」などと相づちを打ちながら同調していると、

「空きがないかどうかダメ元で聞いてみますね!!」

とAさん。

私が少しでも興味を示さないか、それまでの会話でよく観察していたのだと思います。

「えっ・・・あ、ありがとうございます。」

てっきり、それでこの日のZOOMは終了なのかと思いきや、Aさんはそのまま、何らかの連絡ツールでHさんに連絡を取り、後日開催される相談会の空席をすみやかに確認してくれたのでした。

そしてその後、ほとんど間を置くことなく「空きがありました!」と、私以上に嬉しそうに報告してくれるAさん。


そんなこんなで、私は運よく、Hさん主催の特別な相談会に参加する貴重なチャンスをGETした!というわけです( ゚д゚)ポカーン…


Aさんから、

「ものすごく貴重な機会だから、ぜひこのチャンスを有効に使ってほしい」「顔を覚えてもらえるように画面はONで参加した方が良い」
「あらかじめ、何個か質問を用意しておいた方が良い」
「質問内容は、kindle出版の仕方についてとか何でも良い」

など、相談会参加にあたってのアドバイスもいただきました。


約2時間に及ぶZOOMのあと、インスタのDMにてオープンチャット(LINE)のリンクと、AさんのLINEのQRコードが送られてきました。

以降、Aさんとのやり取りはLINEへと場所を移します。



電子書籍、買うべきか否か

通話のあとすぐ、LINEに場を移してAさんから色々補足説明を受けました。

Aさん「これが明日の相談会をやってくれるHさんの電子書籍達です!
あんまり時間ないと思うけど😂
もし見れたらみてみるといいかもです🙌」

そう言って、AさんはHさんの電子書籍のリンクを送ってくれました。

Hさんは今回出版するもののほかにも、既に何冊かの電子書籍を出版しているようでした。

プロフィールにはHさんの爽やかな笑顔の顔写真、某有名私立大学卒業と、その後の経歴や、現在展開している事業についてなどが詳しく記載されていました。

(Hさんは本当にすごい人なのかかな・・・?)

なんとなく、そう信じかけていました。


そもそも今回参加する相談会は、新しい電子書籍出版を記念したものなので、話題は当然その書籍の内容中心になると予想できました。だからこそ、Aさんからこのようにリンクが送られてきているわけです。

質問内容は書籍に関すること以外でも、自分の活動に関係することや純粋な疑問でもいいとAさんから聞かされていはいたものの・・・

少人数の招待制で、参加者一人一人が顔を出して目立つような場であるなら、実質飛び入り参加の自分は浮いてしまうのではないか、という懸念がありました。

それに、相手のことをよく知らず、出版したものを読むこともせずに参加するのは、自分の知りたいことだけを盗みに行くようでマナー違反なのではないか、とも考えました。

Hさんが今回出版した電子書籍の金額は500円。

決して、高いわけでもありませんでした。

でも、その相談会に参加することになったのも、Aさんの勢いに押されたのが半分以上で、Hさんのことはそれまで全く知らず、共通の知り合いもいない状態。

電子書籍の内容はフリーランスに向けた指南書のようなものだったので、全く興味がなかったわけではないですが、たかが500円と言えども、なんとなく勢いに押されて「買わされ」るのは嫌でした。


その後、HさんのInstagramのアカウントも教えてもらい、その情報をもとにTwitterのアカウントにも自分で辿り着くことができました。

それでも私はやっぱり、Hさんという人物にそこまで興味を抱くことはできませんでした。



スパイ大作戦!?割り切ることにした

そんな風に悩みながら、翌日、つまり相談会当日を迎えました。

正直、参加を辞退したいと思っていました。ものすごく気が重かったのです。でも、Aさんの好意を無下にしてしまうのは申し訳ないという気持ちもありました。

それに、なんとなく、この時点で「もしかしてあやしいビジネスの話なんじゃないか」「何かの勧誘なんじゃないか」「詐欺に遭うんじゃないか」と、私はうっすら警戒していました。

