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私が選ぶミスチル名曲ベスト10 ②

2021.11.20 Sut

今回は昨日の記事の続きで、ミスチルベスト5を発表していきたいと思います!ぜひ楽しみながらご覧になってもらえればと思います!


5位 君が好き(2002)

ちょうどこの秋から冬ごろにかけて聴きたくなる、ミスチルの代表的恋愛バラードの一つ。シンプルかつ人間味のあるメロディーに自分を重ねやすい等身大のラブソングのように思える。

桜井さんの歌い方、歌詞とメロディーの世界観が完璧にマッチしていて、聴いていてとてもリラックスした気持ちになれる。

どんな時代でも、シンプルな言葉や思いが一番胸に刺さるんだということを再認識させてくれる一曲。

夜散歩のお供的な曲で、最近は毎日聴いているくらい自分の中ではマイブーム。

ちなみに、この後のランキングにでてくる曲は全てアルバム曲なので、現時点ではミスチルのシングル曲の仲で実質一番好きな曲ということになる。



4位 Over(1994)

ポップで軽快なメロディーに乗せて、失恋した時の後悔や男性の執拗さを表すという表現力が半端ないと思わされた一曲。

失恋や恋愛を経験した男性が感じるであろう気持ちを、歌詞で述べるだけでなく、温かみのある音楽に乗せているところが、心の内面と外面での感情の違いをうまく表現している。

温かいメロディーは、心の表面では次に向かおうと、失恋を乗り越えようとしている強がっている気持ちを見せながらも、でてくる歌詞そのものは心の内面の未練タラタラな気持ちを吐き出しているショックな気持ちや、大好きだった君との恋愛が終わった悲しさを表現しているように思える。

「顔の割に小さな胸や家事に向かない荒れた手のひら」とサビで失恋した女性の悪口を言うところは、ラスサビでの「いつか町で偶然出会っても今以上にきれいになっていないで」というフレーズから悔しさの現れで発した強がりの言葉であることがわかるなど、失恋というものの本質をそのまま真空パックして閉じ込めたような曲。

これほどの失恋ソングは今にも先にも出てこないと思えるくらいの完成度の高さ。

タイトルの「Over」で、「恋の終わり」と、「失恋を乗り越える」という二つの意味がかかっているのもさすがとしか言いようがない。

「いつか町で偶然出会っても今以上にきれいになってないで多分僕は忘れてしまうだろうそのぬくもりを愛しき人よさよなら」
「何も語らない君の瞳も思い出となる 言葉にならない悲しみのトンネルをさあくぐり抜けよう」



3位 蘇生(2002)

残酷なくらいリアルな応援ソング。

「人は1日1日、生まれ変わることができる」(ダライ・ラマ)

という仏教の教えから生まれた曲とも言われていて、まさに人間的で本質的な応援ソングだと個人的には思う。

毎日いろんなことが起こる人生で、良いこともあれば嫌なこともある。それでも明日は来る。だからこそ、サビで繰り返される「何度でも何度でも」人は生まれ変わっていけるという強いメッセージが心に響く。

嫌なことがあっても、1日が終わればまた新しい自分に生まれ変わる事ができる。でも、それが良い方向にいくのか、悪い方向に行くのかはこの曲の中では述べられていないし、触れられてもいない。

でも、それが人生である。

どんなことがあるかはわからないけど、自分の心は生まれ変わることができる、昨日とは違う自分で今日に望むことができるという現実的であり本質的なメッセージであると思う。

「叶いもしない夢を見るのはもう辞めにすることにしたんだから
今度はこの冴えない現実を夢みたいに塗り替えればいいさ 
そう思ったんだ 変えていくんだ きっとできるんだ」



2位 Brand new planet(2020)

多分ベスト10の中ではタイムリーに新曲として聴いた数少ない曲の一つ。

Twitterで突如流れてきたドラマのテーマソングとして15秒だけ流れてきたのだが、それを聴いた瞬間に体中に電気が走るくらいの衝撃と、「こんな曲を待っていた」という感動で胸がいっぱいになったことを鮮明に覚えている。

この曲が発売された時期は、進路や就活の悩みなど、先の見えない不安が常に自分の中にあって、かつコロナ禍で知人に会うことも殆どない状態で、そんな苦しさのあった時期にこの曲が自分を励ましてくれたという意味でも思い出の曲。

どこかできっと待っているその星が僕を待っている
この手で飼い殺した憧れを開放したい消えかけの可能星をみつけに行こう
どこかでまた迷うだろうでも今なら遅くはない新しい欲しいまでもうすぐ

「可能性と可能星」「新しい欲しい」と「新しい星」での言葉遊びも完璧で、多くの人がいう「自分の歴史の中にBGMとして機能した音楽」「新曲と自分の出来事が結びつく」「その曲を聴くとその時代の自分を思い出すことができる」という経験を初めてリアルタイムで経験できた曲かもしれない。

この曲もいつか、いや、死ぬまでに必ず生で聴きたい曲の一つである。



1位 SUNRISE(2007)

初参加した2019年のライブで最も感動した、衝撃を受けた曲。

このライブで聴くまでは一度も聴いたことがなかったのだが、生演奏で聴いて、何も言えなくなるくらい感動した気持ちになったことを今でも鮮明に覚えている。

日の出のシーンが映し出された巨大なバックスクリーンの美しさ、ピアノとギター、ドラム、ベース、歌声が織りなす心地よいバンドサウンド。心が浄化されていくかのような不思議な時間で、その後に演奏された「Tomorrow never knows」や「innocent world」の感動が霞むくらい心を奪われた。

そのライブ後から、耳にタコができるくらい聴いた曲だと思う。

大きなもの揺るぎないものそう疑いもしないで過ごした家族の愛に守られて
どうしてこんな不確かなもの無邪気に信じていれたんだ どうしてこんな不安定なものを
少年の日々を思うとき不思議なほど幸福な気持ちが僕を包む

当時19歳だった自分が感じていた大人になっていくという現実や、今まで信じていたものが当たり前の存在ではなかったのだと気付きつつあった自分の心にピッタリと当てはまったのだと思う。

それはまるで、パズルの最後のピースが埋まった時のように。

そんな感動が自分の中に生まれたのだと思う。

何が良いのかとか、どこが良いとか、言葉にすればきっと沢山の思いが出てくるとは思うけど、この曲には言葉にできない魅力が間違いなくあるんだと思う。

そして、この曲は間違いなくこれからの自分のテーマソングであり、人生のBGMになる気がしている。




いかがだったでしょうか。たまにはこんなふうにランキング形式の記事も良いのかなと思ってやってみました。

音楽を選びながら、そして記事を書きながら、自分と選んだ音楽というそれぞれの点と点を線で結ぶ作業が出来た気がしていて、「改めて自分ってこんなこと考えていたのかも」とか「あの頃はこんな事考えていたな」と振り返るきっかけになりました。

また機会があればやってみたいと思います!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

引き続き、「毎日思考」もよろしくお願い致します!

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