発信するセンセイ

「学校の先生を自由にする」がミッション。それは「仕事・私生活・セカンドキャリア構築」の…

発信するセンセイ

「学校の先生を自由にする」がミッション。それは「仕事・私生活・セカンドキャリア構築」の3つをパラレルで成功させること。ブログ、ポッドキャスト、Kindle、udemyなど、あらゆるタイプの情報コンテンツを発信中。

マガジン

  • 書かずにはいられない話

    衝動的に書きたくなる話題って、ありますよね?

  • センセイを捨ててみる。

    行き詰まる学校教育を変えるための、最適解。 それは、現場にいるセンセイが、センセイを捨てること。 今こそ、アンラーンする時です。 気軽に、ちょっとしたことから始めましょうか。

  • ライフにマストなワードをマンガで

    マンガから学べる人生の処世訓って、たくさんありますよね。 パラダイム・シフトにつながりそうな発想を、 みなさんとシェアしたいと思います。

  • 樹ism tatsu-rhythm

    内田樹の考え方が好きです。文体も大好きです。 なので、マガジンを作ってみました。 いつか内田さんと話してみたい。

  • 芯家族

    家族とのやりとりについて書いています。

最近の記事

戦わない教育 #センセイを捨ててみる。

学校も、戦いをやめられない。 生徒と戦い 保護者と戦い 同僚と戦い 管理職と戦い 教育産業と戦い 隣のクラスと戦い 近隣校と戦い 過去の実績と戦い 世間の目と戦い そして、教師は自分自身と戦っている。 こんなに戦っていて、幸せになれるはずがない。 だが 「戦わない教育」への道のりは遠い。 学校教育を頑なにしている固定観念を撤廃し 最上位目標を職員の総意で決定し すべての構成員が主体性と長所を発揮し 誰ひとり置き去りにすることなく ここにいてよかったと思える。 そんな

    • 原始的手法に負けてはならない #書かずにはいられない

      この言葉は ウイグル人弾圧の現状を伝えるマンガからの抜粋。 新疆ウイグル自治区に漢民族を大規模移動させ、数で圧倒しようとの政策が行われてきたことへの非難と抵抗です。 31年前、25歳の時に、かの地に行ったことがあります。 教員になって1年目。 最初のボーナスを全額使って「8月のシルクロード」の入口へ。 火焔山、高昌古城、莫高窟。 ウルムチ、トルファン、嘉峪関。 のどを潤すのはスイカとブドウ。 多様な民族が乾いた風と灼熱の太陽のもとで生きている。 そして何より、そこに住

      • センセイの禁じ手 #ライフにマストなワードをマンガで

        ひとつ。 「ぼくが言っていること、何か間違っていますか?」 幸いなことに、 そう言われたことは1回もありません。 生徒からも、後輩からも。 だから、 もしそう言われたら、 きっと困ると思います。 ふたつ。 私自身、正論を言うことが多い人間です。 なので、周りの人の心に響かないことが多いです。 みっつ。 正論に限りませんが、 誰かに何かを言う前に、 その言葉をまず自分に向けてみようと思いました。 追記 教師の言葉は正論に陥りやすいものです。 でも正論に力がないのなら

        • 10分でオネガイ♡ #センセイを捨ててみる。

          石崎さんは、オランダ在住5年の人。 永住権を取得すると、EU加盟国のどこにでも住めるようです。 さて。 オランダと日本の共通点は「時間に正確なこと」。 そのルールが子どもの登校時間にも適用されます。 それにしても、 学校の門をくぐれる時間が「10分」というのはすごい。 そして安全配慮の視点から、欧米の多くは子どもたちだけでの登校を禁じているので、保護者が送迎することになります。 これってつまり、 受け入れ側の教職員の働き方が、厳密に規定されているわけです。 保護者は

        戦わない教育 #センセイを捨ててみる。

        マガジン

        • 書かずにはいられない話
          12本
        • センセイを捨ててみる。
          100本
        • ライフにマストなワードをマンガで
          16本
        • 樹ism tatsu-rhythm
          11本
        • 芯家族
          12本
        • 鷲田さんのバトン
          14本