もしそうであれば、わざわざこんな気持ちになってまで参加して、時間を無駄にしたくないと思っていました。

そこで、このことを知人に相談しました。

ことの経緯、電子書籍を買うべきか、参加するべきか、自分が警戒していることなど包み隠さず相談した結果、

「電子書籍は買わなくていい」
「参加辞退できないなら、いっそ潜入するつもりで参加してみたら?」
「あとでネタにすればいい」

というようなアドバイスをもらいました。


確かに、こういう特別な体験は他人にとっては面白いと感じる話かもしれない。

始めからそのためのネタを盗みに行くようなつもりで「潜入」すればいいんだ、と妙に納得して気が楽になりました。

そうして、私は目的を180度変え、割り切って参加することに決めたのです。

いつかnoteのネタにしようと・・・



ちなみに、相談会当日の日中にもAさんとLINEのやり取りをしていて、その中でAさんからこんな提案がありました。

Aさん「そういえば前にHさんが開いてくださったオンラインイベントで、録画したやつあったなと思いまして🤔
今日の相談会まであんまり時間ないし見せても良いやつかはわからないけど、もし内緒にしてもらえたらお渡しできるけど見ますか??」

正直、めんどくさいなと思いました。

Hさんに興味も持てず、相談会に参加すること自体も気が重いのに、そこそこの再生時間なのであろう録画を「予習」のためとは言え、視聴するのは苦痛でした。

私「あ💦そうなんですね!
今日はバイトなのと、帰宅後に家の事やらなきゃなので見られる時間が無さそうなんですよね😢💦
せっかくご提案いただいたのにすみません💦
準備不足な状態での参加になってしまいそうですが、時間に余裕持って参加できるようにしますね‼️」

ネタのために潜入するとはいえ、あまり自分の時間を費やしたくなかった私は、丁重にお断りしました。

Aさん「お家のこと色々やることありますよね💦
家事も仕事も両立してて本当凄いです😳✨
全然!はるちゃんのお悩みいっぱい相談してきてくだい!🙌
終わってから落ち着いたらお話も聞かせてくださいね✨

優しいAさんに罪悪感もありつつ、「相談会のあと報告しなきゃいけないのか~…」と、同時になんとなくAさんの下心?ビジネスのにおい?的なものも感じていました。



夢を持った若者が集う相談会

Hさん、まさかの大遅刻!

相談会は、21時より開催予定でした。

LINEのオープンチャット内でZOOMのリンクが共有され、参加者が続々会場に集まりました。

また、今回の参加は「本名」での参加が義務づけられていたため、私も本名で参加しました。(AさんとのZOOMの時点で、そもそも本名を名乗ってしまっていたため、今さらごまかしようがなかったのです。)


けれども、ここでハプニングが発生!

なんと、主催者であるHさんが仕事か何かの都合で1時間ほど遅刻することが判明したのです!


幸い(?)、司会進行はHさんの部下(?)のような女性が担当していたため、集まってそのまま放置されるということはありませんでした。

そのハプニングを受けて急遽予定変更し、Hさんが到着するまでの約1時間、以前開催されたイベントの録画を観させられることになりました。

今回の相談会で話す内容は、その録画で話していることとほとんど同じだから、という理由だったと思います。

ちなみにその内容は、本来有料の講義なのだそうですが、この相談会に参加している人は無料で視聴できる、とのことでした。



Hさんのありがたいお話

Hさんのスピーチ(録画)の内容や、その後の質疑応答はパソコンのメモ帳に記録しながら話を聞きました。

が、しかし!!

