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どうしてリンゴは赤いの?アントシアンの色ですよ?

リンゴの皮は赤いでよね。どうして赤いのでしょうか。今回はその原理と現象をわかりやすく解説します。

あたりを見回しただけでも、私たちの目には、いろいろな色が飛び込んできます。色は、私たちのまわりに無意識のうちに存在していますが、同時に、長さや重さのようにスケールや単位をもっていませんので、だれもが一つの表現で共通にコミュニケーションすることができません。例えば、「青い海」や「青い空」と言っても、個人個人によって感じ方が異なるため、いろいろな青があるはずです。そこに、色のむずかしさがあります。では、私たちは色についてどのような知識をもてばよいのでしょうか。

リンゴには赤い色をしたものが多いようです。

しかし、そのように赤い実のリンゴでも、若い実は緑色をしています。これは、カキの実でも、ミカンの実でも同じで、やはり緑色をしています。
この緑色は、葉の中にあります葉緑素の色です。葉緑素があるために、若いころのリンゴは青いのです。
しかし、この葉緑素は、秋になって昼間の時間が短くなったり、夜と昼の温度の差が大きくなってくると、だんだん壊れてしまいます。したがって緑色も消えていくのです。
そのかわりに、赤い色のもとになるアントシアンというものが、だんだん増えていきます。アントシアンは、太陽の光が当たると増えていく色素なのですが、このアントシアンが赤いために、リンゴも赤くなるのです。
赤くなるには、太陽の光が必要であるというのを証明します、おもしろい実験があります。まだ緑色で、木になったままの若いリンゴの実に、光を通さない黒いビニールテープをはっておきます。しばらくして、リンゴが赤くなったころにテープをはがすと、テープの下は緑色のままで、赤い色のリンゴに、緑のテープのあとがはっきり残ります。これは、リンゴは太陽の光が当たることで赤くなることの証拠なのです。

今回はここまで、詳しい続きが見たければ↓をチェック♪

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