「あたりまえ」を優しく滅ぼす。
変化
改善
新しいこと
挑戦
どれも、いい言葉です。みんな、こういう言葉は大好きです。
何か変えたい!
誰でも、そう思っています。
けれども、本当に変化を起こそうとしたり、改善しようとしたり、新しいことに手を出そうとしたり、何かに挑戦しようとすると...
猛烈に強い反発や圧力があるものです。
沢渡あまねさんの「仕事ごっこ」を読みました。
その「あたりまえ」、いまどき必要ですか?
もう、このひとことだけで全て! という気がします。
そうそう!
と思うことがたくさん書かれていました。
例えば、所詮社内運動。
所詮、社内でしか使わない資料なら、体裁は凝らなくていいし、誤字脱字も容認する。
いいなぁ~と思います。
受け取った文書に誤字があると、それを指摘して、訂正した文書を再送させる。昔はそんなことが当たり前に行われていました。
他にも、
PPAP
相見積もり
電話
役職で呼びあう
年末の挨拶
などなど、昔は意味があったかもしれない「あたりまえ」について、
今でも必要??と次々と問いかけてくれます。
昔は意味があって、今は意味がなさそうな「あたりまえ」。
それを、続けることを、「雅」と呼ぶ表現にも、共感できます!
これらの「雅」が、価値創出や競争力、効率化の阻害要因になっていることと、それを容認してしまっている現実が、優しく描かれています。
ここに書かれているように、古い「あたりまえ」に敬意を表しつつ、優しく滅ぼす。著者はその行為を、次世代への優しさ=「徳」と呼んでいます。
自分も、そっち側でありたい!
そう感じました。
とはいえ、冒頭に書いた通り、小さなことでも反発が多いのは目に見えています。
でも、やっぱり「徳」でありたい!
何とか、少しでも、1つでも...
と、思いを新たにできました!
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