今それを引用するためにファイルを探していたところ見当たらず・・・

もしかしたら、相談会での質疑応答に備えて記録していたために、保存せずに削除したか、あるいは後日何かの理由で削除した可能性が考えられます・・・

というわけで、覚えている範囲で説明します。


Aさんからは、(Hさんにやる気をアピールするためにも)何か必ず質問するように念を押されていたものの、私は一つも質問せず、それどころか画面オンにもせずに参加していました。

Hさんから認知されるメリットを感じられなかったからです。

Hさんのスピーチは、

・フリーランスとして働き方の種類
・フリーランスの限界
・どうすれば稼げるようになるか

といった感じの構成で展開されていきました。


納得できる部分も多々あったものの、内容をまとめると、

知名度・力のある人と繋がれ!そのためには、お金や労働力の無償提供を惜しむな!

ということでした。

大きなチャンスを掴むためには、名もなき個人の力では限界がある。そのため、その人と繋がるためにお金を使い、場合によってはただ働きを提供するのもアリ!と、そんな話でした。


Hさんの言っていることは、間違いではないのかもしれません。

ただ、お金も知名度もない若者が「すごい人」に会うためになけなしのお金を投資したり、認知してもらえるため、チャンスに繋がる可能性に懸けてタダ働きしたり貴重な時間を無償提供することを推奨するってどうなんだろう・・・

私は違和感を覚えました。

暗に、Hさんのためにそれをしろ、と言っているように聞こえました。


その後、22時前にHさんがZOOM会場へ到着すると、挨拶もそこそこに、質疑応答タイムが始まりました。

参加者の年齢層は下が10代後半、上は30代後半くらい、職種は様々なフリーランスの若者たちでした。全部で10人いたかいないかで、30歳未満が多かった気がします。また、ほとんどの人が本名公開+顔出しで、相談する人たちの態度や表情は真剣そのものでした。

質問応答は挙手制で、積極性のある若者から順に5~6人くらいが質問し、Hさんが深堀しながら丁寧に回答していました。

他の参加者にも配慮され、一般的な話に落とし込んでアドバイスされているようでした。

でも、実際どんな質問・回答があったか、まるで覚えていません。私にとってはほとんど印象に残らなかったんだと思います。

一つ言えるとすれば、参加者の方々(私含め)はなんとなく「良くも悪くも他人に影響されやすそうな人達だな」という印象でした。



まさかの強制!?Hさんと個人面談

相談会終了後、「まだまだ話し足りない」「今日全員の話を聞いてあげられなかったので」というHさんから、参加者全員と後日個人面談をすると提案がありました。

一対一の面談なので、参加者はそれぞれ希望の日時を第3希望までオープンチャットに入力するようアナウンスされました。希望日時を申告した人から順に退室して良いとのことでした。


けれど、そこでも違和感がありました・・・

(え、「個人面談希望しない」という選択肢はないの!?)


他の参加者が当たり前のように希望日時を申告し、礼を言って退室していく中、私はどうしたものかとアタフタしました。

そして、ZOOM内のダイレクトメッセージで、進行役の女性の方に、

「個人面談は希望しません」

という旨をこっそり伝えたところ、無事に受理され、退室することができました。


それはそれでよかったのですが、「個人面談希望して当然」のようなあの空気は一体何だったんだろうと、少しぞっとしたのでした。



Aさんとは音信不通に

相談会の翌々日、昼過ぎにAさんからLINEがありました。

はるちゃんお疲れ様です!
この前の相談会どうでした?
聞きたいこと聞けました??🙌

説明会の当日、録画を見るかどうか聞かれて断り、その後「終わったら話聞かせてね」というメッセージを既読スルーしていたのです。

それでこの日、Aさんから追いLINEが来た、というわけでした。

Hさんのありがたい話、個人面談の約束、そしてAさん・・・

(囲い込もうとされているな……汗)

そう思いました。


とはいえ、本名も知られているし、波風立てたいわけでもなかった私は、

お疲れ様です!!✨
返信遅くなってすみません💦
相談会、私自身の相談は出来なかったのですが、有料講義?の動画や他の参加者さんの質疑応答など、自分に置き換えて考え直せる部分も多くて大変参考になりました😊✨✨
素敵な機会を与えてくださって、Aさんにも改めて感謝です🙇‍♂️‼️

