太嶌深雪

小さい頃は『お花屋さん』になりたくて、中学生くらいの頃はマンガでも文章でも、何かを『作…

太嶌深雪

小さい頃は『お花屋さん』になりたくて、中学生くらいの頃はマンガでも文章でも、何かを『作る人』になりたかった。 小さい頃の夢は叶ったので、もう一つの夢を叶えるためスタートしてみました。 正真正銘『ゼロからのスタート』。 学びながら前進あるのみ!です。 よろしくお願いします。

最近の記事

#わたしの本棚〜今日の一冊〜

タイトル 『ともだちはモモー』 作者 佐野 洋子 発行所 (株)リブロポート 近頃、何かとモヤモヤすることが多かったので、氣分転換に本棚に向かい、一冊の絵本を取った。 『ともだちはモモー』 読んで一目惚れしたのにすぐ買わずにいたら売り切れてしまい、方々の書店を探してやっと手に入れた一冊。 読み進むと、その時々で読後の感想が変化していく…そんな絵本である。 老いも若きも、男女もそれぞれ、ふと振り返れば『昨日のわたし』がすぐ後ろに控えている。 幼い頃と今の自分は『一続き』な

    • 猫柳の頃

      丁度今くらいの季節だったと思う。 当時私は小学校の低学年で、学校のスキー学習で上手く滑る事が出来ず、いつも半べそをかいていた。 見かねた父より『特訓』を言い渡され、次の日曜日に決行する事になった。  せっかくのお休みに苦行を強いられるなんてゴメンだ!いっそのこと吹雪けばいいのに、と密かに願っていたが、当日は憎らしいくらい好天で、雪の照り返しでキラキラ光り輝いていた。 渋々スキーを付け、父と一緒に家の近くの畑までの道のりを出発した。 どんどん先に行く父の後を必死で追いかける。

      • #わたしの本棚〜今日の一冊〜

        タイトル 『神田ごくら町職人ばなし』 作者 坂上 暁仁 発行所 (株)リイド社 『ものづくりの国・日本』と言われ始めたのは、いつ頃からだったのだろう? 残念ながら、現在の日本はそのような評価は多分されないのだろうと思う。 バブル経済が弾け、コスト削減が叫ばれるようになり、製造の拠点が海外へ移っていった。 ほんの数十年で、日本の『ものづくり』は大きく変化したと思う。 アニメやゲーム・漫画等のコンテンツ産業のように発展を遂げていったものもあれば、IT関係や建築関係の業種等、伸び

        • 『作れる』を大切にする

          『将来の夢は何ですか?』 幼い頃には数多く聞かれ、これまでの節目によく聞かれた言葉。 今では自ら発するだけでも気恥ずかしさが先立つ言葉になってしまった。 なのに、つい目で追ってしまう。心を捉えて離さない、揺さぶられる言葉でもある。 『将来の夢』…今動いても圧倒的に時間が足りない。もう無理なんじゃないか? でも本当は、一年くらい前から頭の中で堂々巡りを繰り返していた。昔見ていた夢を実現させる為に動くか、それとも…どうする?と。 『誰でも出来る簡単な仕事』 『代わりは幾らでも

        #わたしの本棚〜今日の一冊〜

          #わたしの本棚〜今日の一冊〜【番外編】

          私にとって『本は友だち』。 最近は眼精疲労著しく、書店での滞在時間は減り、以前より読む冊数が少なくなっているが、やっぱり今も本が大好きだ。 何冊か必ず枕元に置いている。 一日の終わりに何となく手に取って読む。 繰り返し読んで内容は分かっているが、好きな箇所を読み、好きなシーンを頭の中で再生する。映像化されたものと違って、自分のイメージとの違いに裏切られたりしない。読書は本当に楽しい♪ 時には、以前読んだ際の感想とは違う印象を受け、一冊の本に新たな面白さを発見する事もある。 小

          #わたしの本棚〜今日の一冊〜【番外編】

          【続ける】という選択

          多分、私は『飽きっぽい』と思う。 実はこれまで自分の性分について余り深く考えておらず、何なら自分自身を『真面目だし、大抵のことなら最後までやり遂げられる』性格だと信じてきた。 だがしかし、振り返れば中途半端でやり残したものは数知れず、面倒になって放置してそのまま忘れてしまう事ばかりだった。 そんな自分の人生を振り返り、初めて長続きしたと言えるものは、新社会人となった最初の会社だった。 面接日の朝の事は、今でも覚えている。雪まつり終了直後で、雪像が壊されている横を通りなが

