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嵐のコンサートで泣いた話。

こう見えて、高校生の時はキラキラのうちわ持って、黄色いつなぎ着て、
ニノー!って叫んでた嵐ファンの五味です。
#週1note   のメンバーの方々には特に、自己紹介も込めて
書いてみたので是非読んでいただけると嬉しいです..!)

最近ニュースで活動休止が発表された時は
もう何とも言えない切なさというか、
逆に同じ時代に生まれたことに感謝すると同時に、
焦りとか喜びとか、あれから10年も経ってた事も含めて、
一瞬で物凄い時間を感じました。

きっかけは、山田太郎ものがたり。
声フェチゆえ、ニノの声がドンピシャでファンに。

ファンクラブにも入っていましたが、
好きになった人には「一番幸せになって欲しい」と
自分と重ねる事なく願ってしまうタイプなので、
嵐の皆さんには恋愛や結婚をして欲しかったし、
プライベートが守られて欲しいと思ってたり、
ちょっと感覚が周りのジャニーズファンとズレたファンでした。


感動をつくると決めた、私の原体験。
ARASHI Anniversary Tour 5×10

今日お話したいのは、一回だけ行けた、コンサートのこと。

皆さんも、行ってよかったな!やってよかったな!
映画やライブ、本も、何かをインプットして心が動いて
「最高」「感動した」という感覚の最上値があると思います。

私にとってその一つが、このコンサート。

放課後の教室でうちわを友達と必死につくって
文化祭前みたいにワクワクしながら向かう東京ドーム。

当日はグッズと会場前の列に並ぶだけでトータル5時間。
会場に入ってからも1時間くらい待った気がする。
始まる前から「腰が痛いね」なんて言いながら、
ペンライト持って全力スタンバイ。

バンっ!!っと、照明が消え、同時に黄色い歓声。

その歓声が聞こえなくなるまで、また少しの間待った。


真っ暗な期待だけをする時間。

そして、
物凄い人数での円陣の声が響き渡った。


暗闇の向こう側から、マイクなんてなしに、地声で。
それがなによりも震える程、全身鳥肌が立った。

そのあと、パーン!と
勢いよく光と音楽と一緒に嵐登場。


見えるサイズは2センチくらい。

宙に浮いて登場した5人に
わけがわからないけど、涙が出た。


感動の裏にある、一人一人のストーリー。

そんな憧れてるだけだった私も、
今ではcrazy weddingという結婚式を、
チームで円陣組んでつくる仕事をしています。


つくる側になって気づいたことは、
感動するには、その裏にある、
「ここに来るまでのストーリー」が大事だということ。

わけがわからない涙の意味も、そこにありました。

当時の私は、高校に行きたくなさすぎだった16才。

クラスが凄まじく集団行動が嫌いな人が多くて、
全員綱引きも手を離すし、お弁当もバラバラで食べてたし、
文化祭の準備は5人しか来ないような感じ。

学校行事の下準備を黙々としていると、
「そうやって頑張られると、
私達まで頑張らなきゃいけなくなるからやめて?」
と謎の方向に一致団結している始末。
そして、そこに立ち向かえない自分。

そんな時期に癒しで行った、コンサート。

そこで聞いた円陣の声。

本気の円陣にはたくさんの人がここにかけてきた熱気があって、
表に出てきている5人以外に物凄い人が関わっていることを物語ってて、
嵐を見にきたけれど、嵐とは5人のことではなく
その全部が作ってきたものだったんだと、知った瞬間だった。

夢を見せる仕事、アイドルってこういうことかと思った。

自分はクラスで綱引きでさえ出来ないのに、東京ドームコンサート..?
「どういうことだよ!」と、拗ねるくらいに遠すぎることけど、
目の前で人が、確かに成していた。

今でも、理想を描くと必ず思い出す、原体験の1つ。
そういう人と一緒にしかつくれない景色を理想としている人に、
嵐と運営スタッフ達が見せてくれたように、
自分を諦めずに頑張ろうと思える体験を
私も1個でも増やしていきたいなって思っているから。

嵐は私にとってすごく特別であって、ファンなのです。
活動休止後の人生も、もっともっと幸せでありますように!!

おしまい