それに対してAさん。

なんと…!
質問できなかったんですね😭
とはいえ、参考になることがあったのならよかったです😆✨
いえいえ!私は大したことしてないですよ〜😳
質問できなくても、せっかく相談会とかで接点もてたし、今後に繋げていけたらいいですね☺️

このLINEを既読スルーして、なんとなく申し訳なさから、翌々日の昼過ぎに、返信をしました。

Aさん、こんにちは!
お返事遅れてすみません💦
参考になることばかりで、参加させてもらえて本当によかったなぁと思います☺✨
今後に繋げられるように、頑張ります💪🔥
本当にありがとうございました🙇‍♂️💕

既読がつきましたが、それ以降、Aさんからの返信はありませんでした。



今思えばAさんは・・・

今現在もInstagramでは相互フォローの状態ですが、Aさんからイイネなどのリアクションは、私が把握している限りありません。

そもそも、Aさんは私とやり取りを始める以前もそのあとも、Instagramをほとんど動かしていませんでした。

今思えば、DMの中身だけでなく、そのあたりも判断材料にできたのかもしれません。

  • 投稿内容はどんなものか

  • 投稿頻度はどうか

  • 共通のフォロワーさんがいるか

これらをチェックすることで、その人が名乗る「肩書」での活動の実態がつかめるのではないかと思います。

もちろん、そんなことを偉そうに言っている私はどうなのかというと、「宅録ナレーター」と名乗りながら、実態は、ナレーションの実績<ハンドメイドやイラストになってしまっているのですが・・・(;´∀`)


それでも、投稿の内容はそのアカウントの目的が反映されるものだと思います。


もしかしたら、AさんのInstagramのアカウントは、「集客用」つまり「Hさんに繋げる用」のアカウントだったのかもしれません。

不審に思われない程度に写真や自作した動画などをちょこっと載せておくことで、名乗っている肩書とアカウントを一致させる。

実際、AさんのInstagramの投稿は、スマホアプリで編集したリール動画1つ、スマホでカフェ店内を撮影しただけの動画1つ、画像投稿4つだけでした。


メッセージのやり取りや、顔を見ながらZOOMで2時間も話した印象は、決して悪くはありませんでした。「いい人だな」「素敵だな」「善意でやってくれているんだな」というイメージは、最後まで崩れることはありませんでした。

とはいえ、その後音沙汰がないということはやっぱり、

「共通点が多いから仲良くなりたい!」

という純粋な気持ちではなかったんだろうな、と思います。


Aさんの親切を無下にして、せっかく楽しくお喋りできたことや、仲良くなれて嬉しかったことを台無しにはしたくありませんでした。

だからLINEの返事もしたし、気乗りしなかった説明会にも参加しました。

けれど、結局「いい人」に見えたAさんにとって、私はただの「カモ」だったのかもな・・・と気づきました。


でも、そりゃそうだよなぁと。


フリーランスと言いながら、それ一本で生計を立てられているわけでもなく、ナレーションの仕事をバリバリこなしているでもない。

キラキラして見える若いAさんと、陰キャな私では住む世界も違っている。

あくまで、Hさんに繋ぐ目的で、Aさんは私に近づき、目線を合わせてくれていたにすぎないんですよね。

Aさんはそうした「紹介」によって報酬を得ていた可能性も考えられます。

根拠としては、「動画編集で稼いで旅をしながら好きなところで暮らしている」というイメージにたいして、Aさんが実際に編集したという「Youtube動画」が、あまりに簡素なものだったからです。

サムネイル画像こそこだわりが感じられるものの(そもそもサムネイル画像をAさんが作っているのかは不明ですが)、オンライン会議の録画がほとんどそのままでオープニングもエンディングもなく、字幕もない、といったものだったからです。