        記事

          その先に何があるのか教えてください #センセイを捨ててみる。

          学校側は今年(2023年)から体育祭でダンス部のヒップホップ発表の場を設けないことを決定。 保護者によると、事前に生徒の意見を聞くような機会はなかった。 2024年4月からは活動内容を「創作ダンス」に変更することを学校側が決定し、コーチを変更。部員の訴えあるも決定は覆らず。 保護者が学校に抗議した結果、期間限定で練習と披露の場を設けることに。 校長は「ダンス部は運動部なので公式の中体連の大会を目指すべきだと思い、創作ダンスに変更した方針を変更するつもりはない」と取材に

          その先に何があるのか教えてください #センセイを捨ててみる。

          お金がないだけで #書かずにはいられない

          「人が自殺に至るには、複数の要因が絡み合っている。」 自殺対策支援センター「ライフリンク」がかなり以前に行った大規模な調査分析結果です。 自殺には、「健康」「経済的基盤」「人間関係」などを筆頭に、さまざまな要因が考えられますが、人が死を決意する時は、それら複数の要因が相互に影響を及ぼし合っているという指摘でした。 その分析結果以前は、おそらく自殺の原因として考えられるものを個々に特定していき、それを累積して関与する度合いの高い順に並べるという考察が一般的だったと思います

          お金がないだけで #書かずにはいられない

          「死ぬまで上り坂」 #センセイを捨ててみる。

          「死ぬまで上り坂 ♪」 家族で晩ご飯を食べている時に、娘がそう言った。 うちの娘は、物事を深く考えていない。 当たり前か。まだ12歳だから。 それでも、この言葉は胸に響いた。 今の私は、不安が尽きない。 体の機能や体力の衰え。 親の介護。 実家の問題。 72歳まで続く家のローン。 4年後に無職になること。 にもかかわらず何のスキルも持ち合わせていないこと。 そして、これらの問題を先送りにしている現状に対して。 20代前半の頃、この詩に出会った。 私はこの詩が大好

          「死ぬまで上り坂」 #センセイを捨ててみる。

          トレード・オフを超えろ #センセイを捨ててみる。

          デンマークで生まれ、30年近く日本企業とともに仕事をしてきたピーターさんは、【優れた企業が同時達成する3つの条件】を挙げています。 従来、この3つの条件は「トレード・オフ」の関係にあると考えらてきました。 「トレード・オフ」とは「二律背反」のこと。「あちらを立てれば、こちらが立たず」の状態を指しています。 ✔会社が利益を上げながら成長し続ける ✔そこで働く人たちのアイディアが活かされる ✔社会とかかわり貢献する この3つのうち、どれかを優先すると代わりに別のどれかが犠

          トレード・オフを超えろ #センセイを捨ててみる。

          山﨑さんへ #センセイを捨ててみる。

          こんにちは。初めまして。 あなたと同じ、新潟県の教員です。 教師になって1年。 最初の1年は、戸惑うことばかりですよね。 そして何より、忙しい。 大好きな趣味の時間もとれないまま、ひたすら仕事に追われる毎日は、きっと本意ではなかったと思います。 ところで、山崎さんはなぜ教員になったんですか? 実際に教員になる前は、どんなイメージを抱いていましたか? 私は視野が大変狭い人間でした。 世の中にどんな仕事がいくつあるのかも知らず、また調べようともせず、何も考えずに教師になり

          山﨑さんへ #センセイを捨ててみる。

          学校長に期待すること #センセイを捨ててみる。

          校長面談がありました。 「自己評価シート」の記載内容について、意見交換をするためです。 個々の教師が当該校においてやりたいことを書き連ねた紙が、「自己評価シート」です。教師の主要な仕事4項目について1年後のゴールを決め、年度内に2回、進捗状況を報告するといった内容です。 校長面談は、校長のカラーが出るまたとない機会です。 過去に私が受けた校長面談の中に、評価シートに記載した文章(私が書いたもの)を順に読み上げ、個々の目標について「いいですね」とか何の役にも立たないコメン

