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渡邊選手がプレータイムを獲得するために果たした2つの義務とは?

 渡邊選手の本契約から1週間が過ぎ、その熱も少し落ち着いてきたところでしょうか。プレータイムを徐々に獲得し、勝利に貢献したことで本契約へ辿り着いた渡邊選手。渡邊選手はある2つの義務を果たしたからラプターズで昇格できたと言われています。では、渡邊選手はどのような義務を果たしたのか。バスケをする人なら誰もが果たすべき義務をご紹介します。

得意なシュートは決めること

 渡邊選手は、チームが作ったチャンスで得意なエリアからのシュートを高確率で決めていました。チームメイトがクリエイトしたチャンスをフリーならば逃してはいけません。それを逃す選手はチームからの信頼がなくなり,ひいてはプレータイムの減少につながります。
 渡邊選手はコーナーからの3Pを確実に決め続けた結果、相手ディフェンダーから
「そいつのコーナーは打たせるな!」
という声が聞こえたそうです。NBAでも警戒されるほどの渡邊選手のシュート力、またチャンスを活かすメンタリティが評価されたことは渡邊選手の本契約に確実に影響を与えたでしょう。

コートに立つ全員の義務ディフェンス

 オフェンスは上手い人がボールをコントロールし試合を作ります。対して、ディフェンスは一人一人が自分のマークマンとリングに対して責任を持たなければなりません。60点取るようなスーパーエースなら別ですが、ほとんどの選手はディフェンスでの貢献こそ試合の出場には不可欠です。
 渡邊選手はボールを持っている相手へのディフェンスが非常に良いです。長い手足と軽快なフットワークで相手を抑え込みます。また、ラプターズはチームで様々なディフェンスを仕掛けるのですがそれにも対応していることからバスケIQが高いことも証明され、チームからの信頼は一層増したと考えられます。

試合に出場するために

 フリーのシュートを決めること、ディフェンスに責任を持つこと。この2つは渡邊選手がNBAでプレータイムを得るために必要な要素だったわけですが、どのカテゴリーでも同じです。アメリカのトッププロでも、日本の中学生でも同じです。質の高さや完璧さはNBAには及ばなくともそれを実現するために普段から取り組んでいるか、それが少しでも結果にコミットしているか。そういった点は実力以上にチームメイトや監督から評価される部分でもあります。
 渡邊選手はプレータイムと本契約を勝ち取りましたが、「ここからがスタート」だと仰っています。その姿勢を忘れない渡邊選手はこれからも日本のバスケ界を盛り上げ続けてくれることでしょう。

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