相談会の前の時点では、「必ずしも凝った編集を求められるわけではない」という、動画界隈でのリアルな需要を語るAさんの話に納得していました。

クライアントの求める仕事をすることで、その対価が支払われるのであって、それが運よく仕事の難易度に対して高報酬の仕事だったということなのだ、と。

それがHさんの橋渡しなどのおかげということなんだと、理解していたのでした。

けれど、一連の流れから改めて考えると、Aさんの「動画編集者」というのはあくまで「隠れ蓑」のようなもので、その実態は「貧困・情弱フリーランス」と「フリーランスの救世主Hさん」を繋ぐ「紹介屋」のような役割を生業としているのでは??と、私は深読みしてしまいました。

さらに推測するとしたら、私が購入を迷っていた「電子書籍」の件。

それだけでも1件の「購入」を「獲得」できれば、それがAさんの「手柄」になっていたのかもしれません。インセンティブ的なものとして、Aさんに取り文があった可能性も考えられます。


さすがに疑いすぎですかね・・・?


ただ、一つ確かなことがあるとすれば、私と「ただ仲良くなる」ことに、Aさんのメリットなんてはじめから何もなかったのだということです。


デジャヴ ~あるいはただの無礼な人~

ちょっと映画のタイトルっぽく言ってみました。笑

冒頭でお話した通り、Aさん・Hさんの件は今から半年以上前のことでした。

noteのネタにするにはある程度ほとぼりが冷めてから・・・と思っているうちに、だんだんと記憶は薄れていきました。


が、しかし!!

今日、この記事を書こうと思ったきっかけの出来事があったのです。

それはやっぱり、一通のDMでした。

はじめまして!旅しながらフリーランスとして活動してます🗺

頑張っている人や挑戦してる人と仲良くなりたいと思ってメッセージしちゃいました☺️

よかったらお返事頂けると嬉しいです😆✨

出ました、「旅しながらフリーランス」!!!

もちろん、本当にそうした活動をしている方もいらっしゃると思いますし、この方もそうなんだと思います。

ただ、こんな風にDMが送られてくると、どうしてこんなにあやしく見えてしまうんでしょう・・・(;´∀`)


しかも、このDMはAさんのものとは違い、「返信するか無視するか」で言うと、「無視する」を選びたくなるような文面になっています。


ここで、最初の方で挙げた「私が考えるスパムDMの特徴」をもう一度!


  • あちこちで使いまわしているであろうテンプレート的な文章

  • プロフィールに書いてあることを質問してくる

  • そもそも送る相手の名前を呼ぶことさえしない

  • テンプレだからやたらと長く、相手側の情報量が多い


1文ずつ見ていきます。

はじめまして!旅しながらフリーランスとして活動してます🗺

初めてメッセージを送る相手にも関わらず、自分の名乗りもなく、相手の名前を呼ぶこともしていない。
(せめて自分の名前だけでも名乗るべきではないかと思ってしまいます。)


頑張っている人や挑戦してる人と仲良くなりたいと思ってメッセージしちゃいました☺️

「頑張っている人」「挑戦してる人」という漠然としたくくり。

それに該当しない人の方が少ないのでは・・・?みんな、仕事や勉強、家事育児、自分のことなど、何かしら頑張ったり、日々挑戦している者だと思います。

「仲良くなりたい」つまり「DMを送る」対象を広く設定するために、あえてこのようにざっくり書くことで、誰にでも使いまわせるテンプレにしたのだと思います。

よかったらお返事頂けると嬉しいです😆✨

これについては別に何も言うことはありませんが・・・


この短いメッセージでも、

  • テンプレの使いまわし

  • 相手のプロフィールを読んでいない

  • 相手の名前すら把握していない

  • 無差別にDMを送りまくっている

ということがわかりますよね。


(またAさんのパターンか・・・)


そう思いながらも、一応相手のプロフィールを確認しました。


  • 自分の名前に「先生」と付けている

  • 年齢は20代中盤

  • プロフィール文にかっこいい【キャッチフレーズ】

  • Instagramの投稿数30件未満

  • 投稿内容は文字入り画像でノウハウ発信

  • フォロワー:約1000人、フォロー:約800人


う~~ん・・・

そう思いながらも、ふと「共通のフォロワー」さんが数名いることに気がつきました。しかもそのフォロワーさんは、私もとても大好きでいつも仲良くしていただいている方でした。

(この方が繋がっている人なら、変な人ではないのかも…)

そう思って、返事をしてみることにしました。


まずは、相手の目的を伺うためにジャブを打っておきます。

私「はじめまして。DMありがとうございます!
どうぞよろしくお願いいたします☺✨」

するとすぐに返信が・・・

先生「お返事ありがとうございます✨
○○○○です!