          【続ける】という選択

          海沿いの景色

          幼い頃から海沿いの町に住んでいる。 人に話すと羨ましいと言われる事もあるが、住んでいるとそれなりの苦労もある。 特に冬場は、海からの強風で猛烈な吹雪になり、路面に吹き溜まりが出来、一日中除雪に明け暮れる日もある。 毎年の事だが、それはしんどい。 ご近所の方のお話では、冬場の海風で窓に昆布の切れ端がつく事もあったそうな。 そのような苦労もあるが、やはり私はここが好きだ。 海沿いの、この町の景色がとても好きだ。 厳しい冬が明け、陽が延びて雪解けが一気に進み、春の花が一斉に咲

          海沿いの景色

          思い出の初デート

          その日は善く晴れていた。 仕事で拠点にしていた東京から、久しぶりに自宅に戻って来た父をドライブに誘ってみた。 特に意味はない。 ただ、行きつけの美容室でよく読んでいた雑誌の中にあった 『休日はパパとドライブデート』 『いつもと違うお店で大人のランチ』 といった見出しのような充実したリアルを、いつか体験してみたいと思っていたのだ。 開口一番「お前の運転で行くのか⁈」と 警戒感MAXで返されたので、やっぱりやめると言おうとしたら、お前の運転なら水族館までだな、普段運転してないんだ

          思い出の初デート

          #わたしの本棚〜今日の二冊

          一冊目:タイトル 『死なばもろとも』     著者 ガーシー(東谷義和)     発行 幻冬社 二冊目:タイトル 『悪党 潜入300日 ドバイ•ガーシー一味』    著者 伊藤喜之    発行 講談社  最近買った新しい本で読書感想文を書こうと思い、改めて本棚を見回し探し出したのがこの二冊。何かと話題の方の本である。  私が初めて 東谷ガーシー(義和)氏を知ったのは、昨年の参議院選挙後の事であった。 「ガーシー?何じゃそりゃ?」というのが当時の感想で、一見怪しげな候補者かと

          #わたしの本棚〜今日の二冊

          #わたしの本棚〜今日の一冊〜

          タイトル『宮沢賢治のレストラン』 中野由貴(文) 出口雄大(絵) 発行・平凡社 ジャンル・エッセイ これは、深夜にふと小腹が空いたと思った時、決して読んではいけない本である。 もうかれこれ30年程前に出版された本で、本棚の隅で静かに時を過ごしていたようだが、つい先日、たまたま冒頭の時間帯に目にし、久しぶりに手に取ってしまった…。 柔らかな色調のイラストの扉を開けると そこはもう、宮沢賢治氏の作品に出てくる『たくさんのたべもの』を提供するレストラン=宮沢賢治のレストランなの

          #わたしの本棚〜今日の一冊〜

          #わたしの本棚〜今日の一冊〜

          タイトル『わたしのぼうし』         佐野 洋子(絵・文) 発行 ポプラ社  ジャンル 絵本  幼い頃から持ち物への『こだわり』が強い方だった、と思う。  例えば、お出掛けの時の持ち物など あらかじめ決めていたものでないと気が済まず、近くに見当たらないと、準備そっちのけで家中を探し回る様な子だった。 親から『もう、何でもいいでしょ⁈』と 半ば呆れ顔で急く様に代わりのものを渡され『…何でもいい訳じゃないのにな。』と 口の中でもごもごしながら、自分の気持ちを上手く伝えられ

          #わたしの本棚〜今日の一冊〜

          春ははじまり

          2023年2月4日 立春です。 noteに登録してから明日で一年になるのですが、 やっと記事が書けるようになりました! …訳は聞かないでください。 過ぎ去った日々を反省し、新たな心で 新しい自分に向き合っていきます。 今日が立春という事で、何かを始めるには 丁度いいかと思いまして、こうして文章にしております。 何をテーマにすればよいのか今迷うばかりですけど、いろいろと書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️

          春ははじまり