          学校長に期待すること #センセイを捨ててみる。

          管理職を早く帰そう! #ヒラなりに考えること

          どうしたら管理職(特に教頭)は定時退勤できるでしょうか? これは、私の長年のギモンでした。 (毎日一番遅くまで学校に残っているような働き方だと、間違いなく体を壊すよな・・・) (そうでなくても激務なのに・・・) (自分が大変だったら「人にやさしく」なんてできないよね・・・) (校長になるためには、長時間勤務の壁を越えなくちゃいけないの・・・?) (教頭が先に帰ると、ヒラが文句でも言うのかな・・・?) いろんな思いが頭をよぎりますが、とにかく「誰かにしわ寄せがいく職場はよ

          管理職を早く帰そう! #ヒラなりに考えること

          衝動に従え #センセイを捨ててみる。

          15時45分。 予感がした。 隣の席の同僚が口を開く。 「センセ、今日私4時に帰っても――――」 思った通りだ。 どう見積もっても、今日は早く帰りたい日のはずだ。 1週間の疲れがたまっているんだから。 同僚の言葉を制するように畳みかけた。 「いいね。オレもそう思ってた。帰るぞ、4時に。」 (その先は言わせない) どんな使命感に駆られるとそう思うのかよくわからないが、 とにかく、2人の教師の思いがシンクロしたのは確かだ。 「え~、帰るの~? オレも

          衝動に従え #センセイを捨ててみる。

          レバレッジをかけるなら #樹ism

          「レバレッジ」とは、 「てこの原理」を使って、 自分の持っている力を何倍にも増幅すること。 今の世の中は、レバレッジが叫ばれる時代。 でも、多くの人はないものねだり。 自分にないものを求めている。 お金を 地位を 名声を 人脈を 高度な、つまり体得するまでにコストのかかるスキルを 誰もが欲しがっているように見えているけど本当はいらなかった つまり、自分以外の誰かの欲望を いつも、追いかけている。 誰かの欲望を追いかけ続ければ 自分の人生からは、どんどん遠ざかってしまう

          レバレッジをかけるなら #樹ism

          「私が立ちます」:視線をそろえる大切さ #書かずにはいられない

          今朝、テレビを観ていたら、 ニュースで電動車いすの紹介がされていました。 開発した会社の名前は「Qolo」(コロ)。 車いすに座ったまま、立ち上がれます。 リハビリ用は2025年から、 日常生活用は2026年からの製品化を目指しているそう。 実際に使うには、 ある程度の広さの平面が必要ですが、 そんなことは後で考えればいいこと。 私は胸が熱くなりました。 車いすの人は、ずっと見下ろされる人生。 いつも誰かの視線を斜め上から受け止めている。 周囲の人は、彼を彼女をずっ

          「私が立ちます」:視線をそろえる大切さ #書かずにはいられない

          「先生なんて」と思える先生 #センセイを捨ててみる。

          先生になろうとする人は 最初からそのつもりでいます。 複数の選択肢の中で迷いに迷って 最後に「先生」を選ぶ人は、あまりいません。 最近の傾向ではむしろその逆で 迷いに迷った結果 他業種を選ぶ人が多いように思います。 幼いころから先生になろうと思っていた。 その夢を叶えるために大学で教職課程を履修した。 教員免許を取り、採用試験に合格して教師になった。 多くの教師は、こういうプロセスを経るのが一般的です。 問題は、先生になった、そのあと。 先生になった先生は、先生の

          「先生なんて」と思える先生 #センセイを捨ててみる。

          負荷を減らすのは誰? #センセイを捨ててみる。

          「よりよくしたい」 いつもそう思っています。 あなたもそうでしょ? 状況を変えたい。 ラクをしたい。 合理的に仕事を進めたい。 同じ苦労を繰り返したくない。 大切なことに力を入れたい。 そう思いながら生きていれば、 きっとうまくいく。 ずっと、そう思ってきました。 ・・・でも、そもそも「よりよくしたい」という気持ちは 負荷を減らさないと生まれないようです。 つまり、 負荷が減らないと そういう発想すら出てこないってこと。 だったら、 忙しい現場は、 永遠に忙しい

          負荷を減らすのは誰? #センセイを捨ててみる。