はるねずみさんって面白い名前ですね🤣

はるねずみさんもフリーランスでお仕事されてるんですか?🤔」

ここで名乗ってました。

それは良かったのですが・・・


( ^ω^)・・・カチーン!


ちょっとイラッときてしまいました。

おそらく、私の名前はDMが返ってきたことがきっかけで、そのとき初めてプロフィールを見て知ったのでしょう・・・


確かに、「はるねずみ」なんて面白い名前ですよね。

ハリネズミじゃないんかーい!!✋バシッ

と思わずツッコミたくなるでしょうし、大体の人は「苗字+名前」とか「苗字(名前)のみ」などの表記が多いですもんね。


あだ名っぽい名前だとしても、ここまでふざけた名前はあまり見かけないものかもしれません。ましてやフリーランスとして活動している人達の間では・・・


でも、さすがに初めて話す、しかも自分からDMを送っている相手に対してそれは、ちょっと失礼ではないでしょうか・・・。


私から突然、その方にDMを送ったのであれば、

「DMありがとうございます。え?はるねずみさん?はるねずみって・・・面白い名前ですねw」

と言われても、イラッとすることはないと思います。

むしろ、自分から仲良くなりたいと思って連絡した相手の笑いを取れたり、少しでも印象づけられたならラッキー♪とさえ思うかもしれません。

でも、今回の場合はそれと逆パターンだったために、ちょっと不愉快でした。

そして、「やっぱり失礼な人なんじゃ・・・」と、疑いが強まりました。


ですが、まだ決めつけるには早いと思い、返信します(;´∀`)

私「名前を面白いと思っていただきありがとうございます😂
はい!在宅でナレーションのお仕事などをしています。」

先生「そうなんですね!
ナレーション!かっこいい!笑

いつからやられてるんですか?」

かっこいい!笑

細かいかもしれないですが、その「笑」って要りますか・・・?😢


そもそも、どうして急にこういう質問をされているのかもよくわからないのに、きちんと答えた上で「笑」を付けられるのは、馬鹿にされている気持ちになりました。

私「ありがとうございます。2020年12月からですね。」

もうこちらも気を遣う必要はないや、と判断し、絵文字もつけず、ただ質問に答える返信だけをしました。

すると、

先生「わ!結構やられてるんですね!
ナレーションのお仕事で結構生活って出来るものなんですね!
凄いです😳✨」

うーん・・・

実際は生活費の大部分を派遣の仕事でまかなっているので、本来ならここで「いやいや、バイトしながらなんですよ~!💦」と否定しておくべきだと思います。

でも、もうそれすらめんどくさくなっていた私は、

私「ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします!」

文脈を一切無視してぶった切りました。

もうこれ以上この方に自分の話をして、笑われたりしたくなかったからです。

すると、すかさずこんな切り返しトークが・・・!

先生「僕、最近カメラとか動画のアプリ開発をしてまして!

色んな方とお話しするのがとても好きでよかったら今度ゆっくりお話しできたらうれしいです😆」

もはや、一文目は読み飛ばしました。問題は二文目です。

出ました!

