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『作れる』を大切にする

『将来の夢は何ですか?』
幼い頃には数多く聞かれ、これまでの節目によく聞かれた言葉。
今では自ら発するだけでも気恥ずかしさが先立つ言葉になってしまった。
なのに、つい目で追ってしまう。心を捉えて離さない、揺さぶられる言葉でもある。
『将来の夢』…今動いても圧倒的に時間が足りない。もう無理なんじゃないか?
でも本当は、一年くらい前から頭の中で堂々巡りを繰り返していた。昔見ていた夢を実現させる為に動くか、それとも…どうする?と。 

『誰でも出来る簡単な仕事』
『代わりは幾らでもいる』
そんなふうに言われてしまいそうだが、実際にやってみてつくづく思う。
誰にでも出来る、という訳ではない。
適当では務まらないし簡単でもない。
手を掛ければ掛ける程、どんどんその世界に惹き込まれ夢中になってしまう。
もしかすると、他の職種でも同じ事が言えるのかも知れないが、今自分はそのように感じて働いている。

今の仕事を始めたきっかけは、転職活動期間の『つなぎ』だった。若い頃の習い事の経験を頼りに決めたのだが、思いの外仕事量が多く、一つひとつを覚えるのに必死になった。
転職は捗らないまま時が過ぎ、いつの間にか仕事自体が楽しくなってきた。
確かにお金にはならないけれど『もう少しこの仕事にこだわってみよう』と思うようになった。
何より、注文を受けて商品を作り上げる達成感と、これまで『何も出来ない』と思い込んでいた自身への評価が上がったことが、何より嬉しかった。

何かを『作れる』という事は一朝一夕にして成らず、充分誇りに思って善いし、もう少し高く評価されてもいいのかも、と思っている。

自分と誰かの『作れる』を、これからも大切にしたい。
出来ればそれを実現させる『場所』を作りたい。
それが、今のところ私が叶えたい『夢』である。

#かなえたい夢


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