色んな方とお話しするのが好き
今度ゆっくりお話しできたらうれしい」

おそらく、ZOOMか何かで会話をして、何かを購入させる、あるいは勧誘・誘導する目的なのだと思いました。


ここで下手に、

「そうですね。ぜひよろしくお願いいたします。」

などと社交辞令を言ってしまったら最後、約束を取り付ける流れになってしまいます。


そうなったら余計断りづらくなってしまうので、私はこの時点でその芽を摘んでおくことにしました。

私「そうなんですね。
最近は色々立て込んでいて時間が取れないので、落ち着いたらお願いいたします。
それでは、寒い日が続きますが、お身体をお大事にご活動頑張ってください。
失礼いたします。」

「もうこれ以上話しても無駄です」という断固たる意志が伝わるように、話題として提供してくれた「カメラや動画アプリの開発」には一切触れず、遠回しに断ってから、やり取りを強制終了させる荒業を繰り出しました。

先生「分かりました!
またお願いします!!
ありがとうございます☺️」

おそらく、この「また」が訪れることはないでしょう・・・



信じた方が得をする?

私はこうして、Aさんのときと重ね合わせながら「先生」からのDMをぶった切りました。

自分が過去の経験からキッパリと「あやしい」を拒絶することができたことにほっとすると同時に、少しだけモヤモヤが残りました。

(もしかしたら、失礼なところはあるけど、嘘はついていない人なのかもしれない・・・)

という気持ちです。

(もしかしたら、この人の言うことを信じた方が良かったのかもしれない)

仲良くしているフォロワーさんが「共通のフォロワー」にいたことを思い出しました。

その方は、新しいことに次々と挑戦されながら、着実にステップアップをされています。そうした姿を見て尊敬していますし、マインド面など自分にも取り入れられることがあるなら・・・とは思います。

(もしかしたらあの人が順風満帆に見えるのは、こうした人に対しても、いちいち疑ったり、悪い面を見ようとしたりせず良い部分を見て、付き合う人を選ばずに生きているからなのかな・・・そうした心の素直さが大切なのかな。)

そう思ったんです。

だからモヤモヤしてしまいましたが、それでも「第一印象」ってあながち侮れないものだと思います。

メッセージで文字だけのやり取りでも、ちょっとした言葉遣いなどから、

(なんかこの人、不安だな・・・)
(ちゃんとお金払ってくれるのかな・・・)

そういう不安や違和感を覚えることがあります。そうしたケースは結構な割合で、あとあと「やっぱりな・・・」と不安が的中するのです。


私は人より細かいところ、それも人の欠点に目がいってしまうタイプかもしれません。だから、「危険」「不安」を必要以上に感じ取り、警戒しすぎてしまうところはあると思います。

その結果、人付き合いの範囲が狭くなり、なかなか心を開ける相手がいなくなる・・・

それだからこそ、Aさんのような「わかりやすくいい人」に出会ったときには、いとも簡単に心を開いて、信頼してしまうという、極端さも兼ね備えているんですよね。


自分が損をしない、傷つかないためには、疑ってナンボだとは思います。

ただ、「人を疑うくらいなら、自分が騙される方がマシ」という考え方にも共感できます。

そういう人の方が、人として強くて、魅力的だと思いますし、自分が関わりたいと思うのもそちらのタイプの人かもしれません。


まとめ

今回は、一通のDMをきっかけに「あやしいビジネス」の「カモ」にされかけた(と自分では思いこんでいる)の体験談、後日談を話しました。

こうしたDMを送ってくる人には共通する特徴があるのかもしれません。

もちろん、今回登場したAさんも先生も、私がそう思い込んでいるだけで、「利用しよう」「カモにしてやろう」という意図はなかった可能性もあります。

けれど、それを抜きにしても、私は信じかけて傷ついたし、失礼な態度に腹が立ったりしました。

だからこそ、自分以外の誰かが同じようなことで「ちゃんと話を聞かなきゃ」とか「いい人だから断りにくい」というように、悩んだり、自分の大切な時間・お金を無駄にしてしまうことを防ぐ役に立てればと思い、赤裸々に話してみました。


優しくて、ハッキリ断れない人に、「こういうときは断ってもいいんだ!」と思えるような、こんな考え方もあるんだという、一つの参考になれば幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました!

へんてこネームのはるねずみでした(*´ω`)ノ

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